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ストライクゾーンを気持ち広げて猛暑を乗り切ろう(学校で教えてくれない経済学)

2011-07-17 06:49:43 | 経済学
「たかが野球、されど野球」という名言を残したのは春のセンバツ、夏の甲子園を共に沸かせた元池田高校の蔦監督であるが、野球を通じていろいろなことを教えてもらっている。

池田高校は「さわやかイレブン」の異名も持ち、40年近い前の古い話であるが、当時、高校野球の話題を独占した観があった。こう言う話をしてもピンと来ない世代が増えたかもしれないが、池田高校、蔦監督が、少なくとも歴史に名をとどめたということに関しては、異論を唱える方は少ないと思っている。

昨夜たまたまプロ野球をテレビ観戦していて、阪神タイガースに3年前に入団した台湾出身のジェン投手が対横浜ベイスターズ戦で好投した。同チーム2軍の中西投手コーチが「ストライクゾーンを広く使うように指導したことが彼の投球の幅を広げ、成長のヒントになったようだ」と話していたと試合中継していたアナがたまたま紹介していた。

ストライクゾーンということでは、3.11のフクシマ原発の余波で電力不足解消の一助として、試合進行を少しでも早めるために、日本のプロ野球の審判団が、ストライクゾーンを広くとってボール、ストライクを判定しているという話を、先週ナイタ―をテレビ観戦していた時、元ヤクルトの強打者で阪神タイガースのバッティングコーチも務めた広沢克己氏が話していた。

ストライクゾーンが広く取られると、投手有利だが打者には不利となる。今シーズン、野球で俗に言う強打者を表す言葉の3割打者が極端に減っていることにも影響しているのかもしれないと先の試合で解説者が話していた。卑近な例であるが、先日の横浜戦で冷静沈着、紳士そのものと思われていた阪神のマートン選手が、審判の判定に激怒する場面を見た。ただ、激怒したマートンが勝負の世界では負けだということだけははっきりしている。

今ひとつ、野球解説者がしばしば指摘していることであるが、審判が試合の中でストライクゾーンを変えられることが一番困る。しかし、アウトコースを広くとり、インコースを厳しくとる審判がいても、それはそれで許される。むしろ審判の癖を素早く見抜き、瞬時に対応することも投手、打者共に選手の資質の一つだと言われると大いに納得する。これなどは人生全てに当てはまるかもしれない。

人と人とのコミニュケ―ションの関係でいえば、ストライクゾーンを、自分勝手に、必要以上に狭くしている人が最近増えた。ことに昨今、連日の猛暑だから寝不足になり易い。寝が足らないと人間誰しも不機嫌になる。しかし、一般的傾向としても、ボール半分ストライクゾーンを広くとるだけで、つまらぬトラブルに巻き込まれず、特に商売の世界では日常茶飯事である接客のケースなどでは意外な成果を上げること請け合いだと勝手に思っている。

ストライクゾーンと直接関係はないが、先日、プロゴルファーの石川遼選手のパッティング練習風景をテレビ画面で見た。カップの真ん中にティ―立てて、右側に入れたり左側に入れたりする練習方法を取り入れたところパットの入る確率が高くなりましたと話していた。本番の試合では当然ティーなどない。その分カップが不思議と大きくみえるからだと話していた。気持ちの持ち方一つ、物事の受け止め方次第で、成績も上がり、人生そのものまでが楽しくなる一例かもしれない。

最近気になる現象の一つとして、自殺者の急増が上げられる。年間3万人を超える日本での自殺者の80%以上が精神障害が原因だと精神科のお医者さんがさるテレビ番組で話しておられた。自分で自分を追い詰めて自暴自棄になり命を絶つケースが多いのであろう。物事そんな単純な世界ではないとお叱りを受けそうだが、ストライクゾーンを気持ち広げて猛暑の夏を乗り切りたいと思う次第である。(了)

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