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INAC神戸、2-0で千葉に快勝:女子サッカ―(スケッチ&コメント)

2011-07-25 11:07:34 | スケッチ


INAC神戸、2-0で千葉に快勝:女子サッカ―

江嵜企画代表・Ken



なでしこジャパンに7名の代表を出したINAC神戸が、大野忍選手の2本の
シュ-トで、ジエフユナイテッド市原・千葉に快勝した。試合後の記者会見で
大野選手は「17,000人以上の観衆は初めてなんで。緊張しました」と答えていた。
澤穂希選手は「ロンドンオリンピックで金メダルをとるようにガンバリます」と
答えた時、スタンドから大歓声が湧きあがった。

スタジアム入り口で、「祝 女子ワールドカップ優勝、澤選手、大野選手、
川澄選手、高瀬選手、近賀選手、田中選手、海堀選手」と書いた横断幕が
観客を出迎えくてれた。子供連れの母親の姿や夏休みということもあろう、
大勢の子供たちの姿が見られた。生でワ―ルドカップ出場選手が見られる。
子供の時の感動は先々の人生にとってかけがえのない宝物である。

試合は午後3時からホームスタジアム神戸で始まる。この日は午後1時半まで
大阪日本橋で日本画教室があった。猪熊佳子先生に、これこれしかじかと、
説明して教室を抜け出し、会場に3時10分前に無事到着した。

JR神戸駅から神戸地下鉄ハ―バ―ランド駅で乗り、最寄り駅「御崎公園」下車、
まず驚いたのは三宮からいつもはガラガラの電車が満員、予想されたこととは
いえ筆者同様、ひと目「なでしこジャパン」の姿を見たいミーハ―も多かったので
あろう。

最寄駅から切れることなく人の列が続いていた。座れないと覚悟してメイン
スタンドを避け、反対側の入り口からはいった。会場の様子をいつものように
スケッチ、前半、ピッチ左が千葉、ゴール前で赤のユニホームの神戸が
攻め込むところを描き込んで仕上げた。

前半35分、千葉のミスに乗じて大野選手がねじ込んでやっと1点、後半57分、
川澄奈穂美選手のパスを受けた大野選手が2点目のシュートを入れて
勝負を決めた。疲れなのか、意識してなのか、INAC神戸は終始相手ゴールに
攻め込むが、なかなか得点できなかった。

千葉のなでしこジャパン代表のひとりである丸山選手が途中アナウンスされた
時は敵味方関係なしにどっと湧いた。リーグ戦を戦っているというよりなでしこ
ジャパンの帰国第一戦のような雰囲気があり千葉もやりにくかったに違いない。

スケッチ画面左の黒い塊はカメラマンである。正確に数えたわけではないが
ざっと30人はいたのではないか。正直と言えばそれまでだが、後半はカメラマンは
そっくり右のピッチに移動した。

始球式にはサッカー元日本代表の釜本邦茂さんがボールを蹴った。遠目だが
この日、応援にかけつけたというなでしこジャパン、佐々木則夫監督の姿も見えた。
暗い話題一杯の日本だからなでしこフィーバーはこの先もつづきそうだ。

なでしこフィ―バ―ついでに言えば、澤選手に変装命令が出たとスポニチ電子版の
二ュ-スに出ていた。澤選手などは神戸三宮の大安亭(おやすて)市場での
買い物が大のお気に入りで、しょっ中通っていると、近くの喫茶の馴染み客が話し
ていた、とマスターが先日、紹介してくれた。万一の事故に配慮してINAC神戸が
急遽決めたそうだ。

「これからも応援よろしくお願いします」と代表選手7人全員が記者会見で話してい
た。ロンドンオリンピックはほぼ一年先の7月27日開幕と決まっている。9月から
アジア大会予戦が始まる。5ケ国から2国選ばれる。その中にまずは入らなけれ
ばならない。ひいきの引き倒しにならないことをひたすら祈るのみである。(了)


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