柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

母の日のプレゼントは決まったかしら?

2019年04月25日 | エンディングノート
母の日が近づいてきました。

私事ですが以前は母の日のプレゼントを5人分支度していました。

実家の母
義母
伯母2名
ご近所のおばちゃん

伯母とご近所のおばちゃんは子供がいません。
とても親しくしていたので娘のつもりで一緒に支度していました。

些細なものでも、いつも喜んでくれましたので
私もプレゼントのし甲斐がありました。

今は実家の母と、ご近所のおばちゃんだけになり
高齢になるとあらゆる興味も薄れてくるので、プレゼント選びに苦労しますね。



アマゾンで、私のアクティブノート(エンディングノート)を販売していますが
購入者とお届け先が違う申し込みがあります。

多分ご両親へのプレゼントかな?と想像しています。

私の終活セミナーの参加者は60代後半から80代後半の方が多く
終活をより身近に感じる年代で、まだ判断力が十分にある方々です。

自分の今後の人生を考えるときエンディングノートはとてもいいアイテム。

子供にとって、親の意思や願いを知るためにも書いてほしいものですが
親にエンディングノートをすすめにくい、という話を耳にします。

私のアクティブノートは
急に容態が悪くなった時に、発見者や救急隊に見てもらえるように
玄関ドアに吊るす緊急事態用のノートがついているので
独居や高齢者所帯には心強いノートです。

これなら勧めやすいのではないでしょうか。

手元にノートがあれば他の項目にも目が行き、終活を考えたり
想いを書くきっかけにもなりますね。

母の日や父の日にプレゼントするのはいかがですか?
ラッピングも用意してありますよ。




セミナーで参加者から
「エンディングノートを書こうと思うが、子供が縁起でもないと嫌がるので」
というお言葉も聴くことがあります。

その時にはいつもこう答えます
面と向かって書いておいてとは言いにくいだけ
本心は「書いておいてくれると助かる!」ですよ。

ちなみに、私は母の気持ちを聴きながら
母のエンディングノートを代筆しました。

間もなく訪れるかもしれない看取りに
「延命拒否」と母の意思を伝えようと
弟妹で決めています。













葬儀コンサルタントをして思った事

2019年04月12日 | 葬儀の世界
社員を教育することはとても大事なことです。
しかし、これが中々難しい
会社自体が社員研修より今の売上だけを望んでいるところが多いのです。

少し前の新聞記事に昨年度の社員研修費は低迷し年間一人に約1500円しかかけていないとありました。
その記事中でも、企業は一番大事な人材の質を高めることしていない・・・と

今だけ数字をとりたい
売上さえ出ればそれでよい

葬儀社はまさしく人材が命です。
施行さえ取れればよい
価格は低くしないと
会員だけ増やせばそれでいい


そうでしょうか?
施行してもやっつけ仕事なら次は依頼がきません。
遺族感情が低いように見えても、身近な人を亡くしている方がお客様です。
やはりお客様が支払った金額に見合った対応や接客や情報提供をしないと。
それには社員が高レベルな技量を身につけないとダメです。

葬儀に詳しい、自分は一流、お客様に満足頂いている、と自己満足している葬儀人がなんと多いことか。
葬儀社にいると、他社の葬儀を知らない、お客様の本音を知らない人が沢山います。


価格が低くて選んでくださったお客様も
価格以外に心に残る対応がなければ
「あの内容なら、もっと安いとこがある!葬儀なんてやること同じなんだから」と
又会社に利益が出なければ社員に還元はできませんから
仕事にやりがいも楽しみも無いのは当然ですね。


会員だけ増やしても葬儀はいつ入るか未定です。
会社に親近感を持つ、信頼感を持つという気持ちが継続して施行に繋がります。

会員を増やには新規獲得も大事ですが
施行後のお客様が新たに会員になっていただけることが最も重要です。

会員だったから葬儀を依頼した・・・でも次は他でもいいか・・・
では折角得たお客様を失うだけです。
施行後のお客様との関係をいかに継続させるか
その方が、新規獲得より経費は安く上がります



私自身、体調不良の中、長時間かかる社員研修はきつくなり
研修依頼はご遠路しています。

でも、いいい葬儀社が増えることは心から望んでいます。