柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

厄介だけど大切な持病です

2017年02月25日 | sibatanoriko?
私には大切な持病があります。

自分で会社を立てた年に突然発病しました。

関節リウマチです。

実は母も祖母もリウマチですが、私が一番重症です。

リウマチは知られているようで実態をご存知の方は少ないかもしれません。

神経痛のようなもの?とよく言われますが、
関節の中で免疫が異常を起こして自分の骨や軟骨を壊してしまう病気です。

発病してからの2年くらいは痛みがひどくて、動くことが大変でした。

はた目には体の異常は見えないのですが、関節では常時激痛が走っています。

私は足と手にリウマチが起きたので、動く、物を持つことができない日々でした。

関節におきる炎症は赤く大きく腫れます。
皮膚は火傷をしたようにいつもヒリヒリしています。
痛み止めを早く飲みたくて、そのために食事をしていました。

講演をするのに演台までは行けるのですが、1時間立ったままでいると関節が固まり
帰るときに足が動くかどうか不安で、いつもドキドキしてました。

今は殆ど動きに支障はありませんし、痛みもなくなりました。

私に合う薬と巡り会って、免疫異常を制御しています。
おかげで炎症も腫れもまったくありません。
日常生活が普通にできます。

一部の関節はすでに破損しかけているので、正座はできません。
日本間に案内されると、困ります。


リウマチを直すことはできないので、死ぬまでお薬のお世話になり
ずっと持病として抱えていきます。

そのため、高齢に伴い筋力を保つ必要があるので、ジムに通い始めました。



ハードなことはしませんが、少しだけ筋トレをしてきます。

何故今この話になるかといえば・・・・・

確定申告の時に医療費の額に、唖然とするからです。

毎年50万は下りません。

えー、それを10年以上も・・・フ―


でもきっと私がこの持病をもつ理由があるのです。

生まれてくる前から自分で選んだ試練なんだと思います。

でもこんなに楽になって、ありがたい限りです。

不自由を味わったから見えたものも一杯あります。

特に私の体を心配して転職してまで支えてくれた娘は
交通手段から宿泊先の利便性など、多くの気遣いをしてくれました。

健康な体だったら、この優しさに気づかなかったかもしれません。


やっぱり大切な持病ですね







3部式のエンディングノートは「アクティブノート」といいます。

2017年02月18日 | エンディングノート
仕事柄、エンディングノートの書き方セミナーを依頼されます。

セミナー会場で配布されるエンディングノートは、実は私にとって使いづらいものばかりでした。

私自身がエンディングノートを書く年代なので余計に感じたのかもしれません。

それと高齢者向けの終活という場所にもかかわるようになって
本当に書くべきものは?と自分に問いただした事がありました。

私自身が求めたエンディングノートは、
ひとり住まいの方が「もしもの時に周囲の人が困らないように」という内容に特化することでした。

一人住まいの伯母を見送った経験がそこに影響を与えています。


そこで3部式のエンディングノートを考えました。

1冊目は
一人住まいで起きる緊急事態に駆けつけた救急隊が「知りたい情報」をすぐに見れること!
そのためにその部分を分けて置き場所も、玄関先にしました。

2冊目は
お金、財産に関することは、普段は人目につかないようにすることです。
そのために、別に保管できるようにしました。
叔母は私を頼りにしてくれましたが、死ぬまでお金の詳細は明かしませんでした。
一人だからこその防衛本能だったと思います。これは大事な配慮ですね。

3冊目は
日常生活の中で常に自分の考えを周囲に知らせるためのノートです。
死んでから見たのでは介護や認知や葬儀の対応や希望は役立ちません。


こんなノートが欲しくって
自分で作成したのが「アクティブノート」です。

書き方を説明したかったので、書店には置きませんでした。

葬儀社や士業の方がセミナーをしながら使ってくださることもありますが
ホームページやフェイスブックなどからの問い合わせが結構あります。

そのために、アマゾンに掲載し、先日からヤフーでも扱っていただくようになりました。
このところお申し込みが頻繁になっています。

現在までの販売数は5000部ほどです。

本来は書き方のセミナーを受けていただいたほうがより便利に使いこなせると思うのですが
日本各地からお買い上げいただくようになったのでガイドブックをお付けしています。

お求め頂いた方はしまい込まないで、どうぞ書き上げてください。
初めは赤いノートから書くのをお薦めします。
気軽に鉛筆書きでも大丈夫。
何度も書き直してください。
先ず書くことが大事ですよ。
それも今の時点で、の決断でいいんですよ。

人にとって「もしも」は明日かもしれませんから!

それでも書くのに迷いがあったら、メールでの相談は無料でお受けしていますよ!
申し訳ありませんが、対面相談と電話相談は有料なんです。
ホームページをご覧ください。

又、介護施設や葬儀社でアクティブノートの指導をご希望でしたら
それも有料ですがお受けしています。












葬儀専門学校での卒研です

2017年02月15日 | 葬儀専門学校
今年も運台トラベル&ほてる専門学校 葬祭マネージメント学科の生徒が卒業研修発表会をしました。


「駿台発 葬祭業界の行方」として3グループでの発表です。

①「新しい視点の4営業~葬儀単価の下落にストップ~」
  ここではあたしい視点の営業方法が必要と捉えて
  各自が葬儀社へ事前相談に出向き葬儀社の提案しているものから
  今の葬儀業界を見つめていました。

②「無縁供養野提案~新しい無縁の捉え方~」
  無縁の人達の葬儀をシェアして無縁者同士で葬儀を行う
  お墓もシェア墓地を企業が支援できないか、という提案です

③「GAP~業界のあるべき姿をピックアップ~」
  葬儀社、宗教者からアンケートを取りそれぞれの立場からの言い分を
  模擬葬儀社、模擬宗教者、駿台学生間でディスカッション形式で表しました。

それぞれに考えられた内容でなかなか面白かったです。
この学校の良さは、生徒の年齢層がバラバラなところです。
授業以外での学びがあります。
今年は50代の女性がいい意味でのキーパーソンでした。

詳しくは、フューネラルビジネスが取材に来ていたので記事をお読みいただければと思いました。


毎年講師として生徒を教えていますが、
私は一主婦からいきなり葬儀社の責任者になったので
比較的自由に消費者側から見たときの葬儀価値を作ってきました。
(私が退いた後は、また違った葬儀観になっています)

異業種の葬儀社立ち上げで誰も反対する人がいなかったので
独自のサービスを立ち上げることができました。
結果的にはお客様に喜んでいただけ成果を出せたので今この仕事をしていますが・・・


ただ私流を教えても、生徒たちが業界に出てからそのギャップに困惑しないか?
正直心配でもあります。

駿台では多くの講師が教えてくださるので、多分葬儀観もいろいろです。
私はほんの一部であると思っています。


私は駿台での生徒との関りが好きです。
今年もみんないい生徒でした。






大好きな叔母に逢いました

2017年02月08日 | 私の半径100メートル
私の大好きだった叔母がグループホームに入ったと聞き
逢いに行ってきました。

とても明るく活動的な人で、子供たちを育て上げ一人で生活していました。

自分より人のためにと動く人です。

連絡がつかないと、気にしていたところでした。


久しぶりに会った叔母は、前とあまり変まらないように見えます。

ホームから出て一緒に昼食をとりましたが、話も何とか通じます。

確かに今話したことを、繰り返し聞いてきますが
以前の叔母と同じように、優しい口調で語りかけてくれます。

自宅で1人の生活は、きっと難しいのだろう、と感じました。


人は衰えていくものですが、それを受け止めることが大変なんだと痛感。


施設内では多くの人から話しかけられ、相変わらず人気者でしたが

「これでも気を遣うのよ」といった言葉がでて

ここでも叔母らしい気遣いをしているのだと知りました。


ただ、一切愚痴らない姿を見て、自分はこの方がいいのだと
悟っているような気がします。


又、逢いに行きたいと思っています。