ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

和歌山で震度5強、神戸でもマンションのガラス戸がカタカタ音をたてた(学校で教えてくれない経済学)

2011-07-06 11:07:29 | 経済学
6日夜の地震は、パソコンをたたいている時に起こった。書斎の窓ガラスがカタカタと珍しく音を立てた。「地震情報」を検索すると震源地は和歌山北部、地下10キロ、震度5強,神戸では震度2と出ていた。関西の人間の多くは、次は和歌山だと覚悟している。

和歌山に原発を作る話が出た時に、賛成、反対で村や町が真二つに分かれたと聞いた。フクシマ原発の被害を見聞きして、改めて市民の感覚が間違っていなかったと実感したという原発反対者の声を聞いた。ところが、住民の間で、原発による町興しを期待していた人の怨み消えないという。一端、ねたみ、つらみ、恨みを買うと村社会では厳しいようだ。

6日朝、NHK/BSニュースで、NHKが原発を抱える自治体を対象に「脱原発」アンケート調査結果の概要を流していた。回答のあった28の内、静岡県を含む4か所が「脱原発」を進める。「脱原発」については「今は判断できぬ」と答えた自治体は15だった。関西では福井原発で何かが起これば琵琶湖の水が飲めなくなると本気で心配している。福井の3つの自治体が「脱原発」に反対した。人間の業の深さを痛感する。

NHK・BS「ワールドWaveMorning」を見た。フランスF2が、病原性大腸菌O104の感染源が、ロッテルダムから入ったエジプト産の種だとフランス食品安全庁が突きとめ、その結果、暫定的にエジプトからの種の輸入の禁止を決めた。この問題はそろそろ終わりを迎えそうだとF2のアナは解説していた。今回のO104で48人が命を落とした。スペイン産キュウリがまず疑われ次にドイツのもやし、今回はエジプトの種である。

フランスF2は、ストロスカーン前IMF専務理事の性的暴力事件で起訴を取り下げられる可能性が出て来たと報じていた。暴行を受けた側の女性の弁護士は「彼女は真実を語っている。検事が起訴を取り下げないことを願っている。」と話す様子を、テレビ映像で流していた。この事件はフランス次期大統領選挙に絡めてストロスカーン氏がはめられたという見方は当初からあった。ただ、裁判は終わっていないとF2のアナも釘を刺していた。

5日、米独立記念日明けのNY株式市場は、格付け会社、ムーディーズが、ポルトガル国債を4段階引き下げ「投機的」と発表したことが水を差し、NYダウは、先週末比12ドル安,12,569ドルで取引を終了した。一方、NY原油(WTI)先物相場は、バレル1.95ドル上げ96.89ドルで取引された。NY金先物相場は、トロイオンス30ドル高、1,512ドルで取引された。欧州金融不安再燃からユーロ売りを促し、商品相場への資金の移動を促したのかもしれない。

日本人はお金の話をすると嫌がる。ところが、お金は危険を察知するとまず逃げる。様子見して回復すると見れば再びエサ場に戻って来る。命に関わると見れば生まれ故郷でも戻って来ない。「逃げる」という文字をつらつら眺めてほしい。「逃げる」は「跳ねる」、「挑む」同様「兆」の仲間である。「逃げる」とは新しい生き場所に挑むことだと勝手に解釈している。桃という文字にも「兆」という字がしっかり入っている。「兆」は、卜(うらない)で亀の甲羅を焼いた。その時出来る裂け目で吉凶を決めた。昨年、奈良の古代遺跡から桃の種が大量に出て来た。これも中国の故事にならったのであろう。

16年前、神戸震災の1月17日、年老いた父,叔母、ワンちゃんも乗せて、長男の運転する車で大阪へ逃げた。なぜ逃げるのかと土地の人に散々揶揄された。神戸はお陰で復活した。全壊後同じ場所に再建されたマンションで住んでいる。危機に直面すれば、生命を最優先して行動する。年寄りを抱えておればなおさらである。ますその場を離れる。逃げることを恐れてはなるまい。(了)

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