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NYダウ、米中貿易協議進展期待で小幅高、一方、トランプ大統と米議会指導者協議物別れ、米FOMC議事録受けてドル売り進む、一方、NY原油はサウジ減産発言でバレル52ドル台へ急騰

2019-01-10 10:52:42 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)

ナンシー・ロペス米下院議長がトランプ大大統領とのに会合の際、壁予算を用意しないと発言の後、トランプ大統領との会談は物別れに終わった。民主党首脳は「トランプ大統領は癇癪もちだと発言、一方、トランプ大統領は「これ以上協議を継続することは「完全に時間の無駄だ」と語った。一部米政府機関の早急な再開の見通しは立っていない。」と9日付のNYタイムズ電子版トップで伝えた。9日付WSJ紙電子版は「予定を1日延長し3日間の米中次官級協議は成功裏に終わった。ただ、具体的内容は公表されていない。知的財産権問題など懸案事項はハイレベル協議にゆだねられた。」と伝えた。9日付のブルームバーグ電子版は「サウジ石油相が「原油減産を公に約束した。」と伝えた。9日付けWSJ電子版は「9日公表された米FOMC議事録に「追加利上げに忍耐する声が多数を占めた。」と伝えた。

9日のNY市場は一連の動きを受けてリスク受け入れの空気が強まり、NYダウは前日比91ドル、0.4%高、23,879ドルで取引を終えた。ナスダック(0.9%高)、S&P500(0.4%高)共に上昇した。一方、NY外為市場では、米債券が買われ、10年物米債利回りが低下、ドルが売られ、1ドル=108.02円、1ユーロ=124.75円で取引された。一方、NY原油が急騰、1日で5%以上、クリスマスイブにつけた直近最安値から20%以上急騰、バレル52.36ドルで取引を終えた。」と9日付ブルームバーグが伝えた。NY金は小幅高オンス1,292.00ドルで取引を終えた。

10日朝放送のNHK/BS「キャッチ!世界のトップニュース」で米ABCは「メキシコ国境壁建設でトランプ大統領は国民に向けて米大統領就任後初めてのテレビ演説を行った。非常事態宣言は行われなかった。ペロシ米下院議長、シューマー上院共和党院内総務が並んで反論した。これは異例だ。両氏は壁建設の予算は認められないと述べた。シューマー上院議員は「トランプ大統領は国民を煽っている」と反論した。トランプ大統領は演説の中で事実に反する情報を伝えた。トランプ大統領は不法移民と指摘したが90%は合法的移民だ。米議会で国境の壁予算は批准されていない。」と米ABCは項目毎に大統領の演説内容にチエックを入れて報道した。英BBCは「9日開かれた英国議会でイギリスのEU離脱問題を討議したが審議未了に終わった。1月15日に再度協議が行われることのみが決まった。メイ首相案への反対派は「アイルランドと北アイルランド(英領)との間に検問所を設けない。その間、英国は関税同盟に留まる内容では英国の完全なEU離脱にならない」との立場を変えていない。このままいけば合意無きEUからの離脱となる可能性が高い。」と伝えた。

10日朝6時放送の韓国KBSは「キム北朝鮮委員長は4日間の北京訪問を終えて帰国の途に就いた。特別列車は9日午後5~6時ごろ丹東を通過したと見られる。両国から現時点では公式の発表は出ていない。いずれあるだろう。北京滞在中、中国はキム委員長に気を使ったようだ。宿泊客は全て締め出された。習・キム会談は今回で4回目となる。会談のタイミングを米中貿易次官級協議に合わせた。トランプ・キム会談も控えている。」と伝えた。(了)

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