柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

スクラッチで5000円 

2010年02月26日 | sibatanoriko?
今日、北海道へ出張します。
まだ、寒そうです。

「葬儀勉強会」のご案内が郵送され
このところ、申込が入ってきています。
東京近隣の方だけと、思っていましたが
遠方よりお申込を頂き、恐縮しています。
参加してくださる方の熱意に応えなければと
気合が入ります。

ところで、このところ「スクラッチ」が当たっています。
もちろん小口ですけど。
前回2000円
今回5000円でした。
忘れた頃に買いますが、私にとってこの当たりは
今までに無い金額で、ワクワクしています。
とにかくくじ運はまるでナシの人生でしたから。

宝くじは買う気がしないので、もっぱらスクラッチ派です。

神奈川新聞「団塊ナビ」の記事

2010年02月24日 | sibatanoriko?
2月21日神奈川新聞の「団塊ナビ」と言う記事に載りました。
各ジャンルで活動している団塊世代を紹介しています。
画像が小さいので記事を紹介します。


葬儀にもっと関心を(流行の家族葬や直葬がみうしなったもの)

「葬儀って何のために行なうものだと思いますか」
都内の専門学校。葬祭マネージメント学科の体験授業だ。
参加者の1人が「・・・気持ちの区切りをつけるため?」
「そうですね。故人の死を徐々に受け入れるためという意味合いが
もっとも大きい。その後を生きる第一歩が葬儀です」
授業後半では棺や焼香台などを教室に設置。
実技を通して葬儀社の役割を講義した。


葬儀プランの企画や葬儀業界向けの研修・講演などを行なうエンディングデザイン・コンサルタント。
専業主婦だった43歳の時、自宅近くの葬祭ホールでパート勤めを始めたのがきっかけだ。

「浅草の商家の生まれで接客が好きなんです。
葬儀アシスタントをしながら区内約150町内会に営業に行きました」
やりがいを感じる反面、形式的で画一的な葬儀に疑問を抱く。

運営が別会社に変わり、正社員にと請われると「これを実行させてくれるなら」と
考えをまとめた文章を渡した。
結果、社員教育から業者選定まですべて任され、のめり込んだ。

喪主宅を葬儀後も訪ねたり、「遺族の心を語る会」を設立するなど
遺族への事後支援に早くから取り組んだ。
いわゆるグリーフ(悲嘆)ケアだ。
これが業界内で注目され、講演や研修に招かれるように。
やがて「よりよい葬儀の在り方を広く伝えたい」と54歳で独立した。



今気になるのは直葬や家族葬の増加。
「知人がいつの間にか亡くなって葬儀も済んでいたら
最後にお別れを言いたかったなと、寂しくなりませんか」

家族だけで済ませると後々まで個別の弔問が続き
かえって負担になる場合もある

「葬儀はお金でなく、時間をかけて下さい。
急がず、良く考えてから決めてほしい。
納得の行くお別れが出来ないと、心の立て直しが遅れます」

この仕事を通し、死を恐れずに受け入れられるようになった。
「私の葬儀には大勢の人に来てほしい。
関係が良好でなかった人も来てくれるなら嬉しい。
全てを含めて自分の人生だから」

あなたも考えてみませんか。

(文・北川原美乃 写真・淺川将道)



神奈川新聞に私を紹介してくださったのは
中川清氏です。
中川さんは、学校の勉強についていけない子供たちのために
勉強の場「アンデルセン学院」を作りました。
そして今、その卒業生の就職の場を作る為に
会社を別に作られて、頑張っています。

中川清様、良いご縁を頂き有難うございました。

葬儀サービスは形から質へ

2010年02月23日 | 葬祭スタッフ
「葬儀勉強会」の告知をする為に
都内の葬儀社を調べてみて驚きました。
なんと数の多いことか!

東京都の西側半分で500社を超えます。
大雑把に調べての事です。

全部に出し切れる訳も無いので、そのうちの何分の一の葬儀社に
ご案内を出します。
選ぶ基準も無く、まるで手探りです。

以前から社員研修の依頼はよく有り、
お陰で各地を訪れる機会を頂いてます。
自由時間はそうはありませんが
思いも寄らぬ場所にいけるのは、とても楽しみです。
どんなに時間が無くても
必ず、お土産は買ってきますよ。
毎回買わなくても・・・と自分でも思うけどね。


葬儀社の研修って言えば、お葬式の時の
お辞儀やご案内の仕方とか
司会の仕方とかを想像するかもしれませんが
私には、そんな格好のいい事はできないので
それはその道のプロにお願いするとして。

たとえば
病院で家族を亡くした人が葬儀社に電話をかけてきます。
その電話こそが、葬儀社の仕事の始まりです。

ずっと以前から、その対応は決まっていて
葬儀社の人間なら誰でも出来ると思っています。

たった5分ほどの電話ですが
この電話を切るときに
「あなたがうちの葬儀をして頂けるのですか?」と
言われる事があります。
少なくとも、私がいた葬儀社では
事務専門の人が電話を受けても
そういう声が有りました。

これって、すごいですよね。
5分で相手に「あなたが良い!」と思わせる訳ですから。

それには、やはりチョットした工夫がいります。
相手がどう感じるかを常に考えた受け答えが必要です。

でも、時々悲しいのは
そういう研修にほぼ新人を参加させる会社がある事です。
この研修は「葬儀のイロハ」を知っている人が
受けるからこそ、効果が出るのです。

ベテラン勢は「そんな事なら知ってる」と思って
「この内容なら新人向け」と思うみたいです。

ところが何年も葬儀に関わった人が
「目からウロコが落ちた」とか
「まだまだと思った」と研修を受けた感想を下さるのは嬉しい限りです。

葬祭サービスも形だけでなく
質の時代に入ってきました。
やっと・・・!

実はこの様な対応は葬儀だけでなく
どんな職種にも通じる物です。
人を相手にする職業なら、きっと役に立ちますよ!




神奈川新聞の団塊ナビ

2010年02月19日 | 掲載記事
神奈川新聞から取材を受けました。

日曜版で「団塊ナビ」と言うページの取材です。

その名の通り、さまざまなジャンルで活躍中の県内の中高年を記事にするそうです。

1000字位の記事だそうですが、約半日かけて取材をしてくれました。

ライターの方が
今までは「故人本人」からの視点でばかり葬儀を考えていたけれど
お話をうかがい、「遺族や知人など残された人たち」からの視点が
大変大切なのだと感じた。

また、単に儀式を運営するだけでなく、
その後の遺族の心のケアを継続的に行うなど、
「点」でなく「線」のお仕事であることも
よくわかった。
と、感想をくださいました。

あんなに長時間話を聞いていただき
仕事と言えども大変なことだと感心してしまいます。
人の話しを聴き取るのは神経を集中していないと出来ません。
更に正確に、特に想いを正確に聴くという事は、大変な作業だと思います。

原稿を頂きましたがよくまとめられています。

ライターの方からは「たくさんのお話のうちのほんの一部しか記事にできないのが
残念です」と言葉が添えられていました。

又1人、葬儀を理解してくださった方が増えました。

神奈川新聞は地域限定ですが、見かけたら読んでください。

雪の中で感じた熱意

2010年02月15日 | 葬儀の世界
先週は福島に行って来ました。
とても寒い日でしたが、昼に福島駅に着いたときは
想像以上に穏やかな気温で、何処にも雪が見当たりません。
聞けば、福島では雪はそう多くないとか・・・
午後8時に仕事を終えて外へ出ると、一面の雪景色。
思いも寄らなかっただけに、何だか得したみたい。

この日は、ある団体の研修会にお招きいただき
私を含めて3名の講師が90分ずつの講演を行ないました。
他の2名は私がお金を払って聴講したいような方々です。
仕事を兼ねて勉強させて頂き、このことも得した気分です。

そして先ほど、兵庫県の丹波から帰ってきました。
山がきれいで、大きな岩の間を流れる川も深い緑色です、
今朝、起きたら雪が降っていましたがやがて雨に。
土手では清掃の為に土手焼をしていて、あちらこちらから
草を焼いた煙がたなびいていました。
なんとも空気が美味しいのです。
2日間、立て続けに研修をしましたが
長い時間にも係らず、ずっと気を抜かずに学んでくれた人々がいます。

葬儀業界でこんなに熱い気持ちの方々が沢山いるのです。
葬儀は物を売ってお金を頂くだけの仕事ではありません。
家族にとって大事な人を亡くした時に
そっと寄り添う仕事です。
それには学ぶべきことが沢山あるのです
そのために努力を惜しまぬ人たちがいます。

この保険、いいと思います。

2010年02月10日 | 葬儀費用の準備の仕方
以前から葬儀の費用を準備することを薦めています。

歳を老いていくには、お金が必要になってしまいました。
昔のように子供たちと同居して、面倒を見てもらえる状況は
多くの人が持ち合わせていません。
施設利用が圧倒的に増えます。
歳をとれば、身体の自由が利かなくなり
物事の判断もつかなくなってきます。
立派な自宅があったとしても、そこで臨終を迎えることも
困難になってしまいました。
年金も心もとないし。

家族が少ないのであれば
死後の整理にもお金が必要になります。
ゴミを捨てるのもただじゃないですし。

そんな訳で葬儀の説明会やセミナーをする時には
葬儀費用も準備をしておいたほうがいいですよ!と付け加えています。

ソニー生命(この保険も私はお薦めです)をご紹介した事がありますが
最近、ある生命保険を知り「これはいい!」と思ったので
ご紹介します。

大きな保険ではなく、1年の掛け捨ての保険です。
NP少額短期保険の「エンディングサポート」

死亡時に30万円・60万円・90万円の保険金が受取れます。
小さい額ですが、葬式の規模によってはこれで賄えるんです。
直葬や家族葬だけでなく、一般の葬儀も大丈夫ですよ。

例えば親族20人、会葬者が80人(葬儀2日間で)とします。
平均的な葬儀費用は関東では多分120~150万円位ではないでしょうか?
これには料理や会葬の品物や当日に一律で返す香典返しも含まれています。
宗教関係は別途と考えて下さい。

これが葬式の費用になりますが、香典を頂く習慣があるので
入ってくるお金も考慮します。
香典の平均額は1人7000円と言われています。
これはご親戚の2~10万円、一般の方の3000円~10000円の平均と考えます。
すると7000円×100名で70万円になります。

葬式に150万円かかったとして、香典が70万円あるのなら
持ち出す金額は80万円です。

エンディングサポートの保険が90万円支払われるのなら
持ち出し分を充分に補えます。

お香典の辞退をされる方もいますが
お葬式の費用が負担にならないように考えられているのが
お香典の意味だと思うので、簡単に辞退しないほうがいいと思います。

葬儀は人に迷惑をかける
故人の死は、身内だけで見送ればよい
そういう風潮がありますが
以前から伝えているよに
故人の死を悲しむ他人もいる、ことを忘れないで欲しいのです。
今に時代、ただの義理なら人は会葬に来ませんから。
その証拠に、普通に知らせた葬式でも告別式の会葬者は
20人にも満たない、と言う葬儀が増えてます。

そういう訳で少額の保険でも充分仕度になります。
又、葬式だけでなく死後の仏壇や墓、
遺品や家財の整理、相続手続の費用など当てることも出来ます。

15歳~70歳までの方なら例え大きな病気にかかっていても加入できます。
そして、80歳まで継続できます。
但し、加入時に入院していると入れません。
その時は退院してから加入して下さい。
申し込みを書くだけで医者の診査、病気の告知も不要です。

保険料は30万円に入った場合
70歳~80歳までの方が一番高く、年間に12,000円(月に1,000円です)
60万円、90万円はその2倍、3倍になります。

ちなみに
30歳~40歳の方なら年間4,000円です(月に333,3円)
気軽でいいと思いません?



私、長女の典子です

2010年02月08日 | 昔むかし
この仕事をしていると、心地よい自分がいます。
葬儀の仕事が好き?という訳じゃないんです。
目の前にいる人に何をしてあげられるか?を考えるのが好きなんです。

その原点は私の育った環境に有ると思います。
私の生家は商売をしていました。
両親や大勢の大人が働く姿を見て育ちます。
父は仕事中はとても怖い人。
子供がウロウロしていると怒られます。
でも、仕事が終わると面白い人なんです。
従業員も一緒に食事をしますが、よく涙が出るほど笑わされました。

取引先を接待するのはいつも家です。
お酒が苦手な父でしたので、家に招いて談笑します。
その場には私達家族も一緒です。
決して子供を排除しません。
そのうちに相手のご家族も一緒になってお付合いをします。
ですからとても深いお付合いのご家族がたくさんいました。

お客様が見えると必ず子供たちにお茶を出させて挨拶をさせます。
「いらっしゃいませ。長女の典子です」と教えられました。
するとお客様は必ず褒めてくれます。
それが嬉しくて、お茶を出すのが好きになりました。

「喜んで頂きたい」「私も喜びたい」の原点はやはりここですね。

病院も進歩してます

2010年02月06日 | 世の中
東大病院に行きました。
母の診察の付き添いです。東大病院は祖父が入院していた頃に良く通った病院です。
もう45年位前の事です、その頃は古くて暗い印象があったのですが
今は明るくて広々としたきれいな病院でした。

診察券を再診機に入れるのですが、これは今なら何処の病院でも見かけますよね。
東大病院もそうなのですが、診察券を入れると診察の確認の紙と
携帯電話くらいのお知らせブザーが出てきます。
あの長方形の器械が天板の穴からニューと出てくるんです。
ビックリ!です。
それを取って、再診機の上に透明の四角いビニール袋がたくさん積んであるので
それの中に診察券と診察確認の紙とその携帯電話みたいな器械を入れます。

診察時間が近づくと、ブザーが鳴って診察室のナンバーが書いてあり
その前で待つように表示されます。

ですから、待合室でじっと待つ必要が無いんですよ。

喫茶室にいても病院内をウロウロしていても、昼寝をしていても
呼び出しがかかるのです。ブザーとバイブで。

これはすごい!

大きな病院は予約性であっても時間は当てになりません。
私の行く病院は診察状況が表示されますが
後、何人待ちかがわかる程度の物です。
それでもその表示が出るようになってから
おおよその目安がつくようになり、いくらか楽にはなりましたが
やはり掲示板を見ていないと順番はわかりません。
いつも2時間待ちは当たり前のつもりで行ってます。

東大病院のようなシステムなら
窮屈な思いをしなくてすみますね。

でも、病院で待つのは、割と好きなんですよ。
この時間って邪魔する物が無いので
本を読んだり、原稿を書くのに最適なんです。
家よりはかどるみたい。
だから、2時間待ちは平気。
でも「もうじきかな」って思うとトイレ行くタイミングをなくします。
やっぱり呼び出しブザーがいいですね。

説明によってイメージが・・・

2010年02月03日 | お仕事
母が入所できる老人施設を見学することが多くなりました。

必ず入所相談のスタッフがいて、施設の申込み方法や、必要な手続を説明して下さいます。

何箇所か周り、気がついたことがありました。
説明する人によって、施設のイメージが変わるのです。

訪問してみると、介護に従事している人は葬儀スタッフと同じように
優しくて人の役に立ちたいと思っている人々が多いのがわかります。
初体験の私たちに理解させようと、詳細に到るまで説明書を指差し確認しながら話してくれます。

ところが説明によどみが無く慣れている方の話はどうも心に入ってきません。
少し間を取りながら実例などを交えて話している方には
初対面ながら親しみがわきます。

何箇所目かで、丁寧だけど事務的だなー、と感じてしまった方がいました。
話しが進む中で、その施設に親戚がお世話になっていると話したところ
その方の顔つきが、話し方が変わりました。
まるで親しい人に話すように、ソフトな口調に変わったのです。
聞いている私たちも、ここは親切そう・・・と感じてきます。

この方が訪問者を差別しているとは思えません。
説明することにだけ、専念されていたのでしょう。
でも、親戚の係りを知ってこの相談員もとても嬉しく感じたのだと思います。
そして、自然に口調や顔つきまで変わったのでした。

介護や葬儀に関わらず、どの職業も人に与えるイメージが良いのに越したことはありません。というより、とても大事な要素だと思います。

一方的に説明するより効果的なのは、
「このことについて、あなたとお話ししましょう!」という気持ちですね。
その気持ちがあれば、笑顔や親切さが出て、聞く側も心を開いて聞けます。

故郷はアスファルト

2010年02月01日 | 昔むかし
私の生まれは東京の下町。
私の家の前は大きな通りで、路面電車が走っていました。
「都電」とか「チンチン電車」なんて言ってました。
片面3車線の大きな通りを車と一緒に馬が荷車を引いて通ったり
警察の騎馬隊みたいな人たちが馬で通ったのを何度かみましたけど
その後に馬糞が落ちてましたよ。
40年前に路面電車は廃止され、今では荒川線という路線だけが唯一都内に残っています。

私の記憶ではその通りはすでにアスファルトで、小さい頃から土に馴染んでいません。
だから、苦手なんですよ、虫とか泥んこが。
そうそう、小学校の校庭もアスファルトでした。
昭和30年代の話です。

裏通りに行くと小さな路地があって、そこだけ土の道で
垣根の根元に鳳仙花とかが咲いていました。

私、その花が欲しくってひと目を盗んで1本、抜いて持ってきたことがあります。
そして、家と隣(銀行でした)の間の隙間に土を盛って、その鳳仙花を植えました。
もちろん土と言っても小さい洗面器一杯くらいの量でその下はアスファルト。
育つ訳無いのに、そういうことが分からなくって、花が増えると信じてましたね

すぐに母に見つかって怒られましたけど、小学1年くらいの話しです。

私の家は商売をしていました。
ダンボールを作って売っていたのですが、表通りに私の家族が棲む家と店があり
裏通りに晩ボールを作る工場があり、その隣には祖父母一家が暮していて
毎日「おじいちゃーん、おばあちゃーん」と遊びに行きました。
父の一番下の妹は、私と七つ違いで、その叔母とはまるで姉妹みたいに育ちました。

ちょうど映画の「夕陽丘3丁目」そのもの。

古いアルバム見てて、思い出しました。

子供たちのためにも
少し書き残しておこうかなー。