ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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スポーツセンターが潰れて、葬儀社が増えるのはうすら寒い気がしてならない

2011-07-12 10:41:19 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


近くの喫茶店に出入りしている。昨日は今年10月に90歳の誕生日を迎える男性のSさんが「役所の人間が水の検査をしているのを見かけた。おそらく放射能を調べているのだろう」と話していた。ただ、喫茶店での話は、未確認情報も多いから注意が必要だが世相の断面を結構、教えてくれる。

別の客人が当の喫茶店で「近くのスポーツセンターの閉鎖が決まった」と話していた。言われて、昨日建物の前を通ったらシャッターが下りていた。同センター1階のレストランも閉まっていた。件のスポーツセンターは、会員制度で老人の健康にいいとして評判だと聞いていた。ところが、ライバル店の進出もあり収支が合わなくなった結果らしい。

近くついでに言えば、件のスポーツセンターと国道2号線の交差点を介してほぼ同距離に長年放置されていた跡地に、「家族葬,ご一家様のみ」を謳い文句に、K葬儀社が先月オープンした。葬儀社の前の同じ国道を怖い顔をして健康のためであろう、一気に駆け抜ける人の姿をよく見かける。国道を散歩に連れだされるワンちゃんの肺を解剖したら真っ黒だったというこれまた未確認情報だが、聞いた。「健康のためなら死んでもいい」という方がおられるが、本末転倒だろう。

本末転倒ついでに言えば、昨日11日,再放送の朝日ニュースター「パックインジャーナル」を見た。田中優氏がゲスト出演しておられ、「原発がなくとも電力不足にならない」と話していた。「家庭用電力消費は全体の23%に過ぎない。街燈の電気代は定額料金だから暗くしても電気代は安くならない。原発も火力発電も津波の影響を共に受けた。電力不足は火力を止めたことが影響している。電力会社もマスコミもそこのところを触れない」などと話していた。

「節電すれば電気料金が安くなる制度にすれば、企業も節電を積極的に進める。全てが原発を動かすために出来た仕組みだ。」と喝破していた。節電は結構だが、「定額料金」だと、電力会社は痛くも痒くもない。原発を稼働しなければ国が滅びるようなことだけを喧伝する。命あってのものだねである。熱中症で命を落としたり、街燈を消したり、極端に暗くして、痴漢に襲われたりすれば、それこそ本末転倒だろう。

一方、11日の「ワールドWaveMorning」(経済情報)で、週明けのNYダウが、イタリア国債が格下げされたことを嫌気して151ドル安、12,505ドルで取引を終了したと伝えていた。米ブルームバーグに出演した米ストラテジストB.ナップ氏は「欧州金融危機を問題にしているが、米労働市場、個人消費が回復しない限り株価は改善しない」と明快だった。

11日付けのWSJ紙日本版は、米商工会議所のまとめたアンケート調査によれば「米小企業経営者の64%が来年は人員を増やす計画はないとし、12%が人員削減を行う予定だと回答した」と紹介していた。手術用のハイテク医療機器を販売しているバッファロー・サプライCEOハロルド・ジャクソン氏は「しばらく様子を見て、雇用を控える方が安全だと考えている。取引量がかなり増えても増員なしでやっていける」と話したと紹介していた。
 
原発がなくともスマート・グリット制度を導入すれば日本経済は十分やっていけると先の田中優氏は話していた。米国の経営者に限らず日本の経営者の多くも「増員なしでも十分やっていける」と思っているのではないか。ご商売だからそれは自由である。ただ、スポーツセンターが潰れて、葬儀社が増えるのはうすら寒い気がしてならない。(了)

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