柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

東京ビッグサイトで 人生最終章のドレス をご覧ください

2016年08月18日 | 葬儀の世界
介護施設で看取りまでする時代になってきました。

死後は、自宅へ帰ってお葬式をする方と
施設から直接火葬場へ向かう方といます。

自宅へ帰らない場合は、ほとんどが火葬のみの直葬だと伺いました。

葬儀社にお願いをして、棺に納め
他の入所者の目に触れないように出棺をする・・・・

どうして他の方に知らせないかと伺うと
同じ入所者の死はショックを受けるから
そっと見送って、聞かれたら「亡くなった」と伝えるそうです。

死って、そんなに伏せるべきことでしょうか?
高齢の方々は「死は当たり前」と考えていると思います。

同じ境遇の人の死を後から知らされたら
「自分の時も、きっと誰にも知らされず逝くのか?」と思われるでしょう。


施設の方も「そんな送り方は嫌だ」と考え始めています。
多少なりともその方の人生を垣間見た施設スタッフなら、
もっと手をかけて送ってあげたい・・・と思われるようです。

仕事関係の方に「エピローグドレス」という死装束を作成している方がいます。
高級な死装束なので、展示会では多くの葬儀社さんが足を止め見入っています。
しかし、葬儀現場でこれをどう活用していいのか???と迷われているようで
実際には活用していただけません。



ホームページから、このドレスを見つけたのが、介護施設の方々でした。
介護施設で亡くなった方を温かく見送りたい、という要望が届きました。
そこで私とエピローグドレスの会社とで「エピローグドレス納棺式」を企画開発しました。

5万円~の死装束ですが、評判を呼んでいます。
祭壇を設けない葬儀形式でも、故人自身に手をかけ、想いをかけた納棺式は
十分に送る側の満足度を高めます。


この方法を介護施設だけでなく、葬儀社さんにも一般のお客様にも見ていただきたく
22日から24日まで東京ビッグサイト「エンディング産業展9-38ブース」でご案内をすることにしました。


実は介護施設だけでなく、直接個人のお客様から
「親や自分用に買っておきたい」という問い合わせが来るようになっています。
「自分の好みにデザインしてほしい」という電話も今週にはありました。


葬儀を出せるのは葬儀社さんなのですが、葬儀社さんは「安い」「お金をかけない」ことしか
目に入らないようです。

人の価値観は、様々です。

葬儀一式にかける価値と、故人にかける価値とでは
遺族感情においてどうなのでしょうか?

葬儀社によって考えが違い、その違いをお客様が選択できるといいと思うのですが・・・・

お時間のあるかた、興味がある方は是非、お越しください。


シルバーフォト撮影会

2016年08月18日 | エンディングノート
近所で開催している学びの場「大人の学校」で
写真撮影会をしました。

遺影写真のための撮影会と思われがちですが
「自分の素敵な写真」て意外とお持ちじゃないんですよね。

今の自分をきれいに撮るって、なかなかチャンスがないので
こういう機会にとることをおすすめします。

よく葬儀社で遺影写真撮影会と、何かのイベントの中でしていますよね。

亡くなる時期も定かではないので、今に自分を残すつもりで是非参加してみてください。

きれいな出来栄えだったら。素敵な額を買って
おうちの中に飾りましょうよ!

自分一人だけ飾るのは抵抗がある?人は
家族写真やそれぞれのベストショットを一緒に飾ったらどうですか?


写真撮影は一回すればいい、ではなくて
何回でもトライしてください。

次は横向きとか
少し斜めからとか

楽しくなりますよ。

「大人の学校」でも撮影会に参加した方は
皆さん、ウキウキしてとても楽しそうでした!


写真撮影風景です


写真を選んでいます。
これがまた真剣なんです。


こんな撮影風景だったとか
出来上がりは、こんな風とか
お知らせすすると、次回の参加が必ず増えます。

はじめは葬儀写真と思うと、二の足を踏むにかもしれませんね。

そうではなく。「今のベストショット」と考えましょうよ。