ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

鳥インフルエンザ死者、ベトナムでここ1ケ月で10人目ー

2005-01-29 09:28:48 | 経済学
学校で教えてくれない経済学・・・江嵜企画代表


 ウオールストリートジャーナル電子版は、1月28日、
ベトナム政府は、鳥インフルエンザによる死者がここ
1ケ月で10人に達したと発表したと伝えた。
 
 今回死亡した患者は32歳の男性で、北ベトナムで養鶏場を
経営していた。高熱、咳、呼吸困難の症状でハノイの病院に
1月12日から入院していた。
 
 現在66歳と30歳の男性と10歳と13歳の少女はH5N1型
ウイルス反応を示していると報じられた。
 13歳の少女の母親はアヒルを料理した後鳥インフルエンザに
かかり1月21日に死亡した。母親から感染した可能性がある。
 
 昨年1年で、鳥イフルエンザでベトナムで30人、タイで12人が
死亡した。
 正月には約20万人が都市から農村へ帰省するといわれる。
しかもベトナムでは正月料理にニワトリが伝統的に用意される
ことから、ベトナム衛生当局は、鳥インフルエンザに大量感染する
ことを怖れている。
 
 対策として生の鶏肉を避け、必ず火を通して食べるよう指導している。
昨年、ベトナム政府は正月休み期間中のニワトリ料理と販売を禁止した。
今年はいまのところそのような禁止措置は実施されていない。
 
 ベトナム衛生当局は、鳥を捌く際マスクと手袋の使用と
皮膚に傷があれば鳥に触れないよう勧告している。 
 
 WHO(世界保健機関)は鳥から人への感染を警戒してきた。
ここへ来て、人から人への鳥インフルエンザの流行の可能性も
再三警告している。
 
 最近のケースとして、Nguyen Thanh Hungさん(42歳)の兄 は、
ハノイから100キロの田舎で、鳥イフルエンザで死亡した。
弟のHungさんは、兄の葬儀のあった1月11日当日は微熱程度
だったので2日後に診察を受けた。ところが兄と同様鳥インフルエンザ
H5N1に感染していたことがわかった。Hungさんは3日間、41℃の熱が
続いた。現在は落ちついているという。
 
 鳥インフルエンザにかかるとワクチンも確たる治療方法もない。
患者の70%以上が死亡している。死亡率が極めて高いことが
特徴である。
 
 日本では昨年、京都丹波での養鶏場で鳥インフルエンザ感染が
確認された。20万羽以上のニワトリが処分された。日本では
鳥インフルエンザの死者はいまのところ発表されていない。
そのせいもあってか関心もほとんどない。
 
 浅田農場から鶏卵を一括購入していた大手スーパーが
JR神戸住吉駅ビル中にある。その店の卵売り場も鶏肉売り場も
1年前の騒ぎがうそのように静かである。
 
 神戸は、1月17日、震災10周年を無事迎えることが出来た。
ありがたいことである。ただ、神戸の経験が生かされて、日本の心臓部
首都圏がなにか具体的な防災対策を打っているのかというと
寒々しいばかりと伝えられる。
 
 鳥インフルエンザ死者、ベトナムではここ1ケ月で10人目。
他人事ではないだろう。
 
 事を荒立てる必要はさらさらないが、余りにも忘れ易い日本人の
国民性には、同じ日本人の一人として、ただただ呆れるばかりである。(了)

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理論通りにはいかない現実ー

2005-01-28 16:22:08 | 経済学
学校で教えてくれない経済学・・・江嵜企画代表


 1月27日、国会論議のなかで小泉首相が、民主党の
島聡議員との為替談義の中で出た言葉である。
 
 小泉首相は、「これだけ大量の国債を発行したら、
金利も上がって、円安になってもいいはずだが、
現実の経済はなかなか理論通りにはいかないと
いうことの現れだ。」と話したと日本経済新聞も
そのくだりを紹介している。

 「ところが歴史的な超低金利で、これだけ
財政状況が悪いのに円安どころか円高を心配する
状況だ。」と小泉首相は答弁した。

 何気ないやり取りだが、国会論戦を久しぶりに
聞く機会があり、興味深く二人がやり取りする画面を
眺めた。

 2月4,5日にロンドンでG-7(財務相・中央銀行総裁
会議)が開催される。ここで久しぶりに為替問題が
討議されるとのうわさで持ちきりとなっている。

 大方の論調では欧米はアジア通貨高をねらい、
矢面に立つのは人民元である。そうなれば日本円も
高くなると見られている。果してどうか。

 日本ではどうしたことか円が高くなることを警戒する
気運が強い。昨年初めまでは円が高くなるときまって
巨額の介入を続けていた。それがいま急に静かである。

 欧州はユーロ上昇をむしろ歓迎していた歴史がある。
自国通貨の値下がりでインフレになった苦い歴史が
特にドイツ人に強いからだろう。

 ところが、このところのユーロ急騰で欧州関係者の
ユーロ高を忌避する発言が強まり、返す刀でアジア通貨、
とくにドルと固定するドル・ペッグ制度を採用している
アジア通貨に矛先を向けている。

 肝心の米国は2005年度4,200億ドルの財政赤字予想を
発表した。財政赤字はイラク・アフガニスタンへの軍事介入が
継続する可能性から、財政赤字が減る可能性は低い。
ドル安が歯止めなくすすめば取り返しがつかなくなる。

 そんな米国の危機感が年明け以降ブッシュ大統領の
発言に強く感じられる。それでもアジア通貨高に米国が
もろ手を上げて賛成するか。ハゲタカ為替デイーラーは
立ち木の上から虎視たんたんと舌なめずりしながら
獲物を狙っている。

 為替市場は1日1.5兆ドルが飛び交う投機資金の修羅場
でもある。各国要人発言もいとも簡単に自分たちの売りや
買いの材料に利用する。

 「理論通りにはいかない現実」と小泉首相は昨日
国会で述懐した。貧乏籤を常に引かされるのはいつも
国民である。

 小泉首相は、「財政がいまより不健全だったら
国債は暴落する。」とも昨日答えていた。

 郵政民営化が叫ばれているが、郵便貯金と簡保
合わせて運用資金の1/3は国債で占めている事実も
昨日の国会論議で紹介されていた。

 利率1%の日本の国債を買うということは並みの
常識では考えられない。常識では考えられないから
日本の国債の外人比率は4%に過ぎない。

 日本政府は日本の国債セールスキャンペーンに先日
欧米出かけたと報じられた。

 本当に価値ある商品ならいまやIT時代である。
本来なら飛ぶように売れるだろう。ハゲタカ外国人が
日本の国債を買わないのは、彼等が日本の国債が
早晩暴落することを予見しているからだろう。

  災害は忘れた頃にやってくる。
 自分がいま住んでいる家は地震に堪えられるか。
 当然コストが伴う。
 自分の健康は当然ながら自分で守る。
 それにも当然コストが伴う。
 自分の財産も自分で守る。
 それにも当然コストが伴う。

 自分の健康はいうに及ばず、
 リスクの伴うものにはコストがつきものである。
 
 国民一人一人がまじめに自分自身の足元をいま改めて
照らして見るいい機会かもしれない。

 『理論通りにいかない現実』との昨日の国会での
小泉首相の発言がむしろ不気味である。

 考え過ぎだろうか。(了)

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中国GDP,04年4Q,9.5%増ー

2005-01-27 08:43:09 | 経済学
学校で教えてくれない経済学・・・江嵜企画代表

 中国政府は、1月25日、中国の2004年第4四半期の
GDP(国内総生産)は、前年同期比9.5%増と発表した。
 この結果、2004年通年のGDPは9.5%増と03年の
9.1%増を更新した。

 J.P.Morgan Chaseは中国の2005年のGDPは
8.5%増へ当初見通しの8.2%増を上方修正した。 
 03年第4四半期の9.9%増のあと3期連続で下回って
いた再び上昇していたことが判明した。

 今回のGDP9.5%増発表のあと、さまざまな憶測を
生んだ。
 中国政府が進めている景気過熱のソフトランディング
政策がうまく進んでいない証拠だという指摘もある。

 9年ぶりの0.27%の利上げのあと様子見していたが
利上げを実施するのではないかとの観測も生まれている。
 このところトーンダウンしていた人民元切り上げ問題にも
火をつけるかもしれないとの見方も生まれている。

 一方、中国の消費者物価指数は、11月まで4ケ月連続で
下落していたが、12月は2.4%増加した。

 12月の中国の小売り高は前年度月比14.5%増加した。

 中国の貪欲な食欲は世界から原材料を飲み込んだ結果
世界の原材料価格を押し上げた。

 中国国内の交通事情と電力不足がボトルネックとなり
原材料価格上昇を加速させた。
 物価上昇の背景には、人民元切り上げの思惑から
海外から投機的な資金が流れ込み物価を押し上げた。

 中国政府は人民元切り上げには時間が必要であると
再三発言している。昨今、先進国の間でも急速に
人民元切り上げ観測が後退して来ており、香港や
中国株式市場は年初来値下がりしている。

 先進国の人民元切り上げ圧力の背景には、
2004年、中国は貿易黒字を前年比26%、
320億ドル増やした。その結果中国の外貨準備高は
6,099億ドルに達したことも挙げられる。

 中国の固定資産投資は2004年に前年対比
25.8%増加した。

 中国の製造業への設備投資は2004年、38.3%
増加したが、03年より8%減少した。

 中国の農業部門投資は03年の19.6%減から
04年20.3%増加した。これは中国政府が8億の農民の
所得を増やすことに努力しているためである。

 サービス部門の投資は21%増と前年並みである。

 中国政府は利上げによらず行政指導を強化して
過熱景気を抑えようとしてきた。

 中国の労働者は上海や広東に集中しているが、
農村からの出稼ぎ労働者の賃金は月600元、72ドルに
すぎないとの指摘がある。

 性急な利上げや人民元切り上げを中国政府が
極端に警戒するのはなぜなのか。

 ひとことで言えばいまなお低賃金に甘んじた生活を
強いられている8億の農民を窮地に追いやることを
中国政府中枢部が熟知しているのかもしれない。

 GNP9.5%増を発表したものの中国政府の
悩みは尽きないことが十分想像出来る。(了)

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国連予測、2005年原油、38ドルへー

2005-01-27 08:34:22 | 経済学
学校で教えてくれない経済学・・・江嵜企画代表

 国連は、1月25日、2005年の北海ブレンド原油価格は、
バレル当たり38ドルへ下落すると予測した。
 ロンドン原油相場は、1月25日、バレル21セント値下がりし
45.80ドルで取引された。

 国連報告によれば、2005年、OPECの一部減産率緩和、
非OPECの増産に加えて世界原油需要減少が、原油相場
引き下げ要因であるとしている。

 1月25日、NY3月物軽質原油相場は、バレル83セント
値上がりし、49.64ドルで取引された。ナイジエリアでの
ストライキ懸念、中国の昨第4四半期原油需要が予測値を
越えたことが要因である。

 国連は、2004年の原油相場高騰は、需要急増の結果で
あり、かつてのオイルショック時のような供給不足が原因では
ないと報告している。

 国連は、2005年の世界の原油需要は2004年には
日量260万増加したが、2005年は150万バレル増に
とどまり、8,330万バレルと予測している。

 ただ、国連は、同時に、イラクでなお不安定な状態が続くこと、
サウジアラビアその他の産油国で原油と精製設備の増強が
続く限り、供給不安による価格上乗せ(プレミアム)は
消えないと報告書の中で指摘している。

 国連報告書によれば、北半球の冬場の需要期が終われば
やがて値下がりに転じるが、2003年レベルまでは下らず、
40ドル近辺での高値安定を予測している。(了)

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My way

2005-01-26 15:39:50 | スケッチ
喫茶「My way」を訪れるのは、昨年5月以来となる。
震災の後、大阪の住之江に避難したあと5~6年は
通った。ミックスサンドを@450円で食べられ、紅茶が格別にうまい。

ご夫婦で店を出して、もうすぐ30周年になる。
ご主人は、今年歳男だそうだ。とても60には見えない。

この店には、通い始めの頃描いた≪My way≫の
表からのパステル画が、南面する窓の、右すぐのところの
壁に飾ってある。久し振りにわが子に出会った
気分で、マスターの暖かい思いを、ありがたく思っている。

My wayは南海本線の堺駅から徒歩10分、
堺市車屋町にある。(了)



Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3  C0071 1905E 
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)

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どちらへお出かけですか?

2005-01-26 15:24:21 | スケッチ
JR神戸線で、住吉、芦屋と来て、西宮で客が
入れ替わり、サムソナイトの男性と、しゃれた旅行
カバンを手にとって乗り込んだご婦人が
座席に着いた。

サムソナイトのまわりには、しっかりとバンドでくくり
つけてあり、座るなり、ご婦人が大阪駅に着くまで
話し続けていた。

「どちらへお出かけですか?」と声をかけたくなる
ような、熱々の雰囲気で、ご婦人の半身の後姿から
オーラのように伝わって来た。

夢中になってスケッチしていたら、男性に気付かれたらしい。
あわてて正面に座った青年の方に目をそらした。(了)



Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3  C0071 1905E 
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)

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電子取引、欧州証券取引所食い合い続く

2005-01-22 07:07:15 | 経済学
学校で教えてくれない経済学

 1月20日付、ウオールストリートジャーナル電子版は、
電子取引の増加で、欧州の証券取引所が食い合いと
なっていると伝えている。

 ユーロ発足の1999年以前は、欧州全体で証券取引所が
32個所あった。その後数が減り、現在は主な取引は3ケ所に
なっている。

 ドイツ証券取引所が、現在、非公式に打診している
ロンドン証券取引所との統合話がまとまれば2ケ所となる。

 Euronext証券取引所は傘下に4証券取引所を持っているが、
同じくロンドン証券取引所との統合に関心を寄せているという。

 なぜこのような事態にたちいたったのか。
ライバル同士の競争でコストを最低に落とさないと
生き残れないとの恐怖感がお互いを統合・合併へ
駆り立てているのだそうだ。

 その背景にあるのが、取引高減少と電子取引の
急増である。Euronextの例をみれば、取引手数料収入が
12%以上減少したという。

 米国では、いまのところ証券取引所のお大掛かりな統合は
進んでいない。しかし、電子取引の増加により米国でも
同じ事態が早晩訪れるだろうといわれている。

 コストを切り詰めないと生き残れない。多数の資産運用
マネジャーが電子取引を通じて巨額の金を動かすことになると、
取引所は不要となる。

 ニューヨーク証券取引所も最近、電子取引を一部開始した。
電子化の動きが手数料を引き下げ、手数料引き下げが
電子取引を増やす循環を生みだしているようだ。

 翻って日本ではどうか。個人投資家がオンラインによる
株式電子取引を増やしていると伝えられる。証券業者の
淘汰が今後急速に進むと予測されている。

 これから先、生き残れるかどうかの決め手は、生きのいい、
信頼出きる、的確な情報を、いかに早く顧客に流せるか
どうかであろう。

 電子取引の増加、若者が取引の主流を占める流れは
日本でも十分予測出来る。これは証券業界に限らない。
日本のあらゆる分野で急速に一般的現象となるであろう。

 日本でも統合・合併の流れが津波となって怒涛の如く
各業界に押し寄せてくるであろう。むしろ加速化してくる
可能性が高い。
 
 ところで、高齢化が進む日本でどう対応するかと
日本中が悲観論で充満している。

 しかしながら、電子化の流れは、高齢化社会に
むしろ武器を与えてくれるのではなかろうか。

 高齢化社会の到来は、永年磨きぬかれた智慧と才覚の
持ち主の出番であろう。若さに任せてただいたずらに
キーをたたいていただけではおいしいい果実にありつけない。

 大男総身に智慧がまわりかねというではないか。
統合・合併への怒涛の津波をいたずらに怖れることは
自ら墓穴を掘ることになろう。

 限りある人生。ばたばたと墓場へ急ぐ手はない。(了)

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名脇役

2005-01-21 09:05:47 | スケッチ
Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3  C0071 1905E 
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)



 治療のあと、ひと呼吸おいたところでスケッチした。
花を描く時には葉の方にむしろ時間をかけることにしている。
ついつい花に目がいってしまうが、茎があり葉があって
はじめて花をつける。
 心に残る芝居でも映画でも名脇役が必ずいる。
 葉を描き終えると花はついてくるように描けるから
不思議だ。(了)


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何のために株式投資をするのか

2005-01-20 19:03:30 | 経済学
学校で教えてくれない経済学・・・江嵜企画代表


 日本の金利がゼロにへばりついて動かない。
そこで株式投資はいかがですかと銀行や証券会社から
盛んに勧誘される世の中になった。

 勧誘と誘惑は多少意味が違うが、疑似餌のことを
ルアーという。英語でLureと書く。Lureは誘惑すると
いう意味である。発展して魚をおびき寄せる道具に
使われるようになった。

 保険の勧誘員が保険を勧めにくる。ひとによるが
保険を薦めたひとはいつまでもいない。ところが
薦められた方は生命保険なら死ぬまで付き合う。

 株式の場合は気に食わなければ売ればいい。
売った日をいれて4日経てば現金化できる。
土地や不動産に比べればであるが、それほど
手間はかからない。

 株式投資はなんのためにするのか。
値上がり益を期待する。これが一番多いようだ。

 次に配当がもらえるためである。三番目に
株主になれば各種優待制度の恩恵を受けられる。

 金利ゼロで遊ばしておくお金があればの話であるが、
やってみて決して悪くはない。為替に手をだして
イライラするよりはまだ罪が軽いかもしれない。

 第1最大の目的である値上り益期待も簡単には
いかない。

 買うタイミングが決定的に重要である。どんなすばらしい
企業でも買うタイミングを間違うと俗に言う塩付けを
余儀なくされる。

 株式にはナンピン買いという言葉がある。買値を
大きくしたまわってきたところで買い増すことである。
これがまた簡単にいかない。買えば買うほど値段が
さがることが多い。

 安物買いの銭失いということわざがある。ナンピンを
軽々しくやると決まって損を重ねる。買い易いからといって
買うとヤケドすることが多い。買い易いというところに
むしろ落とし穴がある。

 値ぼれするということばもある。値段にほれてつい手を
出してしまうことがよくある。惚れた弱みとはよく
言ったもので惚れるとどうしても見境がなくなることを
戒めた言葉である。

 昔イギリスの経済学者ケインズは、株式投資は美人
投票のようなものだと言ったのはて有名な話である。
自分一人で美人だとおもっても大勢が美人とおもって
投資しないとその株は絶対に値上りしないからだ。

 石橋をたたいて渡るという言葉がある。ところが
渡るひとはまだいい。ほとんどは石橋をたたいて
わたらない。株式投資には思い切って川を渡ら
なければご馳走にありつけない。

 思いきりということでは株式投資には見切り千両と
いうことばもある。だらだらと値下がりするがなかなか
売れないで結局紙くずにしてしまうケースを戒めた
言葉である。

 その反対で高値つかみケースも結構多い。
飛びつき買いは極力戒めなければならないが、
値上りするとどこまでも上がると思うのが人情である。
情に負けて飛びつき買いして成功した話はほとんど
聞かない。

 ゴルフをするとき普通はキャディーさんのお世話になる。
グリーンに乗った後パットをするが、グリーンの芝目や起伏
状態(アンジュレーション)を聞くことがよくある。

 ここで大事なことは自分である程度決めておいて
キャディーさんに確かめることが大切である。あくまで
確かめるのであることをしかと頭に叩き込んで
おかなければならない。

 プロの世界では、ドライバーはショー。パターはマネー
といわれる。ワンストロークの(1打)の大切さ、パターの
大切さを教えた言葉である。

 お金は取りいこうとするとどうしても脇が甘くなる。
脇をしめてかからないとお金は逃げていくという
戒めである。

 ボールがグリーンに乗れば、ついつい
有頂天になる。好事魔多しというではないか。
脇をしめてしっかりとボールを打つことが基本である。

 株式投資の原点は他人(キャディー)任せにしない
ことだろう。それには勉強のための十分な投資をする
ことが先決である。

 ルアー(疑似餌)はどこまでも疑似餌である。
勧誘はどこまでも勧誘である。甘いことばに
誘惑されてはならない。

 投資には必ずリスクが伴なう。リスクには
コストがかかる。警戒し過ぎはよくないが、リスク回避の
ために身銭を切ること(コスト)を惜しんではならない。(了)

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ドル堅調、ユーロ下落続く

2005-01-20 18:49:49 | 経済学
学校で教えてくれない経済学・・・江嵜企画代表

 このところドル堅調、ユーロ下落が続いている。
1月19日、NY外国為替市場で、ドルは、対ユーロで
ここ2ケ月来の高値の1ユーロ=1.2987ドルを記録した。

 ユーロは、対ドルで、1ユーロ=1.45ドルまでの上昇が
はやされたのはつい1ケ月前だから様変わりである。
 
 2月4,5日に予定されているロンドンサミットで、
ユーロ急騰に歯止めをかけ、同時に2期目にはいる
ブッシュ政権が『強いドル』へ向けて、財政削減に
前向きに取り組む姿勢を明らかにするとの思惑で
それをドル買い材料にしている。

 ドル堅調の材料の一つとして、12月の米国消費者
物価指数が0.1%下落したが、それを予測の範囲内として
受けとめ、次回開催の米FOMC(公開市場委員会)で、
米国が0.25%の利上げを既定路線として実施するとの
見方が一般的である。

 一部見方では、さらに利上げ幅を拡大するとの思惑
から、ユーロ圏での利上げ見送りがはっきりしている
ことを理由に挙げ、欧米間の金利差拡大をドル
買い材料に並べている。

 さらに、ドル堅調の背景に、米国財務省が発表した、
昨年11月の米国の対外収支が、ネットで810億ドル流入
となり、10月の483億ドルを大きく上回ったことで、
11月の米貿易赤字、603億ドルを十分カバー出来ると
これまたドル買い材料に仕立て上げた。

 ただ、11月の資本収支の大幅黒字は、ブッシュ再選を
好感して、不透明感が払拭された結果、米国株式市場へ
海外から資金が流れ、NYダウが年末にかけて急反発を
支えた単なる一時的現象であるとの見方もある。

 1月19日のNY株式市場は、米国での継続的利上げが
企業業績を悪化させるとして、88ポイント値下がりした。

 株価が値上りしたから海外からお金がアメリカの株式投資に
流れた。株価が下げれば逃げ足も速い。米国株式への
資金流入が一時的とする論拠もここにある。

 年初からNYダウが上げては下げ、戻してもすぐに
売られる。気迷い相場から完全に抜けきっていないとの
冷静な判断が背景にあるからだろう。

 原油相場も微妙にNYダウやドル、ユーロなどの
為替相場にも影響を与えている。

 NY原油先物相場は、1月18日、バレル50ドル目前まで
買われたが、あと急落、翌19日も前日の地合いを引き継いで
バレル47.77ドルで取引を終了した。

 原油相場がピーク55ドルから急落したことで、NYダウは
一貫して買い材料にして上げてきた。ところが、年明け以降、
NYダウは原油相場にほとんど反応しない。利上げにひたすら
反応して株安材料に使っている。

 原油が上がると貿易収支が悪化する。貿易収支が
悪化するとドル売り材料にして年末にかけてドルの先安感の
恰好の材料に使ってきた。ところが最近は利上げに反応して
ドル相場堅調の材料に使っている。

 日本ではゼロ金利時代が相変わらず続いている。
米国では利上げが当たり前のように進められる。
日本では、日本の金利がいかに異常に低いかに
気付こうともしない。

 銀行や証券会社は、低金利の異常さに目をそらし、
外貨預金がさも安全確実な投資先であるかのように
老人を相手に、言葉は悪いが、誘惑している。

 司馬遼太郎さんは、その著『風塵抄』のなかで
「日本人は田んぼのなかで草むしりばかりして
数千年過ごして来た。」と書き残している。

 一つ穴の仕事を日本人にまかせれば完璧に
こなす。しかし、あぜ道ひとつ隔てた田んぼにさえ
目もくれないところがある。

 しかしその一方で、日本人の生来のまじめさが、
匠の心を大切にしながら、伝統的な技術の芽を育て、
いまの日本という国の経済的地位を築いてきた。

 日本人は動くものが生来苦手である。ところが
為替相場は動くものの代表格であり、リスクが
つきものである。

 ドル堅調、ユーロ下落の最近の地合いから
学ぶところは多いのではなかろうか。(了)

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