柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

高齢者産業を垣間見て・・・

2015年07月31日 | 世の中
だいぶ前の話ですが
7月14日に東京ビックサイトで行われた
「高齢者住宅フェア」に行ってきました。

介護施設の設備や資材
病院や薬局や介護事業の支援
食事サービス
見守りシステムなど
200社の展示
そして
2日間で約100セミナーがあります。

私自身が仕事で終活セミナーを
多く扱うようになったので
気になる展示やセミナーを見たり聞いたり
が目的です。

そのセミナーの中で
身にしみる話が聞けました。

介護の世界は
過酷な労働がついてまわります。
体への負担も多く、待遇もいいとは言えず
離職率が高いのです。

そこである施設では
なるべく入所している高齢者に
自分で出来る事はしてもらう
体制を取りました。

学校形式でリハビリやリクレーションをしています。
授業なので車椅子を自分で押して教室へ向います。
杖をつきながら廊下を移動します。
余力のある人は大変な人をサポートします。
みんな真剣です。
授業に遅れてはいけないから、です。

スタッフが先生になり
音楽や体操や国語、社会、算数のような授業をします。
先生はジャケットをきて
黒板の前で授業を30分します。

休み時間は1時間から1時間半です

その間に必要な介護をします。

食事は当番がいて
お箸やおかずやご飯を配ります。

少し認知があっても要介護3くらいであっても
その人が出来る事をします。

テーブルについている人たちは
お皿が足りないよ。
お箸が多いよ。と教えてくれます。

普通の施設では
入所者は車椅子を押してもらい
出されるものを食べ、又は食べさせてもらい
はい、リクレーションの時間ですよ、と
介護者が全て手助けをしますが
ここではだいぶ違います。

とても活き活きとしていますし
ここに来たら、他のディケアーにはいけないね。
と言っています。

そして何より介護者の負担が大きく減り
あいた時間にほかのことができ
残業がすごく減ったそうです。

いきいきとしたお年よりを相手にしていると
職員もやりがいを感じるようで
離職率は激減下とか。

その社長は言ってました。
将来、若者が減り
職員を確保するのは至難になる

従業員を維持するには
彼らのやりがいだけでなく、大事に扱う事が必要だと。

うーん、全くそうだ!と頷きました。

あらら、長くなったので今日はこの辺で。
また続きを書きます。

暑い新潟から、暑い埼玉へ行くことに・・・・

2015年07月14日 | 私の半径100メートル
12日から新潟入り。
新潟もこの日から酷暑の始まりです。

翌日は朝から夕方まで室内で研修でしたが
やはり、暑さを感じました。
後から聞いたら40度近かったとか?
日本中が大変な熱さでしたね。

実は12日夜に息子から、熱中症で入院したと知らせが入ってきました。
その日、山中を駆け回るマラソンがあり
それに参加していたようです。
途中で異変に気付いて棄権、下山したそうですが
回復できず、埼玉医科大学病院に入院したと電話がありました。

ランニング中でも背中に背負った2Lのペットボトルから
チューブで口に水分補給をしていたそうですが、
体調管理に失敗したようです。

息子は数年前からマラソンにはまり
中毒のように休みはマラソン三昧しています。
100キロのウルトラマラソンが特に好きだそうです。
マラソンは冬のスポーツ化と思ってました。

めったに息子に会う機会も無いので
研修を終え新潟から、埼玉の毛呂と言うところまで行くことにしました。

夜の八高線は、真っ暗な闇をはしるワンマン電車です。
乗降時には自分でドアを開けるのです。
その日は駅前のホテルに泊まり、翌朝病室を訪ねましたが・・・

なんと、体調回復で午前中に退院とか。

一緒に病院を出て、途中からそれぞれの家に帰りました。

この3日間に、熱中症で亡くなった方も多くいたのですから
これくらいで治って、良かったです。

なんだか忙しくて、暑さを堪能できない3日間でした。


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葬儀の接遇って形だけじゃない、でも形も気にしないと

2015年07月09日 | 葬儀の世界
葬儀の立ち居振舞いを
改めて教えた事は、ありませんでした。

玄関にお客様が見えたら、
誰かな?と考える前にそばに行って、
「いらっしゃいませ。何か御用でしょうか?」と
こちらから、声をかける

そうすれば、普段は葬儀社に縁がない人でも
「良かった、入りやすい」と思う筈。

こういう説明を重視してきました。
心があれば、自然に仕草や表情に表れる・・・・

そう思っていましたし
事実、そうそう変な振る舞いをしたスタッフはいなかったのです。
常識の範囲で動けていたのです。

しかし今や、そう言い切れない人達が増えてきました。

綺麗に立てない、歩けない、お辞儀ができない

挨拶が出来ない、会話が出来ない、などなど


そこで、あえて接遇研修を始めました。
でも普通のマナー研修ではなく、
そのシーンにおいて、お客様が何を望まれるのかを
探れるポイントも織り込みます。

考えて動ける接遇研修です。

いまや人材を育てる事こそ
葬儀社の財産を増やす事なのです。

是非、お試しください。


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最終章のドレス、素敵です。

2015年07月09日 | sibatanoriko?
今日は関内にあるエピローグサロン「光の庭」に行ってきました。

ここでデザイナー杉下由美さんのエピローグドレスを見せて頂きました。

http://hikarinoniwa.co.jp/semiorder.html

エピローグドレスとは
最終章の装い(死装束)ですが
そのデザイン、質感の素晴らしさに魅了されます。

女性なら、いつでも綺麗でいたい、と思います

朝の忙しい時でも
ゴミを捨てるだけ、ほんの1分ほどの時間でも
鏡をのぞいて、変じゃない?と不安になりながら、
急いでゴミ置き場に走ります。

やはり人目は気になるもの。

もし、死んで
家族や友人に送ってもらうときには
出来れば綺麗な姿にしてもらいたい・・・・・


遺影写真を撮るのも
一言で言えば、より綺麗な姿で残したいから、です。

最後なのに「ま、いいか」では悲しいです。


葬儀のどこにお金をかけると、聞かれれば
やはり、少しでも私らしく
その上に、少しでも、綺麗に見えるように
お金をかけたいかな・・・・・


祭壇にかける気はあまり・・・・

でも死んだ後は、家族が決める事ですからね。
一応、希望は伝えておこうと思います。



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遺影写真撮影会が上手くいかない訳は・・・・

2015年07月08日 | 世の中
「プロのカメラマンが遺影写真をとります!」

葬儀社の催しに、こんな宣伝をよく見かけるようになりました。


その場に私がいれば、必ず撮影する事をお薦めします。


昔は、一家の記念日には
街の写真館に行って、写真を取りましたよね。

今でも
お宮参りや七五三や成人式は、その口ですね。

確かにスマホでも写真は取れますが
出来上がりの感じが違いますね。

自分で気軽に撮った写真は、その場の雰囲気が出ていて
リアルな想いが湧き出ていますが

改まった写真は、それなりに、いいものです。

葬儀社だから「遺影写真」と思いがちですが
「自分を綺麗に撮ってもらう」と考えたらどうでしょう?

体の向きは少し横
顔だけこちらに向けて
あごは引いて
笑って、
もっと笑いましょうか・・・

こんな風にアドバイスしてもらうと
普段では見れない自分が出てきます。

気に入ったら
綺麗な額縁を買って
お部屋に飾ったほうがいい。

葬儀用にしなくっても、
その写真の価値は十分にありますよ。

そうお薦めすると
大抵の方が、「それじゃあ」と
申しこまれます。



もしかしたら
誰かに強く背中を押してもらいたかったのかも・・・

男性も「撮って貰おうか」と言ってくれます。


何にでも通じる事だと思うのですが
せっかく企画を立てても、人が動かない時って
理由のひとつに
「誘い文句や説明のしかたが足りない!」があります。


「これいいね!」と共感できないと
人は動いてくれませんね。


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セミナーに同業者さんが・・・・

2015年07月02日 | 葬儀の世界
葬儀社主催のセミナーやイベントでは
大抵、他社の方が偵察に来られています。

私がかつて葬儀社に居た時も
とても沢山の方が来られてました。

堂々と名刺を持ってこられる方もいますが
お忍びできている方が多いようです。

たしか、新地で葬儀会館をオープンした時に
当社の葬儀説明をした時の事です。

40代のスーツの男性が
熱心にメモを取っていました。
殆ど丸写し状態でメモっていたので
目立つ、目立つ。

その1ヵ月後に、近くの葬儀社が
新しい会館をオープンしました。

当然、我社のスタッフも
見学にいかせて頂きましたが
なんと、そのメモを取ってた男性が
マイク抱えて、葬儀説明をしていたそうです。
それも、同じような内容だったそうです。


今も同じような光景があります。
終活セミナーを各地の葬儀社さんでしていますが
「あの方、多分、同業者ね」と思うことがあります。


最近では、制服着たまま?の格好で受講されている方がいました。
継続セミナーなので、数回来られています。
毎回制服着用です

税理士の先生に
「『・・・・こういう場合は、どうしたらいいのか?』と聞かれたのですが?」
と質問してました。

明らかに自分の質問ではなかったです。


せめてご挨拶して下さるとか
又は、他のお客様のようなフリをして頂くとか・・・・

社長もその方に視線が行くのですが
苦笑いをするしかありません。

「社長、喜んで!お宅は他社が忍び込んでも聞きたい!と
思っていただけるセミナーをする葬儀社なんですよ」
と慰めました




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