柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

百合の祭壇をお願いしました

2011年10月31日 | お葬式
母の葬儀が終わりました

家族の希望通り、ユリの花に囲まれて見送ることができました

意思の疎通が困難になって
会話は上手にできませんでしたが
花を持っていくと「あー、いいねー」といつも決まって喜んでいました

本来は山野草のような楚々とした花が好きな人ですが
そのイメージも焼香台や遺品のそばに表してくださいました

百合の祭壇は
家族の話をもとに、葬儀社の社長自ら活け込んで下さったとか
大きな体格に似合わず、繊細な色使いに感動です

白を基調にしていますが
濃いめのピンクから薄いピンク
白から黄色の流れを作り
左右のバランスを少しだけ崩した
とても上品な祭壇です


今回はこちらの葬儀を拝見したくて
少し遠方ではありましたが
お願いをしました

神奈川こすもすさんの皆様
協力業者の皆様
お世話になりました

神奈川こすもすさんは直葬のダビアスで最近有名になりましたが
普通の葬儀もきめ細かくされています

母もきっと
「あー、いいねー」と言っています

エンバーミングをどのように理解してますか?

2011年10月29日 | ご遺体のケア
今回、義母の葬儀をお願いした葬儀社では、エンバーマーの資格を持ったスタッフがいます

その方が何度も義母の状態を見に来てくれます

以前エンバーミングの施設にいたそうで、東京近県で処置をしていたそうです

実際にどの位、利用があるのか訪ねてみました

葬儀社のセットの中に組み込まれているか、ノルマがあってエンバーミングをとる必要がある場合以外は
お客様からの依頼は少ないそうです


そうでしょうね、
エンバーミング自体を知らない人たちが、ほとんどです

日本は火葬するから必要ない
高額なのでやる人は少ない

そんな意見が多いとか

エンバーミングの特徴は
遺体の感染症をなくす
腐敗を防ぐ、事です

でもそれだけじゃありません

私がそれ以上にすすめる理由は
故人が、家族のよく知る顔を取り戻す、ためです

今は医学が発達して、ぎりぎりまで命があります
やつれても、衰弱しても生き続けます
ですから、死んだ時の顔はその人の面影がありません

特に癌の場合はやせ方が激しいです

確かに死にゆく現実は直視しなくてはなりませんが
家族の中にある、その人らしさで別れることができれば
最後の面影は、いつもの家族の顔です

私の父も、死んだ時は力ない老人そのものでした

エンバーミングから帰った父は
私達家族と一緒に動いていた時の父です

義母も脳梗塞を起こす前の
よく散歩をしていた義母に戻っています
その顔は、去年死んだ母の妹によく似ています

脳梗塞後の母は、マヒした方の顔が少し曲がってしまいました

でも今は車いすに乗る前の母になりました

この遺族が受ける効果は、何よりのグリーフケアです

その価値を知らせることから、エンバーミングは認知されるかもしれませんね

いまエンバーミングは15万円~20万円位の費用が掛かります

祭壇や棺にかけるより、価値があると感じる家族がいるはずです

遺族にとって葬儀の重要性がどこになるか、選択できるべきですね


もう一つ、エンバーミングの利用価値があります

私はよく、腹水を抜いてもらいました
腹水は漏れると危険です
ドライでも固まりません
臭いも出やすいです
だから安置する前にご遺族に話して
エンバーミング施設で抜いてもらいました
腹水を除去する話に、ご遺族はほとんどの方が了解されます

また、エンバーミングをしなくても、顔の修復だけでも頼めるのです

事故や災害で傷ついた修復でなくても、やせて面影がなくなった顔の修復も
頼めるのです

もっと利用して下さる葬儀社が増えるといいですね

遺族に知らせるのは葬儀社しか、ないですよ

需要がでれば、各地にできるし、価格も安くなります



明日は義母の通夜です



エンバーミング施設がもっと欲しいですね

2011年10月27日 | ご遺体のケア
10月24日に亡くなった義母の葬儀は10月30日~31日になります

式場の関係で1週間後になってしましました

安置の時間が長いため、エンバーミングをお願いしました

義母は亡くなる前日まで、普通に過ごしており
体調が悪いとは感じられませんでしたが
エンバーミング施設から、体内の腐敗が早く
処置に時間がかかると連絡がりました

以前に胃に潰瘍があったことを思い出しました
もう3年近くその症状は見られず安心しきっていました

しかし検査の結果から貧血の数値が高く
多分、気づかぬうちに胃の中で出血していたのかもしれません

もとから、心臓の機能が悪く、そのせいもあり腎臓も悪くなっていたようです

そうい考えると
義母の体は生きているころから、あちらこちらに腐敗しやすい原因があったと思います

胃の中には出血があり
腎臓からは尿が排泄されず
心臓も血液を送り出せずにいて

すべての機能が徐々に衰えていったのでしょうね



今日の昼には綺麗になった体で帰ってきます
孫やひ孫たちが大勢でおばあちゃんの顔を触っても大丈夫です

横浜から遠い戸田まで行かないとエンバーミングはできません

この良さを知ったら、もっと多くの人が利用できるのに・・・

施設がないから、利用する価値も広まりにくく
もったいない気がします

人口の多い東京や横浜にエンバーミング施設がもっとできれば
多くの方に知ってもらえるのに
残念ですね


義母が逝きました

2011年10月25日 | 
明け方入院した義母の病院に
主人が薬を届けに行き
帰宅すると同時に、病院から電話が入り
話があるからすぐ来てくれ、と言われ
急いで駆け付けると
検査結果が思ったより悪く、余談を許さない
と言われ、ひとまず帰ろうとした矢先に
携帯電話が鳴り
すぐ病室に戻れと言われ
あわてて戻ったら
義母は亡くなっていました

直前まで息子たちと孫、そして妹夫婦に
囲まれていたのに
その10分後に一人で亡くなりました

あっけにとられています
兄と主人とどう送るべきか話し合い
葬儀の準備をします

その前に
明日、福岡へ日帰りに変更して
出かけてきます

夜中の電話は、いやな予感

2011年10月24日 | 生前
午前零時頃に鳴った携帯電話
嫌な予感です

義母の老人施設から連絡が入り
「呼吸が苦しそう、救急車を手配しましょうか」とのこと

昨日の午後には義母に会いに行き
庭を散歩してきたばかりです
普段と変わらず、元気でした

これまでにも何度となく救急車のお世話になっています
大抵は、その直前まで容態は悪くありません

すぐに手配をお願いし
私達も病院へ駆けつけました

やはり心不全を起こしていました

検査や処置を待って入院を見届け
さっき帰ってきました

しばらくは入院をします
まだ苦しそうですが、治療が始まれば落ち着きそうです
ちょうど、1年前にも緊急入院をしています
病名は同じです

何故かこういう時は、慌ただしい次期なのです
明日は九州に出張があります

大丈夫!と思いながらも
落ち着かないですね

親切な君、有難う

2011年10月21日 | 世の中
新幹線ホームで並んでいたら、突然声をかけられました

「ここは並んでいる列じゃないですよ」

「??」

何を言われているのか、見当がつかず
不審な顔をしていたら

「新幹線に乗るためにできている列じゃないんです
本当の列はあっちですよ」

と教えたくださいました

よく見ると、新幹線の乗車口の近くに
年輩の男性グループが縦長に立っていたんです

その向こうに、本当の列ができていました

「そうでしたか、気が付かなかった
どうも有り難う」
とお礼を言って移動しました

私が乗車の列と間違えて事に気が付いて
声をかけて下さったんですね

若いサラリーマン風の男性でした

出来そうで、できない行為ですよね

仕事の帰りで、少し、くたびれていたんですけど
なんだか、心がホット、温かくなりました

関西は昨日も今日も25度の暑さです
横浜へ帰ってきたら
いきなり冬のような寒さでした


「生きがいの創造」 この本に出合えて幸せ!

2011年10月18日 | 不思議
美容院で「柴田さん、生きがいの創造っていう本、知ってます?」と聞かれました
私はまだ読んだことがありません
こちらの先生とは美容院に行くたびに
お互いの情報交換をし、いつも意気投合しています

「偶然、見つけた本だけど、読んでみたら
いつも柴田さんが言っていることが書いてあって
そうよ、そうよ、とうなずきながら読んだのよ」

早速、書店に飛び込んだら
運良く、すぐ目の前にこの本がありました

「生きがいの創造」
生まれ変わりの科学が人生を変える
飯田文彦著
PHP文庫

本を開けると巻頭に推薦文が紹介されています
ハワイ大学名誉教授ムネオ・ジョイ・ヨシカワ(哲学博士)
その中に
「飯田先生は経営学者の一人として、このような問題に真っ向から取り組まれた
そして得た結論は
『人間の意識、価値観は最も本質的・根源的なところで変わらない限り向上せず
本当の生きがい・働きがいも見い出し難い』
という事であった
このような問題意識から、世界に散在している「死後の世界」や「生まれ変わり」の
科学的研究を包括帝に整理し、「生きがい論」としてまとめあげられたのが本書である

と書かれており

本書が生まれたいきさつ、とみなさんへの感謝 として
1995年の9月、私は大学の学術誌である『商学論集』に
「『生きがい』の夜明け~生まれ変わりに関する科学的研究の発展が人生観に与える影響について」
と題する研究を発表しました
他の教授たちから手ひどいお叱りを受けるのではないか、世の中の人々から大いに馬鹿にされるのではないか、
貴重な友人たちをすべて失うのではないかと、恐る恐るの発表でした
しかし半年以上たっても、心配したような事態は起こりませんでした
それどころか、論文の末尾に「ご希望の方には無償でお送りします」と書いておいたところ
論文を送ってほしい、というご希望がどんどん増え始めやがて毎日のように百件を上回るようになりました

とあり、半年間で7千部以上を自費で送ったそうです
そして全国から応援や感想の手紙を頂き
「大切な人にも読ませてあげたいけれど、学術論文では書店で手に入らないし、文章や書き方も難しすぎます
もっとわかりやすい本にして書店に並べて下さい」
というう多くの声から、この本が生まれたそうです


死ぬと体はなくなるが意識は残り意識体として存在する
死後の世界の中間生に戻り
人生の回顧と反省をし
人生の自己計画を立て
修行をするために生まれ変わってくる
という、仕組みがある

自分の人生は自分が自分に与えた問題集であること
そして自分を取り巻く人々は、愛してくれる人も
敵対している人も、みな理由があって自分の成長のために存在してくれることを知った時
私たちの人生観は大きく揺さぶられます



この場では言い尽くせないほど、胸にしみ
今までの人間関係が思い出されました

私のつたない説明より
お読みいただくことが一番かと・・・

初版は1999年です
2011年で、すでに53刷

もっと早くめぐり逢いたかった、と惜しい気もありますが
巡り合えなかったら、と考えたら
読む事が出来て幸せです!

不思議なことに
短い期間に
同じような内容の本に出会いました

「人は死なない」を読みました

2011年10月16日 | 
前回の本の紹介は「死んだら終わりではなかった」でしたが
今回は「人は死なない」です
この本は新聞広告に載っていましたので、ご存知の方も多いかと思います

著者は矢作直樹氏で東京大学医学部附属病院救急部部長・集中治療部部長をされています

お医者様ですが、死後に霊が存在するのを確信されています
ご自身に、いくつかの体験がありますが、霊体に関わる多くの本を読まれ
また宗教書にも大変詳しい方です

この本の中で、葬儀社の事も書かれています
独居のお母様が入浴中に発作を起こされ亡くなっています
お体の傷みが激しく、一番故人の扱いにやさしい葬儀社を選ばれた、そうです
救急救命の集中治療室で亡くなった患者さんを見送る経験があり
いろいろな葬儀社の対応の違いを感じていらしたのかもしれませんね
さらに、葬儀社の仕事内容についても
大変な仕事であり、自分たちはささえられている、と書かれています
先生のお人柄に感激です

死を扱った本は良く見る機会がありますが
葬儀社をこのように表現された本は、初めて見ました

科学的な検証がなければ、全否定される学者が多い中
死後の霊体の存在を言われるのは、大変な勇気ではないでしょうか

また東大の救急救命の存在に
多くの医師が非協力的だった状況から
率先して治療に参加するまでの矢作先生の
想いや努力も、知る事ができ
ご本人の生い立ちや趣味にも興味深く読みました

面白かったです

遺影写真を撮りませんか

2011年10月12日 | 私の半径100メートル
女優さんの撮影をされている、丸谷嘉長さんのスタジオに行ってきました
広末涼子、榮倉奈々、小西真奈美、鈴木京香、井川遥・・・・
名だたる女優さんを撮影しているカメラマンが
遺影写真をとって下さると、紹介され
85歳の母を連れていきました

丸谷さんは
一般の方の生き生きとした写真を撮ることを目的とした
スタジオを昨年の11月にオープンされました

予約した時間に伺うと
丸谷さんと3名のスタッフが出迎えて下さり
先ず、母とおしゃべりをして人柄を観察しながら
どんな写真を撮るか、構想をまとめていかれます

カメラの前に座った母に
「今日はかわいい顔をとりましょう!」と言われて
話しかけながら笑い顔を引き出してくれました

「わー、今の顔、かわいいです」
「だいぶ、慣れてきましたね、その顔、いいですね」

いい気持にして下さって、沢山の写真をとり
その中から3枚の写真を選びました

丸谷さんは
「実は父を亡くしたのですが、生前1枚も写真をとっていなかった・・・
葬儀の写真と言えば、どれも決まりきった写真ばかり
もっとその人らしい、生き生きとした写真をとろうと思った」
と話してくださいました

目標は1000人の写真をとること、だそうです

丸谷さんは仕事が忙しく、海外に出かけることも多く
その合間に、時間を作って一般の方の写真を撮っています
「いつ1000人になるか?
生きてるうちに撮れるかな?」と言ってましたが


ご自分のお気持ちから、遺影写真撮影を始めたので
なんと10500円で撮影をしてくださいました

今回の撮影は娘から、おばあちゃんへのプレゼント、なのです
初めは「遺影写真なんて、おばあちゃんが怒るかな?」と
娘は心配しながら、母に声をかけましたが
母は大乗り気ですぐにOK、となりました

父の葬式の時に、これぞ!という写真がなかったから
自分はちゃんと撮っておきたい、と思っていたそうです

出来上がった写真は
本当に可愛く、きれいな仕上がりで
母は大いに気に入ったようです

今までにこのスタジオで、写真をとたれた方は
30代~90代まで、130人位
男性が意外と多く
ご夫婦や親子で撮影された方もいました

さすがプロの撮影です
貴方も女優みたいな気分はいかがですか?

私も予約しようと思ってます


丸谷嘉長さんのホームページ
(http://www.camera-marutani.com/)

「葬儀なんでも相談室」を作ります

2011年10月10日 | お仕事
今、事務所を新しく用意しています
ひょんなことから、急にそういうことになりました

事務所だけではなく
「葬儀なんでも相談室」も開設することにしました

この数年で、色々なセミナーや勉強会に出させてもらいましたが
皆さんが、葬儀に関することで
多くの疑問をお持ちなのが、わかりました

ホームページからはメールや電話で対応していましたが
お目にかかってご相談できる場所を作ることにしたんです

皆様からの質問は葬儀だけではありません
アンケートによる不安は

葬儀費用
死亡後から葬儀後の流れ
葬儀社選択
知識不足
宗教者のお礼
葬儀後の手続き
安置先
宗教者の手配
遺産相続
墓地

等があがっています

介護の話もよく出ます

なんでも、相談してもらえば、と思っています
私が全部にお答えできる、とは限りませんが
解らないことは
調べて、必ずお答えしたいと思っています


それと
手元供養の商品を扱う事にしました

昨年、父を亡くし母に遺骨ペンダントをプレゼントしました
とても喜んでいます
この需要は今後多くなるはずです

ところが、手元供養品を扱っている店舗が少なく
手にとって見ることが困難です

ミニ骨壺
遺骨が入る写真立て
ペンダント
などを
手の取れるように並べています

横浜市の金沢文庫駅から歩いて3分の場所です
出張があり、留守になることもありますので
お電話を頂くとうれしいです
045-701-8654です

「葬儀なんでも相談室」は無料でご相談を受けてます

まだ準備中ですが
開設後に又、お知らせします



葬儀社の方が上?一流店の対応が・・・

2011年10月08日 | お仕事
今日は母のお伴で琥珀展に行ってきました
開かれた場所は、ロシア連邦大使館です
めったに入れない場所なので興味津々でついていきました

要はロシア協賛の琥珀の販売会です
各百貨店や宝飾店が顧客をご招待しています

母は杖では体を支えきれないので
歩行を補助する手押し車が手元にないと歩けません

会場に入るとロビーは大きな受付があり
10社以上が各自のお客様を迎えています
受付以外でもロビーのあちこちに
お客様を案内するスタッフが立っています

全員が黒のスーツを着ていますが
立ち姿が大使館に似合わなく、汚い
片足に体重をかけ、、もう片足は横に開いている(かったるいのかな?)
大股開いて、後ろで手を組み立っている(偉そうだけど!)
この場所に、この格好?とびっくり
自分のお客様が来ると
愛想よく、腰を低くしてお迎えに上がっていますが・・・


展示場は2階でした
優雅な長い階段を上がらなくてはなりません
エレベーターは事務室にある為、使用できないとか
ここで、母は大苦戦です
手押し車は孫が持ち、母は階段の手すりにつかまって
一歩一歩慎重に上っていきます

この階段を大勢の方が上がり下がりしています
その中には、展示場の販売員もいます
数人で固まって歩き
歩行困難な老人に気遣う人は一人もいませんでした

これなら、最近の葬儀社の方が、優しいのではないですか?

多分、自分の店舗内なら全部が自社のお客様なので
もっと気遣いすると思いますが
ここでは、自社のお客様だけを見つめて、他の人には
無関心です

あら、まー

琥珀はさすがロシアが協賛しているだけあって
色も、形も、デザインも豊富で
価格も想像していたより、手ごろな物も多く、
見るだけでも、楽しめました


帰りがてらデパ地下によって買物をしましたが
荷物を持って、母の誘導をしながらエレベーター前に来ると
一番端のエレベーターが来たと教えてくれた人がいます
見ると、近くで食品を売っていた方が
わざわざ、売り場から出て
エレベーターを開けて待っていてくれました

たしか、このデパートも
あの大使館にいました!

あら、まー

世の中、注意して見てみると
実に面白い、ですよ




ファミリーマートが変わりました

2011年10月07日 | お仕事
以前もファミリーマートの挨拶を書きましたが
今回もその話です

そのコンビニは3分くらいの場所にあるのですが
もっと近いコンビニがあり、しかも駅方面にあるので
そちらを利用することが多く
ふぁまいりーマートではたまに買物をします

だからこそ、ちょっとした変化でもすぐ気が付きます

今までうるさかった挨拶が変わりました

「あれ?」と思ったのは店内に入ってうるさくなかった事です
ごく自然に「いらっさいませ」と言ってます
レジに行ったときに、丁寧にあいさつしています
落ち着いて買物ができました

前は「いらっしゃいませ、ファミリーマートへようこそ」
みたいな掛け声ばかりで「居酒屋?」のようでした
顔も見ず挨拶だけ大きな声でしてました

今回は大人のコンビニになってました

もしかしたら、今日は大人しい人ばかりだったかな?
と思って、続けていってみました
やはり落ちついた大人のコンビニでした

エライ!、よく悟った!

と褒めたいくらいです



父の死後の諸手続きが終わりました

2011年10月05日 | 葬儀後の相談いろいろ
父が亡くなって10か月が過ぎ
相続の申告期限が来ました
先日、母と兄弟3人で無事に分割協議書に印鑑を押しました

今回の父の死で、諸手続きの実際を体験しました
実は亡くなってからすぐに専門家にゆだねています

労務士、司法書士、税理士の方々にお願いをしました
それぞれに丁寧に説明を受け
色々な知識を頂き、将来のためにもなる知恵を授かりました

お蔭でやり残しや漏れもなく
不安や心配もなく、家族間でもめることもなく
大変な手続きも、私達遺族は苦労せずに終わります

専門家にお願いした費用はそれほど掛かりませんでした

でも、何も揉めずに済んだのは
両親が私達子供を、良い環境で育ててくれたお蔭と、感謝しています
そして専門家として他人が関与してくれたお蔭です

最近士業の方々が葬儀業界にも進出してきましたが
今後はもっと、お願いする遺族が増えるはずです


納棺式ができる葬儀スタッフであれ!

2011年10月03日 | 葬祭スタッフ
亡くなった故人を棺に納める前に、旅支度や死化粧をします
そして納棺します
映画の「おくりびと」のお蔭で、納棺士という職業が世間に知れました
その後、葬儀社や納棺、湯かん業者への就職希望者が増えました!

地域によっては、昔から納棺士がするのが当たり前、というところもありますが
本来は葬儀社が行っていました

私の記憶にも残っているんです
亡くなった祖父を布団に寝かせ、叔母たちが泣きながら足袋や着物を着せてました
泣いている叔母を見て、「かわいそう」と感じたのを覚えています

私が勤めていた葬儀社も湯かんを頼まれる以外は
全て社員が納棺式を行い、ご遺族の皆様とご一緒にお支度をさせていただきました
故人の為に、ご遺族やご親族が体に触れる最後の貴重な機会です
末期の水の道具もありきたりでなく、各スタッフが優しさを重視して用意してました

ご遺族にとっては、冷たくて硬い体を触り、死を実感する時なんです
とても大事な場面なので、丁寧に説明しながら行いました

私は緊張より、和やか、愛おしさを感じていただけるように注意してました

ところが、最近の葬儀社は納棺を業者任せにしたり
ご遺族には参加させず、スタッフだけで身支度を整えてしまったり
という葬儀社が増えています

東北の某葬儀社では、気が付いたら納棺は業者さんの仕事になっていて
社員が納棺の技術を持たなくなっていたそうです
そこで社員に納棺の研修を1からやり直して、現在ではほとんどの納棺を
社員自身が行うようになり、ご遺族や故人への接し方も変わったそうです

納棺をし終えるとご遺族から「ありがとうございました」と
いつもお声をかけていただきました

葬儀の前に、ご遺族やご親族と気持ちが行き交うのも
この時間なんです

やっぱり納棺は大事な時間です

娘たちは満足して母親を送りました

2011年10月01日 | お葬式
通夜の前に娘たちは叔母の身支度を始めます
ドライシャンプーで髪を洗い
ドライヤーで整髪し
お化粧をします
叔母はいつも綺麗にお化粧をしていた人です

「痴呆が進んだ母が、化粧品をつけたまま
部屋のあちこちを触り、べたべたにしてしまうので
化粧品を取り上げてしまって・・・・ゴメンネ」
同居の次女は泣きながら化粧をしていました

家族で納棺をしている途中に叔母の友人が駆けつけてくれました
「あー、間に合って良かった」
「会いたかったの」
「呼んでくれてありがとう」
80歳に近い人達です

「ずっと仲良くしてもらったのよ」
式までの合間に、2時間以上かけてきてくれた友人から
叔母の若いころの生活ぶりや
どんなに親しくしていたかを聞くことができました

通夜の終わるころ、思わぬ方々が見えました
4年間の同居生活を支えてくれた次女の友人が
数人会葬に来てくれました

「母と親しいわけじゃないの
でもわたしの話を聞いてくれたり、励ましてくれたりした友人が
私を気遣ってきてくれました」

職場の方も仕事を終えて駆けつけてくれました
遅刻したり、早退したりの勤務状況を
応援してくれたそうです

「今まで気が付かなかったけど
お葬式に来てくれることが、こんなにも有難いなんて
思ってもみなかった
悲しいより、有難くて泣けてしまった」
通夜後にホテルに送ってくれる車の中で次女がつぶやきました

翌日の出棺の挨拶は、喪主を勤めた長女がします
叔母の思い出を淡々と語り
どんなふうに育ててもらったか
それを自分の子供にも伝えたい、と話しました


葬儀の流れは、ごくごく普通です
会葬に来てよかったと、感じる大きな要因は
親族の挨拶にもあります

故人の人柄や生活、故人への想い、自分たちの考え
感謝の気持ちなどが伝えられたとき
会葬者は、縁のあった人たちの心を肌で感じ
自然に感じ入るものが生まれます

娘二人は、母親を自分たちで送りたい、という意志がはっきりしていました
ただ、それをどうやって表したらいいのか?
何をしてはいけないのか?
まるで解らなかったのです

多分、この二人だけでなく多くの遺族が同じように思う事でしょう

ちょっとしたアドバイスを与えると
二人は、自分達でどんどん動きだしました

会葬礼状の間に自分達の
感謝の言葉を印刷してはさみました
写真を飾って、叔母の手作りオルゴールも
そばに置きました
それを親戚も、会葬者も小さな輪になって魅入ります

二人の娘を応援するように
それぞれの家族も力添えをしていました

遺族が、満足して送ることができ
いいお葬式ができました