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ナデシコジャパン初の女子サッカーワールドカップ進出は、まさに絆の勝利だ(学校で教えてくれない経済学)

2011-07-14 09:01:49 | 経済学
ナデシコジャパンが女子サッカーワールドカップでスエ―デンを3:1で下し、日本時間18日朝3時から3回目の優勝を目指すアメリカと対戦する。この試合は、ミスから先制点を許した後、それを跳ね返しての勝利だった。この大会、イギリスに負けたあと開催国のドイツに勝った。サッカーは全くの門外漢であるが、負けた後、またミスをした後、態勢を建て直しての勝利に、大いなる力をもらった。

一方、バーナンキ米FRB議長が、米議会証言を行い、国債買い上げを含む第3弾の金融緩和QE3の実施も辞さないことを示唆した。来年11月の米大統領選挙を控えて、6月の雇用統計で失業率9.2%へ拡大、新規雇用がわずか一万8,000人増にとどまったことが余ほど堪えたことが今回の議会証言を聞くだけで理解できる。

13日のNY株式市場は、取引開始早々、Yダウは、前日比160ドル近く上げていたが、バ―ナンキFRB議長が、米景気回復に遅れが出れば適切に対応する、デフレ懸念、米議会での債務上限引き上げにも言及したことから、売り直され、結局、前日比44ドル高、12,491ドルで取引を終了した。金融緩和はある種「輸血」、「点滴」の類である。それを止めると死に至るとバ―ナンキ議長は米国が直面している経済の厳しい実態を肌で感じているのであろう。

バ―ナンキ発言で勢いづいたのは商品市場である。今朝の米CNBCテレビ放送を見ていたら銀相場がこの日一日で7%急騰した解説していた。プラチナ、金も値を上げた。NY金先物相場は、トロイオンス23.30ドル高、1,585.20ドルと新高値を更新した。当面、金融引き締めはないと見越して、投機資金が危険な川だと頭では知りながらも平気で渡り始めたことをシグナルしているのかもしれない。

13日付けのWSJ紙は、中国の4~6月のGDPが前年同期比9.5%増、前期の9.7% 増から気持鎮静化したが、6月のインフレ率が年6.4%とピッチを上げて来たことから、さらなる引き締めが予測されると13日付けのCNBC電子版は指摘していた。中国の成長率が9%台で維持されているのは安心だが、その一方で、インフレ率が食料品中心に上がり続けていることで、中国政府は神経質にウオッチを続けると見られている。

NY外国為替相場は、イタリア国債格下げに次いでアイルランド国債格下げで一時、ユーロは、1ユーロ=1.38ドル台まで売られたが、EUが債券買い取りを表明した後、1ユーロ=1.41ドル台まで回復した。ユーロもドルも買えないということで、どこから見ても買えない日本円が買われた。1ドル=78.80円、1ユーロ=111.76~86円で取引された。バ―ナンキ発言で、どうして日本円に対して売り圧力がかかり易い。

私ごとながら亡父の従姉が、102歳7ケ月で昨日朝、天国に召され、通夜が行われた。彼女が結婚まで12年間勤めていた大阪愛珠幼稚園での99歳の誕生祝いに当時の園児が東京から駆けつけてくれたことを、生前、控えめながらも、誇らしげに話していた姿を昨日のことのように思い出す。80年を経ても園児と先生との絆が素晴らしいと牧師さんが挨拶された。マリア硲真作子は絆を大切する人だった。

日本では人と人の絆が今ほど疎かにされている時代はないであろう。ナデシコジャパンの活躍は、才能に恵まれた個人の努力もさることながら、監督、選手、サポータ―そして家族との絆の成果であろう。今朝の試合では初めてピッチに立った選手が複数いた。絆を大切にしたい監督の思いだろう。川澄奈穂美選手のシュ―トも見ごとだった。しかし、アシストした仲間の存在に感謝する言葉を彼女は忘れなかった。こちら神戸も連日の猛暑だが、ナデシコジャパンに元気をもらって、感謝、感謝である。(了)

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