柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

会葬者が困らない「訃報紙」

2013年03月03日 | 葬儀の世界
新幹線でも飛行機でも喪服の人を見かけます

葬儀は近所であるとは限りません
葬儀に見知らぬ土地に行くこともありますね

私達は訃報紙を頼りに葬儀へ向かいますが
葬儀社の訃報案内はあまり親切ではありません
たとえば
最寄駅はあっても、そこからの手段が詳細じゃないものも多いです

そういえば、葬儀社の方と名刺交換をすると
○○市○○町としてあり、県名がない名刺が多いです
きっと葬儀に来るのは近所しかない、が基本なのでしょうね
でも最近は、親戚も遠方、勤務先も遠方なんてこと
良くありますよね

名刺はともかく、訃報案内は遠方でも送られてきます
今の時代ですから、インタ―ネットで調べて出向くと思いますけど
実際に最寄駅に降り立ったっらタクシーもない、バスもない
なんて、こともあります

駅からの手段やかかる時間まで描いてくれるとありがたいですね

いざ式場にたどり着くとなんだか、様子が違う???
そうなんですね、葬儀はその土地の慣習によって違ってきます

私もこの仕事をするまでは
通夜に会葬に行くと
焼香を終えたら、読経中であっても、会食室へ移動して振る舞いを受ける
そして、遺族の顔も見ずに三々五々帰宅する、のが当たり前と
ずーっと思っていました

しかし場所によっては通夜の会葬に行くと
読経は最後までお付合いをする
そのあと、喪主が挨拶をして、会葬者を送り出す
会葬者には食事を出さない
または
通夜に住職は来ないで内々で読経をする
通夜には親族しか来ない
などなど、形はいろいろあります

始めて訪れた者には、???と不安を感じることばかりです

葬儀社の人から説明があることは殆どなく
知らずに焼香してそのまま「なんか変だ?」と思いながら、式場を出た人もいます

火葬のタイミングもその土地でそれぞれです
通夜、葬儀告別式の後に出棺、火葬もあれば
葬儀告別式の前に火葬もあり
通夜に行ったらもう火葬が終わっていた、という所もあります

親戚でも通夜に行ったら故人を見ることなく
すでに遺骨になっていてショックを受けた、
という話はよく聞きますね
この話は、次の時に書きたいと思います
いつも話が広範囲になってしまうので・・・・

ここでは
葬儀社の訃報紙は、多方面から来る会葬者にとって
便利な伝達であってほしい、と伝えたいのです


私ならどこから会葬に来ても困らない「訃報紙」を作ります

故人名(年齢、死亡日)
喪主名(続柄)
葬儀日程 通夜(手順)
     葬儀告別式(手順)
葬儀場名(住所、電話)
宗教形式(仏教、神道、キリスト教、無宗教その他)(一般葬、家族葬、)
*火葬日時
*故人対面時間

最寄駅からの交通手段、所要時間(往復)
車利用の道案内、所要時間
地図
供花の申込方法
問い合わせ先


また式場に来て初めて仏教ではない宗教だった、というのも困惑しますね
「やり方はその場で教えているから問題ない」
と思っているなら、会葬者の気持ちを察していない葬儀社だと思います

訃報紙一つで、その葬儀社の「困らせない心配り」が出ます








最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いただきます (川村 多恵子)
2013-03-04 10:17:57
柴田先生 今回のブログもすごく勉強になりました。さっそく使わせていただきます。
返信する