柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

年齢と共に生活スタイルも変化

2020年06月29日 | 老後
我家は高齢者所帯です。
夫婦ともに
フルタイムの仕事はせずに
少しだけそれぞれの仕事を在宅でしています。

基本的には毎日二人で家で過ごす状態です。
私は昨年までオフィスに通っていたので
最初はやりにくかったのですが慣れてきました。

主人は最近になって
犬の世話、洗濯の取り込み、時々食事の支度をするようになりましたが
大半はリビングでテレビをつけてごろ寝をしています。

意外かもしれませんが
私は主人をどけてまで
掃除機を掛けるのは気が引けるのタイプなのです。
そこで騒音を出さないように
もっぱらほうきで掃除をして
掃除機は集めたごみを吸い取るときに使います。

このほうきが実はすごく使いやすいのです。
気にな時に簡単に取り出せますし
部分的な掃除も手軽にできます。


雑巾も古いタオルやシーツを細かく切って使い捨てにしています。
綺麗なところからふき始め
最後は玄関の床や犬の足跡などをふいてゴミ箱に捨てます。


先月から週に3回
おかずの宅配も頼んでいます。
毎日「何食べる?」と聞かれるのが苦痛になってきた
主人の申し出で始めてみました。

私は食にこだわりがなく
好き嫌いもなく
毎日主人の希望を聞く必要もなく
栄養バランスも良いので助かっていますが
主人はすでに飽きてきた様子です。
だけど自分から言い出したのでまだ続けています。
年齢と共に
生活スタイルや体力や関わり方が違ってきますので
家事も柔軟に変化させた方がいいような気がします。



近くに、工場直売が沢山あります

2020年06月27日 | sibatanoriko?
私の住まいは横浜市金沢区です

金沢区内には1,000社を超える企業が集まる工場地帯があります


ここは海と緑に囲まれた産業団地で
最近「LINKAI横浜金沢」と改名され
新しい名所になりました。

金沢区には
称名寺(金沢文庫)という鎌倉時代からの名所があります
伊藤博文の別荘(見学無料)もあり
明治憲法の創案の地とされています。

その他にも
水族館、遊園地のある八景島シーパラダイス
潮干狩りのできる海の公園
新しく生まれ変わったアウトレットパーク横浜ベイサイド
とても地味だけどコアラがいる金沢動物園
南部市場も新しいショッピングと食の場所に今年改装しました。

そう思うと
結構楽しめる場所なんです。

その中で主婦が楽しみに出かける場所に
工場地帯にある直売所があります。


お菓子
中華総菜
佃煮
お茶などなど
売店が常設されているところもあります。

コロナの規制が解けて来たので
又買い物に行く人が増えそうですね。

災害不安はコロナだけじゃない、地震も

2020年06月23日 | 終活セミナー
コロナの規制も解除され落ち着いたように見えますが
第2波が来ると言われています。
高齢者にとって感染すれば軽くはすみません。 
死は誰にも訪れるのですが
呼吸困難で苦しい時間が長いのは怖いですね。


コロナ騒ぎの中で
私は地震の報道も気がかりなんです。
海の近くに住んでいますし
孫の父親は単身赴任中なので
うまく非難できるか心配です。

避難所は3蜜状態なので
コロナが収まらなければ危険地帯になります。
私は持病があり感染リスクは高く
孫には軽度の障害もあるので
避難所での生活も難しいです。

もし自宅からの非難が必要になったら
行先の候補を考えなくてはなりません
又何を持っていくのかも検討しています。
非常持ち出しの用品は避難先によって違ってくるでしょう。


みなさんは災害時のハザードマップを見たことがありますか?
津波被害やがけ崩れなどの危険度も一応知っておいた方がいいですね。
私の住まいはマグニチュード7で起きる津波予想は1~2メートル
完全に水没です。
食料や水、避難用品は2階にも分散したほうがよさそうです。

家の築年数も古いので
耐震をしたらいくらかかるのか?
より安全な場所に引越ししたほうがいいのか?

自粛生活の中であれこれ考えていました。

みなさんも
「災害は避けられないからジタバタしたって・・・」と言わずに
一度具体的に考えてみませんか。

行動に起こせなくても
頭の中で構想したことは、急場の時には思い出し
役立つかもしれません。


老後の不安の第一位 健康、病気

2020年06月21日 | 終活セミナー
高齢者の意識調査では
老後の不安の第一位は
「健康面」
第二位は
「体が不自由になり寝たきりになったら」
と続きます。

今は大丈夫でも体力の衰えは必ずやってくる。
その時にどう生活していけば良いのか?

家族がいても
家族がいなくても

自分のことで誰かの世話になる方法は
見つけておかなくては

体力の問題だけでなく
気力を失う病気もあります。

多くの高齢者が「私はならないはず」と期待していますが
「ひょっとしたらなるかもしれない」と心底心配しているのが認知症です。

国の医療保険制度はかなり優れています。
介護保険も以前より整ってきました。
多様なサービスが受けられるのですが
その情報が高齢者やその家族に知られにくいのが現状です。

自分の為にも
医療や介護や生活に関わる情報は入手しないといけません。

それには学ぶ機会があったら出かけていくことです。
役所の広報誌もいろんなセミナー等が掲載され役立ちます。
また、人との交流で得られる知識もあります。

「人付き合いは嫌い、面倒」などと言わずに
自分のために世間との交流は保ちましょう。

また
本当に周囲に面倒をかけたくないなら
人や専門機関に相談して頼りましょう。



自分で何とかしよう・・・では不安は解決できないことが多いです。



老犬トラです

2020年06月18日 | sibatanoriko?


我家の老犬トラです。
17歳の甲斐犬です。

この数か月で急に衰えてきました。
以前は人が訪ねてくると吠えて、門番をしてくれましたが
このところ人の気配も感じなくなったようで
一日中寝ています。

起きるのは食事とトイレの時間だけです。
時々、息をしているか心配になることがあります。
歩くのもやっと,という感じです。

昨年までは老犬ながら
散歩先で
「可愛い顔してますね」と褒められたいましたが
今は視線も定まらなくなり
ボーとした顔つきになりました。

まだ食には執念があるようで
食事の1時間前から
よだれを垂らして待っていますが
これも老いた姿なのでしょうね。

トラを見ていると
亡くなる前の母を思い出します。
いつも寝てばかりでしたから。

人も犬も老いる様子は似ています。
もしものときは延命などせずに
ゆっくり看取りをしてあげるつもりです。

前の飼い犬が亡くなった時
主人の落ち込み様が大変で
買い求めた犬がトラでした。

もしトラが亡くなったら
今度はどうしましようか・・・

私達も先を考えると
新しい飼い犬は難しいかもしれませんね。



















老後を子供に頼りたくないのなら

2020年06月15日 | 老後
終活を考える方は「子供に迷惑をかけたくないから」とお答えになります。
配偶者を亡くされた方は「子供との同居はしない」と考える方が多いです。

経済的に自立できる状態なら
1人で過ごせる間は子供の世話にはならない
もし、介護が必要になったら同居を考える
又は介護施設へ入るつもり
同居は気兼ねをするし
自分の自由もなくなる


子供の立場から見ると
親の老後を見るのは子供の役目と認識していますが
現実には難しい問題がたくさんあります。

自宅や職場から離れた親元での同居は不可能だったり
親を呼び寄せたくても住宅事情が無理だったり
親の世話に家族の同意が得られなかったり
金銭的に親を養えなかったり

「迷惑をかけたくない」と言っている親も、全てを頼らないという訳ではなく、
いざとなったら「頼る相手」や「介護してもらいたい人」は
やはり子供が上位に出ています。

もし最終的に子供に頼るのであるのなら
何を託すのかを考えてみましょう。
先ずは自分の資産で子供に頼ることなく自分のことが対処できるのかを
検討しましょう。
日常の生活費、病気や介護の時の費用、自分の楽しみにかかる費用等
を試算してみましょう。
それによっては金銭面を助けてもらう必要も出てきます。
この場合は隠さずにはっきり伝えておくべきです。

その他にも
自分の判断力が低下した時の決定権や
健康が保てなくなった時の介護を託す場所や範囲を考えてみましょう。
在宅で介護サービスを受けながら
子供たちに介護をして欲しいのか
又は介護は高齢者施設に任せ、子供達には精神的な支えになってほしいのか。

いずれにせよ
人はどこかで人の手を借りる場面が来るはずです。
子供に頼ることはごく当り前のことです。
ただ「迷惑をかけたくない」と考えているなら
何を託すのかをはっきり示しておくのがいいのではないでしょうか。



フレイルの前にせめてエンディングノートを

2020年06月13日 | 老後
我家にも特別低額給付金の申請書が送られてきました。
翌日には必要書類を添付して郵送しました。

知り合いのお年寄りはこの書類が出せたか気になり
確認してみました。

やはり記入はしてみたものの、間違っていないか不安に思っている方や
身分証明の書類のコピーが用意できない方がいました。
早速お手伝いに行きました。

高齢になると文章が理解しにくくなります。
特に役所の書類は難しい表記が多いように感じます。

またマイナンバーカードを作成したけど番号が見当たらない
どこにしまったか記憶がない
コピーをとりたいけどコピー機が近くにない等
簡単な事でもすぐに対応できない方が見受けられました。
コンビニのコピー機も高齢者にはハードルが高いようです。
…これが年を重ねるということなんですね。
フレイルは気づかぬうちに確実に忍び寄ってきます。

「今はまだ大丈夫」。
「そのうちに自分の整理や身の処し方を考えよう」
高齢者の多くはそう思っています
でも準備は必要だと認知しているのです。

頼れる家族がいる方はそれでも何とかなりますが
お一人で住んでいる方は
自分が動けなくなることを
判断力がなくなることを
遠い将来だと過信しないで下さい

私の義母は就寝中に脳梗塞を起こし
朝、目覚めたら体が麻痺し、言葉と記憶を失い
自分の意思は誰にも伝えられませんでした。

実家の両親は会社経営に携わりしっかり者でしたが
父は誤嚥でいきなり脳死状態になりました。
母は健康に大きな問題はありませんでしたが
ほんの2か月ほどで老衰状態になり全機能が衰えました。

判断能力があるうちに頼れる人を決めておきましょう。
そしてエンディングノートは早めに書いておきましょう。
そうすると最小限やるべきことが見えてきますし
周囲も安心します。


オフィス・シバタ著 アクティブノート(エンディングノート)




フレイルとは、加齢とともに心身が老い衰える状態

2020年06月09日 | 終活セミナー
年をとるとともに気持ちも体も衰えてくることを「フレイル」といいます。
最近、よく耳にするようになりましたが、知っていましたか?

誰にでも起きることで放っておけば当然、進行します。
しかし、早めに対策をすると元の状態に戻る可能性もあります。
フレイルは人によって大きな違いが現れます。

ここで、フレイルのチェックをしてみましょう。
思い当たるものに〇をつけてください
1 バスや電車で1人で外出していますか          
2 日用品の買い物をしていますか            
3 預貯金の出し入れをしていますか            
4 友人の家を訪ねていますか              
5 家族や友人の相談にのっていますか          
6 階段を手すりや壁をつたわらずに昇っていますか
7 椅子に座った状態から何もつかまらずに立ち上がってますか
8 15分間位続けて歩いていますか
9 この1年間に転んだことがありますか
10 転倒に対する不安は大きいですか
11 6ヶ月間で2~3kg以上の体重減少はありましたか
12 身長(cm)・体重(kg)・(BMI=)
  (注)BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)が18.5未満の場合に該当とする
13 半年前に比べて堅いものが食べにくくなりましたか
14 お茶や汁物等でむせることがありますか
15 口の渇きが気になりますか
16 週に1回以上は外出していますか
17 昨年と比べて外出の回数が減っていますか
18 周りの人から「いつも同じ事を聞く」などの物忘れがあると言われますか
19 自分で電話番号を調べて、電話をかけることをしていますか
20 今日が何月何日かわからない時がありますか
21 (ここ2週間)毎日の生活に充実感がない
22 (ここ2週間)これまで楽しんでやれていたことが楽しめなくなった
23 (ここ2週間)以前は楽にできていたことが今ではおっくうに感じられる
24 (ここ2週間)自分が役に立つ人間だと思えない
25 (ここ2週間)わけもなく疲れたような感じがする

〇の数を数えてください
1~20は 日常生活全般 です・・・10点以上はフレイルの可能性があります
6~10は 運動器の機能 です・・・ 3点以上はフレイルの可能性があります
11~12は 栄養状態 です  ・・・11が「はい」で、12のBMIが18.5未満の人はフレイルの可能性があります
13~15は 口腔機能 です  ・・・ 2点以上はフレイルの可能性があります
16~17は 社会的交流です ・・・16が「いいえ」の人(17も「はい」の人は要注意)
18~20は 認知機能 です ・・・ 1点以上はフレイルの可能性があります
21~25は 心理(抑うつ)状態です・・・ 2点以上はフレイルの可能性があります
(厚生労働省平成21年3月「介護予防のための生活機能評価に関するマニュアル(改訂版)」を元に作成)

もしフレイルの兆候が見られたら
日常生活に意識して運動を取り入れましょう。歩く時間を長くするだけでも違います。
バランスの良い食事を心がけましょう
歯科検診や口まわりの運動をして口腔ケア、嚥下機能を落とさないようにしましょう
社会との繋がりを意識して持ちましょう。

以前から当り前のようにいわれていることですが
「面倒だから」
「今更、いいよ」
と、つい思いがちです。

でも3回に1回くらいは「やってみよう!]
と思ってくださいね。

私もグータラしている方ですが、
フレイル気味なので
思い立ったように行動を起こしていますよ。





父の日のプレゼント候補

2020年06月07日 | 世の中
もうすぐ父の日ですね。

母の日のプレゼントは選択肢が多いけど
父の日が近づくと、何を送ったらいいのかいつも迷っていました。

今年のお正月の話になりますが
我家は母の喪中だったので「おせち」ではない物をと考え
仕事で帰省できない独身の息子に総菜セットを送りました。
これが意外と受けてとても重宝したそうです。

インターネットで探せば総菜セットは多く販売されています。
私がこだわったのは息子の冷凍庫の大きさを考えて
冷凍品ではなくレトルト食品であること。
約1年は常温でも持ちます。
食べ応えがあるように内容量が多いことです。

父の日にもこれは活用できるのではないでしょうか。
もしかしたら母親が一番喜ぶかもしれませんね。
食事の支度を気にせずに外出できますね。

お一人住まいのお父さんならきっと喜びそうです。
以前奥様を無くされた方が
「食事の支度が一番大変だ!」と嘆いていました

私にはもう父はいませんが
父の日のプレゼントに悩んでいる方、いかがですか。



家族の死はいつも突然

2020年06月05日 | 
「そろそろ父の葬儀の相談をしなくてはと思っていたのですが
今亡くなったと連絡がありまして・・・」
慌てた様子で、以前仕事でお世話になった方から電話が入りました。

今朝はいつもと変わらない様子だったとか。
まさかこんなに急に亡くなるなんて思いもしなかったのでしょう。

でも私に葬儀の相談をしようとしていたのですから
家族としては「そう長くはない」と察していたはずです。

身近に看病をしている者にとって
例え意識がない病人でも
今まで動いていた心臓がこの瞬間に止まるなんて誰も思いません。

ところが、家族の死はいつも突然に起こるのです。

心の底で死を覚悟していたはずなのに
死を迎えたその瞬間は心臓がドキドキして「嘘でしょう!」と否定します。

なかには冷静に受け止めている様子の方もいます。
落ち着いて明るい声で話し、時には笑い声も聞こえますが
無意識の緊張感が見受けられます。

そんな時に頼っていただける私は
ご家族が後悔しない葬儀ができるような
アドバイスを心がけています。