葬儀社の社員さんに研修や講演をするようになって8年がたちました
家族葬や直葬が増えている中で、多くの葬儀社の方が
これからは葬儀規模は小さくなり、家族葬が中心になると
見ています
それが今の現状に沿った、葬儀形態の変化と考えています
義理の会葬は入らない
高齢社会になり、会葬に来る人もいない
親戚も高齢で声を掛けたら迷惑がかかる
故人を知る人だけで送れば十分
葬儀社の方も、一般の方々にまた業界向けに
この発信をしています
私は葬儀の現場に出ているときに
遺族と会葬者の方々の思わぬ出会いや、出来事に
遭遇し、そのときのご遺族の表情や会話を
見聞きしました
だからこそ、葬儀での出会いは
遺族にとって大切な故人の思い出になると確信しているのですが
どうして他の葬儀社さんからは
この人との繋がりの重要さを感じて頂けないのか?
その疑問をずっと持っていました
最近、その答えがなんとなく解ったような気がします
ご遺族との接し方
接している時間
会葬者との接点の持ち方などが他社とは違っていたのでは?
と感じるようになりました
ご遺族から葬儀を承ると
先ず、どんな故人だったか?
ご遺族はどんな状況か?
故人を各ご遺族がどう感じていたか?
親戚との付き合いはどうか?
近所、会社との付き合いはどうか?
葬儀への希望の違いはあるか?
誰がどんな言葉をしゃべったか?
などを注意深く聞いていきます
他の社員が担当になったときも
なるべくそれらの情報を聞き出します
自分が担当になると司会進行を担うため
いる場所は指定されますが
他の社員が担当をしたときは、私は式場内を
動きまわりました
葬儀会館にご遺族が到着してからは
なるべく多くのご遺族や親戚と会話をします
いざ葬儀が始まると
式前の会葬者のおしゃべりを聞いて回ります
焼香後の会葬者の会話を聞き、様子を見ます
「この方はご遺族にお引き合わせしたほうはいいのでは?」と
感じたら、お声を掛けます
「どうやら故人と親しいらしい」と感じたらやはり声を掛けます
お子様方やお孫さんのご友人らしい人にも声を掛けます
式の前後にご遺族に挨拶に来られる方にも
注意を払います
会葬者のお帰り時もなるべく玄関でお見送りをします
ほっとして連れ立って帰る会葬者は、色んな会話をしています
お手伝いの方にも受付の様子をお聞きしながら会話をします
式後のご遺族には遺族ケアの会をしてましたので
式後3年位は葬儀を含め様々なお話を聞く機会がありました
このように思い起こすと
普通の葬儀式を行う中で、葬儀社として
いるべきポイント以外の場所に
私は立っていたのではないか?と気付きました
年齢的にも、物怖じせずに声を掛けられたことも
いい結果を生みました
葬儀があるからこそ
思わぬ出会いがあり、普段では感じない絆や愛情を
遺族は感じています
この体験がなくても葬儀は終えることができます
また、体験をしなければ、それほど人との関わりが
有難いと思うこともないでしょう
葬儀社の方に、ご遺族のこのような「思いもよらない体験」を話すと
大いに共感はしてくれるのですが、自分たちが遭遇したことはないようです
あるフリーライターの方が
一人娘に葬儀の負担をかけないように
葬儀社と直葬、散骨の契約をしたそうです
お母さんが亡くなったとき
1人娘さんは家族とお母さんを見送るのだと思いますが
仕事仲間の友人からお母さんの仕事ぶりを聞いたり
学生時代の友人から若い頃のお母さんを語ってもらったり
一度も会ったことがない人達から二度と聞けない
お母さんの話が、最後の最後に聞けたら
この娘さんは、別のお母さんを知ることができ
母を支えてくれた友人の存在をきっと感謝するのではないか・・・と
考えてしまいました
お母さんは娘の負担をなくすために選んだ葬儀です
このお嬢さんはお母さんの希望した直葬、散骨をしてあげられたことに
満足はするでしょうが
先の体験をすることはないでしょう
葬儀の形を選ぶのはご自分たちですが
別れる意味を知り、葬儀は家族葬や直葬だけではないと
知らせてあげたいと、思います
そのために、いまこそ葬儀社の皆さんに
葬儀の中から、人の絆を見つけて欲しい! と伝えようと思います
家族葬や直葬が増えている中で、多くの葬儀社の方が
これからは葬儀規模は小さくなり、家族葬が中心になると
見ています
それが今の現状に沿った、葬儀形態の変化と考えています
義理の会葬は入らない
高齢社会になり、会葬に来る人もいない
親戚も高齢で声を掛けたら迷惑がかかる
故人を知る人だけで送れば十分
葬儀社の方も、一般の方々にまた業界向けに
この発信をしています
私は葬儀の現場に出ているときに
遺族と会葬者の方々の思わぬ出会いや、出来事に
遭遇し、そのときのご遺族の表情や会話を
見聞きしました
だからこそ、葬儀での出会いは
遺族にとって大切な故人の思い出になると確信しているのですが
どうして他の葬儀社さんからは
この人との繋がりの重要さを感じて頂けないのか?
その疑問をずっと持っていました
最近、その答えがなんとなく解ったような気がします
ご遺族との接し方
接している時間
会葬者との接点の持ち方などが他社とは違っていたのでは?
と感じるようになりました
ご遺族から葬儀を承ると
先ず、どんな故人だったか?
ご遺族はどんな状況か?
故人を各ご遺族がどう感じていたか?
親戚との付き合いはどうか?
近所、会社との付き合いはどうか?
葬儀への希望の違いはあるか?
誰がどんな言葉をしゃべったか?
などを注意深く聞いていきます
他の社員が担当になったときも
なるべくそれらの情報を聞き出します
自分が担当になると司会進行を担うため
いる場所は指定されますが
他の社員が担当をしたときは、私は式場内を
動きまわりました
葬儀会館にご遺族が到着してからは
なるべく多くのご遺族や親戚と会話をします
いざ葬儀が始まると
式前の会葬者のおしゃべりを聞いて回ります
焼香後の会葬者の会話を聞き、様子を見ます
「この方はご遺族にお引き合わせしたほうはいいのでは?」と
感じたら、お声を掛けます
「どうやら故人と親しいらしい」と感じたらやはり声を掛けます
お子様方やお孫さんのご友人らしい人にも声を掛けます
式の前後にご遺族に挨拶に来られる方にも
注意を払います
会葬者のお帰り時もなるべく玄関でお見送りをします
ほっとして連れ立って帰る会葬者は、色んな会話をしています
お手伝いの方にも受付の様子をお聞きしながら会話をします
式後のご遺族には遺族ケアの会をしてましたので
式後3年位は葬儀を含め様々なお話を聞く機会がありました
このように思い起こすと
普通の葬儀式を行う中で、葬儀社として
いるべきポイント以外の場所に
私は立っていたのではないか?と気付きました
年齢的にも、物怖じせずに声を掛けられたことも
いい結果を生みました
葬儀があるからこそ
思わぬ出会いがあり、普段では感じない絆や愛情を
遺族は感じています
この体験がなくても葬儀は終えることができます
また、体験をしなければ、それほど人との関わりが
有難いと思うこともないでしょう
葬儀社の方に、ご遺族のこのような「思いもよらない体験」を話すと
大いに共感はしてくれるのですが、自分たちが遭遇したことはないようです
あるフリーライターの方が
一人娘に葬儀の負担をかけないように
葬儀社と直葬、散骨の契約をしたそうです
お母さんが亡くなったとき
1人娘さんは家族とお母さんを見送るのだと思いますが
仕事仲間の友人からお母さんの仕事ぶりを聞いたり
学生時代の友人から若い頃のお母さんを語ってもらったり
一度も会ったことがない人達から二度と聞けない
お母さんの話が、最後の最後に聞けたら
この娘さんは、別のお母さんを知ることができ
母を支えてくれた友人の存在をきっと感謝するのではないか・・・と
考えてしまいました
お母さんは娘の負担をなくすために選んだ葬儀です
このお嬢さんはお母さんの希望した直葬、散骨をしてあげられたことに
満足はするでしょうが
先の体験をすることはないでしょう
葬儀の形を選ぶのはご自分たちですが
別れる意味を知り、葬儀は家族葬や直葬だけではないと
知らせてあげたいと、思います
そのために、いまこそ葬儀社の皆さんに
葬儀の中から、人の絆を見つけて欲しい! と伝えようと思います