柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

体育館でエンディングノートセミナー(必須)

2014年11月29日 | エンディングノート


小学校の体育館です。
ご近所の方たちが、いつまでも健康で介護の世話にならないように!
と、体操教室を開いています。

ここのリーダの方が以前に、私のエンディングノートのセミナーを聞かれました。
「とれも興味深かったし、ためになったので、是非うちの仲間にも話して・・」
と頼まれてお天気の良い日曜日に伺ってきました。

早めに体操を終わらせて頂き、陽だまりの中に集まって
エンディングノートの書き方セミナーの開始です。

平均年齢は75才くらいでしょうか?

ここでは、エンディングノートは大切なノート
     書かないと意味がない
との説明まら始めました。

手元にテキストは渡しましたが、テーブルがないのでメモも取りにくい状態です。
だから易しく、分かりやすくお話を進めます。

そして何より大事なのが、楽しいセミナーにすることです。

笑いがあると90分もあっという間です。

講師の私も楽しくて笑いっぱなしのセミナーでした。


後日、リーダーの方からお礼の手紙が届きました。

「皆さんがエンディングノートに興味をもってくれ
何人かは書き出そうとしています。
とっても楽しかったので、もっとお話を聞いていたかったです。
又お願いします」とありました。

はい、私からも宜しくお願いいたします。


さあ、12月2日には、葬儀社さんや司法書士さん相手に
「いかに楽しいエンディングノートセミナーを行うか」のセミナーをしますよ。

【PR】3冊でできているエンディングノート「アクティブノート」
amazonにて好評発売中!
株式会社オフィス・シバタ



エンディングノートに『自分の事』をなぜ書くの?

2014年11月15日 | エンディングノート
私の母親は大正15年生まれです。
丁度、20歳の時に終戦を迎えました。

母の青春時代は戦時中でしたから
若い娘としての楽しみなどなかったのではないか?と
ずーと思っていました。

夏に我が家へ母が訪れた時に
昔の事を聞いてみました。

子供時代はどんな暮らしぶりだったのか?
学校では何をしていたのか?
女学校時代はどう過ごしていたのか?

その時の友人はどうしているのか?
ゆっくり、ゆっくりと話を聞いていきました。

母のエンディングノートを書き込むためです。

その感想は
悲惨、というイメージからは縁遠いものでした。

不自由な中にも
若い娘らしい会話や楽しみが見えてきました。
話している間の母もとても楽しそうです。

その頃の友人が
今でも電話をしてくる人だったり
季節の品々を送ってくれている人だったり
母の人間関係が長いことも知りました。

また義母が亡くなったときには
葬式で親戚の人から、母が子供の頃
どこに住んでいたとか
あの頃こんな事をしていたとか
やはり主人を含め兄弟が知らない事柄を聞くことが出来ました。

ただ、それだけのことですが
私も主人も兄弟たちも
想像でしかなかった若い親の姿を知ることが出来
良かったと思っています。

改めて親に聞く機会を持つことはなかなか難しいのですが
エンディングノートに書いてくれると
生きているうちからその話題に触れることもできますね。

その他の延命処置の希望だとか
相続の考えだとか
話の切り出し口も見つかりますよ。

私の子供にも
私の歩いてきた時間が分かるようにしておきます


【PR】3冊でできているエンディングノート「アクティブノート」
amazonにて好評発売中!
株式会社オフィス・シバタ


エンディングノートを書く理由

2014年11月11日 | エンディングノート
「エンディングノートを書こうと思うけど、結構面倒くさいのよね」
「別に、子供に改めて知らせることもないしね」

こんな話をよく聞きます。

私が葬儀の現場にいたときに
「お父様の祭壇ですが、どれになさいますか?」
「お父さんって、どういうのが好きだったのかしら?」
「大正生まれだもの、昔ながらの祭壇でいいんじゃない」
「あら、お父さんに花をあげると、すごく喜んだじゃない」

子供たちが葬儀の支度をする時には
なるべくお父様が好んでいたものを選ぼうとする場面が良くあります。


また、高齢になって入院すると
「お父さんが危篤状態になったとき、延命はどうされますか」
と聞かれますが、その時にも
「お父さん自身はどう希望していたのだろうか?」
と思い悩む人は大勢います。

死後の相続でも
同居の長男と別居の次男に平等に相続することが法律上の決まりですが
親の本音はどうだったのか?
「苦労をかけた長男夫婦には、多めに相続するつもり」と常日頃口で言っていても
次男がその事を聞いていなければ、納得しないかも知れませんね。

遺言書を作成するような問題でもないし、と軽く考えているのであれば
せめて、エンディングノートに自分の希望や意志を書き出しておくことは
大事なことです。

残された子供たちは「親の希望なら仕方ない」と受け入れることがよくあります。
もちろん、その希望通りに出来ない事情もありますね。
でも親の考えを知らないよりは、知った上での選択のほうがずっといいと思います。

いつも居る家族だからこそ、改めて、伝えることの難しさもありますね。

亡くなった後のことばかりでなく
高齢になるほどリスクが高くなる、病気や介護や認知症など
その時に自分の選択肢はどの程度あるのか?を見極めることはとても大事です。

総資産を知らなければ、選ぶことすら出来ません。
何を選ぶにしても、費用はかかります。
でも、自分の総資産を知っている人は余りいませんね。
一度洗い出してみると良いですよ。


またお1人の方は、自分の後始末を他人に託すより方法がありません。
死んだら、泡の様に全てが消えてしまうはずがありませんものね。

自分の後始末をどうしたいのか?を考えるいい手段になるのがエンディングノートです。

たとえ、同居をしている家族であっても、その人の全ての考えを知っていることは無く
聞いていることもないでしょう。

エンディングノートを書く理由はまだありますが
これだけでも十分ですよね。



【PR】3冊でできているエンディングノート「アクティブノート」
amazonにて好評発売中!
株式会社オフィス・シバタ



エンディングノートはどこから書く?

2014年11月09日 | エンディングノート
私がお薦めしているのは
緊急事態にかかわるページからです。

私の父は、誤嚥でいきなり心肺停止になりました。
80歳をすぎた母は、慌てるというより
混乱したようです。

『どうしちゃったの?」って

たまたま京都から来ていた妹が
すぐに救急車を呼び、
受話器片手に吐き出させようとしてくれたそうです。

母はおろおろするばかりで
駆けつけた救急隊やかかりつけの先生にも
対応が出来なかったようです。

今はお1人住まいの方も多く
家族と同居でも昼間は1人、という方も多いですね。

親しい人が駆けつけてくれても
家族への連絡先とか
飲んでいる薬とか
かかりつけ医院の連絡先を知っているとは限りません。

エンディングノートには
緊急事態にはどうするか?のページがあります。

いつ起きるかわからない事なので
すぐに役立つようにそこから書いていきましょう。


でも、エンディングノートを救急隊が見つけてくれることは
まず、ありえません。

そのページはコピーして中身が見えないように
大きな封筒にでも入れて
玄関のドアの内側に下げておきましょうね

封筒の表には
赤マジックで「救急隊の方へ、私の緊急事態に見てください」と
書いてきましょう。

丁度目の高さになるようにしておきます。

エンディングノートは来客が目にするところには
おかないでしょう。
だって、あなたの預金とか各ページもあるし
ご主人や子供たちへのメッセージなんかも
書くようになってます。

だから、ここだけは』玄関先でないと
役にたたないですよ!

でもあったら、救急隊にとっては
一番知りたい内容だそうです。

すぐに書き込みましょうね。


【PR】3冊でできているエンディングノート「アクティブノート」
amazonにて好評発売中!
株式会社オフィス・シバタ


エンディングノートを知ってますか?

2014年11月08日 | エンディングノート
50歳をすぎると、知っている人が殆どです。

それよりも若い方はまだ、興味がないですよね。

エンディングノートに興味を持っても

死ぬまでにかけばいい!と思っているでしょう。

死ぬのっていつですか?

誰にも分かりませんね。

明日? ・・・・ありですね。

なので、エンディングノートのこと書いてみようと思います。


まずね、明日死ぬかもしれないし
もしかしたら脳梗塞とかおこして半身麻痺って事もありますね。

もし死んだら、あなたの財産はどこに行くのですか?

夫なら奥さんと子供?
奥さんなら夫と子供?

もし、離婚していてその間に子供がいれば
その子も相続人ですね。

子供がいなければ、死んだ人の兄弟も相続権がありますね

もし、何もしなければ法律にのっとって
相続は行われます。

エンディングノートを書き進めるうちに
相続人がはっきりしてくるし
必要なら遺言書をかかないと大変なことになるかもね。

いきなり遺言書はかけないでしょう。

先ず自分の資産を知らなきゃいけないし。

そのためにもエンディングノートは
財産の洗い出しにもなるし
こっそり書きながら考えられますね

ただ、自分ひとりでは
色々な知識がないから
書きにくいことも確かですね。

でも明日、死ぬか、意識がしっかりしなくなるか
は、ありえます。



【PR】3冊でできているエンディングノート「アクティブノート」
amazonにて好評発売中!
株式会社オフィス・シバタ