ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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せちがらい時代であればあるほど、長い目で見て子供を育てて欲しい(学校で教えてくれない経済学)

2011-07-31 08:12:25 | 経済学
解説者の広沢克己さんの話をなるほどそういう見方もあるのかと思いながら昨日のひいきチームのナイタ―をテレビ観戦した。

打者鳥谷は相手投手と比べて格が違うのだから、あらかじめ狙い球を決めて打つようなことはしないで打って欲しいと話していた。ファーストストライクを打ってヒットを打つ確率が一番高いという話も面白かった。狙い球を変化球においていた。この日の鳥谷は、初球の絶好球をことごとく見送っていたと解説していた。

打者の上本は、引っ張るタイプの打者である。からだは小さいが、それが彼の持ち味なのだから、長所を伸ばしてどんどん引っ張らせたらいい。野球では3割打者を大打者という。7割打ち損じている。3割の確率で前向きにとらえて育てて欲しいと話していた。最近は守備要員で使われている野手の俊介にもそれが言える。彼はあれこれ指導されて委縮しており伸び悩んでいると話していた。

投手の起用については、2点をリードされたあと出した投手川崎について、これ以上1点も与えられないタイミングで出すような投手でないと、打たれる前に話していた。相手チームの打者スレッジに3ランホームランを打たれて万事休した。彼は守っても代打桧山の左中間あわや抜けると思われた大飛球を背走してスライディングキャッチしてひいきチームの息の根を止めた。「あれが抜けていたら、わからなかった」と相手チームの尾花監督が試合の後話したと読売朝刊に出ていた。

この日スレッジ選手は、5打数5安打。うち満塁ホームラン含めてホームラン3本である。すごいバッターだと思い知らされた。それでも最下位だ。野球は打てなければ勝てない。しかし、野球は投手が要である。この日もひいきチームの指揮官は投手の代え時を誤った。投手石川を引き延ばし過ぎて墓穴を掘った。プロの監督で一番難しいのは投手の代え時と言われる。打たれてから間違いを認められても後の祭りである。負けるべくして最下位チ-ムに負けた。今の指揮官は勝負師としての気質に恵まれていないのではないかと勝手に想像している。

広沢さんのこの日の解説に「自分はじっくり育ててもらった」という言葉を口にしていた。一度レギュラーに出すと決めたらいじくりまわさないで辛抱強く育てて欲しいと繰り返していた。人それぞれの育て方があるから一概に言えない。しかし、いまの若者を見ていると踏ん張りが利かない人が増えたような気がしてならない。それだけ世の中が世知辛くなったと言えばそれまでだが、この子供を育てるんだと初めに見込んだのなら、やり通して欲しい。当然、人には向き不向きがある。逆に、この子は野球に向いていないなと思えば、遠慮せずに子供に伝えてやってほしい。


昨日出て来たひいきチームの投手の顔をテレビ画面でみていた。打てるものなら打ってみろと言わんばかりのふてぶてしい顔つきの選手が少なかった。投手が自信なげに投げられると守っている方も余計疲れる。攻める時のエネルギーがその分奪われると広沢克己さんも話していた。

たかが野球、されど野球という名セリフを残したのは高校野球で名を残した蔦監督である。野球から学ぶことがはなはだ多いと思う次第である。ひいきチームのファンはことのほか口汚い野次を飛ばす。解説者の広沢克己さんもひいきチームで活躍した経験がある。このチームのファンのやじは堪えたと以前解説で話していた。ファンもひいきの引き倒しを好まないだろう。一方、世知辛い世の中であればあるだけ、今こそ、指揮官は、長い目で見て、子供の長所を伸ばす育て方をして欲しい。(了)

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