ご本人がスマホに打ち込んであったので、それを転写しました。
わかりやすいように時系列で書かれています。
7日:
右手にドライヤーを持って髪を乾かしていたところ、パチパチパッチパーンと破裂音がして、洗面所全体が真っ白くなり黄色に光った。
右手の痛みで後退りして手を離した。
右手の第5指から肘に向けて真っ黒になり、自分の手ではないような感じで尺側半分の感覚がなくなった。
銅線の塵が辺りに飛び散ったようで鏡に痕跡があった。
目が痛く、右瞼が痛くて、その後目尻、白目(?)に痛みと目の中がコロコロした。
手は石鹸で洗ったら、煤のようなものはとれたが、すぐに腫れて赤くなった。
表面は少し黒っぽかったが、冷やしてそのまま寝た。
8日:
翌日も冷やし続けたが、だる痛みは続き、第4指5指にかけて深部に痛みあるので、仕事をキャンセルして病院(外科)へ行きました。
表面は重度の火傷ではないので様子見で日にち薬だと思います、と言われました。
その晩から神経痛のような痛みが強くなり、計算機が打ちにくいし筆記も辛くなってきました。
尺側手根伸筋・屈筋が辛くない始め、かなりの強張りがあった。
9日:
仕事をしたが、夜になって引き攣りの痛みがひどくなり、常に主怠さを感じていた。
目も痛くてコロコロしていた。
10日:
この日から仕事をせず様子を見ることにした。
11日:
目はマシになった。
しかし手は、常に主怠く尺側手根伸筋・屈筋に痛みが走る。
12日:
朝、第4指の引き攣りで目が覚めた。
その日は動作をしなくても痛みと指の痺れがあった。
日々、症状が違うようでした。
で、当院に来られたのですが、腕や足の痺れに「巨鍼療法」をすると、痺れがよく取れますので、この方にも腕に巨鍼をしました。
すると、
「ちょっと楽になった感じがします」と言っていました。
次回来られた時にはわかると思いますが・・・。
電撃症とは:
電撃傷とは、電気に触れた際に身体にダメージを受ける傷や症状を指します。
電気が人体を通過するときに、そのエネルギーが体の組織に影響を及ぼし、軽度な痛みや傷から重篤な内臓損傷や死亡に至る場合があります。
電撃傷の発生原因としては、家庭用の電気器具、高圧電線、雷などが挙げられます。電流が人体にどのような経路で流れたか、また電流の大きさや接触時間、通過経路によって影響の程度は大きく異なります。
ガルバニー電流ではありませんが、わかりやすいのでカルバーニ電流も説明させていただきました。
カルバニー電流とは:
歯科治療では銀歯をはじめとして、様々な種類の金属が使用されています。
歯に詰めてあったり被せてあったりする異なった種類の金属が直接接触したり、口の中にあると唾液を介して接触したりすることにより微弱な電流が生じることがあります。
これをガルバニー電流(ガルバニック電流)といいます。
この電流が流れる仕組みは「イオン化傾向の差」によって起こり、仕組みは電池と同じです。