12月23日から過去へ向かっての更新です。
みなとみらいから赤レンガへ向かう途中で、僕はよく海を見ながら御昼を食べる。
お決まりのコースの一つだ。
途中にあるビブレの一階で何かを買う。ビブレでのお勧めは、入り口近くにあるベーカリーの、角切りベーコンの入った丸いパン。運良く焼きたてだと、特に美味しい。ビールにも、とても合う。
それから、海の方へ向かう。こちらへは、人もそれほどやってこない。だから貴重な場所で、ゆったりとした気分になる。食事をして、ビールを飲みながら、しばらくは海を見ている。目の前に広がっているのは、どこまでも自然の海岸線の見えない風景。右手にはベイブリッジが見えている。だが、神戸のメリケンパークからの風景をちょっと思い出すせいか、不思議に落ち着いた気分になってくる。
それから、レンガ館の方へ向かって歩く。途中に、巡視船や、今日などは日本丸なども停泊していたが、そういう場所がある。船が好きな僕は、暫く船を見ている。海上保安庁の敷地である。横浜のデートスポットとして屈指の、赤レンガ倉庫に隣接している。
ところで、ここには「工作船展示館」というものがある。
平成13年の12月22日、ちょうど4年ほど前に起きた北朝鮮の工作船の事件で、自爆した船が引き上げられ、展示されている。
かつて、船の科学館で展示されていたものが、こちらに移され、保管されているようだ。入場は無料なので、気軽に入ることが出来るが、かなり生々しい。実物を目にすると、ちょっと圧倒されるのではないかと思う。この船に乗っていた乗組員は、全て死んでいる。引き上げられた遺留品なども展示されているが、武器などに混じって、金日成のバッジなども展示されている。これを見て、どういう感想を持ったのか、僕にはちょっと上手く表現できない。