ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

クリア穴は素晴らしい 「DVDセミナーで道標を!」

2019-01-20 10:52:50 | 診断即治療と虹彩学
この「診断即治療」は、 FC2ブログ にも転載しています。



スタッフ講習での経絡筋力テスト 



七星鍼法にはいろいろは特殊鍼法があります。
その中で、「これはヒットだ!」というのがいくつかあります。
たとえば、鍼の実験をする場合に、一度モデルになってもらった人は、鍼の影響が残るので、次のモデルにはなれません。

具体的に言うと、肺経のテストをした人に、心包経や心経のテストはできないのです。
それは、肺経と心包経や心経は、筋肉で多少つながっているからです。
つながりと言っても、強いつながりではないのですが、テストとしては避けたほうがいいのです。
ですから、モデルを変わってもらうか、つながりのないような工夫をする必要があるのです。

これは非常に悩みました。
「補」した経絡を、次のモデルにもなってもらうために「寫」して力を抜くと、力が抜けすぎてしまうからです。
※一般的には「補法」よりも「寫法」のほうが強い変化が出ます。

さらに、鍼で刺激を与えて筋力をアップしたのを、アップした分だけ力を抜くなんて器用なこともできません。
これが、一度モデルになってもらった人を、次の実験のモデルにはできない理由です。
そこで考えたのが、「何かのツボを使うと、実験前に戻すことはできないものだろうか」ということでした。

もちろん、そんなツボなんてありませんし、私が読んだ本の中にもありませんでした。
多分、今でも(七星鍼法以外には)ないと思います。
だから、何か月も考え続けた気がします。
そして、ある時、鼻汁を止める治療をしているとき、鍼の向きを逆にしてしまい、余計に鼻汁が出てきたのです。

その時は、半分おかしく、半分慌てましたが、督脈と任脈の関係をよく考えてみると、督脈は陽経の、任脈は陰経の源でもあるので、その二つのバランスを調整してあげれば、他の経絡の「過不足」も整えることができるかも知れない、と考えるようになりました。

さてしかし、どのツボを使うのだ。
そして使うツボを考え着くまでも時間がかかりました。
既存のものを使うのは簡単ですが、ないものを考えるのはそう簡単ではありません。

簡単でないので諦めるというのは、私のポリシーに反します。
そこで考え着いたのが、「鼻汁の治療」でした。
鼻汁の治療で使ったのは1本の鍼で、1カ所のツボへの刺鍼です。
これは使えるかも知れないと思い、スタッフにも協力してもらって、実験を繰り返しました。

そしてついにできたのです。
「刺鍼した刺激を消す」方法ができたのです。
そのツボとその方法に「クリア穴」という名前を付けました。
非常に便利なツボです。

もちろん「DVDセミナー」に含めてあります。
しかも、しっかりと録画されているので、視聴して頂くと1回で理解できます。

おっと!

そのDVDを視聴して、
「わかった。簡単やん!」と思うのはいいのですが、臨床家を目指すなら、必ず実験をしてください。
実験をして、自分の「秘伝」を作るのです。

そして、「頭だけ覚えたのは消えてしまいやすい」、ということも覚えていてください。
「クリア穴」は、記憶をクリアするツボではなく、経絡反応をクリアするためのツボですので、
「クリア穴の実験をしていたら忘れてしまった」なんてことは言わないでくださいね。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする