柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

アクティブシニア情報館で “父の最期”からみる「自分らしい生き方・終い方」を講演

2015年11月23日 | sibatanoriko?
11月22日にコムウェルホール高円寺で「アクティブシニア情報館」
というイベントがありました。

地域のNPO団体との共同出展で各種セミナーや資料説明提供がされました。

そこで一高齢者の人生と死、の話をしました。

モデルは私の父です。

多くの写真スライドを追いながら、わかりやすく父の人柄や生き方
家族との関わり、突然の死、葬儀、そしてその後の家族の様子を説明しました。

父は家族葬ではなく普通の仏教葬儀でした
ただ通夜の読経を通常より1時間早めで行い
そこには家族、親族だけが参加しました。

通常の通夜の時間には会葬者の方と故人と遺族と親族の
ふれあいの場を作ったのです。

身内だけでなく、別れたいと思ってくださった方と一緒に
父を交えて交流した時の様子に
話を聞いて下さった方たちは、ある種のカルチャーショックを受けたようです。

葬儀とは色々な形が出来る
人が来る葬儀は素敵なものだ
葬儀には人の温かさがある

そんな感想を持っていただきました。

以前から
私の主張は
「後悔しない葬儀をすること」
「別れたいと思ってくださった方はどなたでもご一緒に」
と言う事です。

もう何百回も言い続けています。
そのたびに感じる事は
その説明に涙を浮かべる人がいて
葬儀の意味を知っていただき
家族葬を考え直して下さる方が
必ず存在すると言う事です


ここで誤解はしないで下さい

大人数がいいと言っている訳ではなく
故人と縁のあった人が故人の死を知ることは、極、普通の事だと言いたいのです。
そして別れにくるか、来ないかはその方が決める事ではないかと?

今回のように父のことを話す時
私の心の中で父は蘇ります。
私にとっれも癒される場なんです。

この講演の事を事前に母に伝えました。
今日、母から電話がありました

「上手にお父さんの事を話せたの?」
母も私が父の話をする事を、とても喜んでくれます。

父を亡くしてから
恋愛時代のように母は父に恋をしているみたいなんです!

11月27日 第11回事前相談セミナー

2015年11月23日 | 事前相談・アフターサポート
今年最後の事前相談セミナーになります。
11回目です

今回から、内容が少し変わってきました。
事前相談のセミナーをはじめて丸4年になりました。

「これから取り掛かるのです 」という葬儀社も
まだまだありますが

以前から比べると、葬儀社の事前相談レベルが上がってきているのを感じます。
セミナーを受けに来る人たちから、その様子がうかがえます。

そこで、もうワンランク上の事前相談セミナーを行ってみる事としました。

葬儀社はお客様から「家族葬をしたい」と言われたときに
自分たちの意見を言う事がなく・・・
そのまま「はい、わかりました」と受け入れているところばかりです。

そこでどの様にしてお客様に「葬儀をする意味」を説いていったらいいのか?
を具体的に織り込むこととしました。
そのほかにも葬儀社ならではの説明も取り上げています。

状況別アドバイス
ケース1・明らかに家族葬ではない規模になりそうな家族葬希望者への対応
ケース2・相談者と家族間で意見があわない場合への対応
ケース3・亡くなったらすぐに葬儀をしたいという直前の葬儀事前相談への対応
ケース4・同居家族には何も言わずに相談に来た場合の留意点

テキストを作っていて
「この説明文は絶対に役立つはず 」と自分でも思います!

葬儀社の方は
自分から突っ込んだ質問をするのが苦手です。
また
苦言を言うのも苦手です。
そして
プロとしての事例を伝えるのも得意ではありません。

そこに自信をつけて頂く内容です。



お申し込み方法は
綜合ユニコム ヒューネラルビジネススクール
0120-05-2560
11月27日 10;00~16:30
家の光会館 セミナールーム
東京都新宿区市谷船河原町11
43,200円




葬儀は担当者の伝達力がものをいう!

2015年11月06日 | 葬祭スタッフ
葬儀を施行するには
遺族から葬儀の依頼を受けそれを形にする葬儀担当者と
担当者をサポートして、葬儀式を作り上げるスタッフがいます。

この双方が同じ想いで対応する事が重要なんです。

担当者はご遺族と直接会って話を伺います。
喪主、その他の家族の気持ちや考え方を一番良く理解しています。
又、故人も最初に対面するので
遺体から感じる雰囲気も見て取ります。
ふくよかで優しそう。
やせ細って痛々しい。
高齢だがいきいきさが見える
などなど
感じる事は沢山あります。

親族の方がご遺族とどんな付き合い方をしているのか
遺族の価値観のあり方
ご近所や友人との距離感など

たった2時間程度の間に色々な事を感じてくるものです。

自分ひとりが葬家情報を抱え込み、式の準備をしても
決していい葬儀はできません。

故人や遺族を迎え
親族や会葬者のお世話をするのは
遺族と一度も会った事がないスタッフです。

たとえば
故人の死を遺族が必ずしも悲しがっているとは限りません。
中には憎しみさえ、感じている場合もあります。

それを知らずに、遺族をお迎えしたスタッフが
故人の死を悼む会話をしたり
故人を褒める言葉を口にする事は十分に考えられます。

「お優しそうな方ですね」
「とても素敵なお写真ですね」
「温和なお人柄を感じますね」
「急にお淋しくなられますね」
遺族には違和感のある会話でしょう。


担当者は自分の聞き込んだ情報を必ずサポートしてくれる
スタッフに伝えることが大事です。

それを踏まえてご遺族や親族の対応や受け答えを考えれば
それなりの状況が生まれるはずです。
反対に故人の「こんないいところ」を
最後に感じていただきたい、とスタッフに伝えれば
ちょっとした飾り付けや会話にも注意を払ってくれるでしょう。


実は多くの葬儀社がこういう情報を共有していないのが実情です
担当者自身は多くを感じ取っているのに残念です

遺族人数
親族数
会葬者数
料理や返戻品
など葬儀進行に関わる事だけを伝達したのでは
担当者が遺族を満足させる葬儀は実現しませんね。


その前に
見積書を埋めるだけの打合せしか出来ない担当者なら
スタッフに伝えるべきものも無いですけど!


ご住職から介護を教わりました。

2015年11月06日 | 生前
昨日も終活セミナーを行ってきました。
この日の講師は3名です。
一番手はご住職でした。



この写真を見ると葬儀とか宗教の話だとお思いでしょうが
実は介護の話をして下さいました。
ご住職の他に介護福祉協議会の職員もされているので
とても詳しい話を聞かせて下さいました。

その次に行政書士で後見人を多くされているかたのお話。
後見人は認知症の方の財産を守る為にあるのですが
例え認知症にならなくても
足腰が弱り、面倒な事が煩わしくなった方から
日常の支払を頼まれている事なども聞かせて下さり
行政書士の仕事の一面も教わりました。

そして最後に私が葬儀やお墓の話をしました。

葬儀社主催のセミナーですが葬儀社が行わずに
私が行うのが、常です。

葬儀社の宣伝と、受取られたら
継続で行っているセミナーが色あせますね。

葬儀社の影が薄くては主催している意味が無い、と思いますか?
いいえ、葬儀社の姿勢が感じられるし
何回も通うと、対応してくれる社員の人柄や優しさを
わかってくれます。

参加しても特別にお土産はありませんが
始めは少ない受講者が次第に増えていくのも嬉しいです。
とにかく皆さん熱心ですよ。寝ている人はいません!
休んで来られなかった時のテキストも欲しいと言う方が多いです。

この日は申し込みより多くの方が見えました。

左耳が聞こえません

2015年11月01日 | sibatanoriko?
咳と鼻水がひどく
おまけに飛行機に乗ったので
ついに中耳炎になりました。

耳は片方が聞こえなくても
あまり実感がありません。
自然に両耳で聞いているんですね

耳鼻科で検査をしてびっくり!
左側がずっと無音です。

検査は左の聴力がゼロで
右は聞こえているが、聴力が落ち気味なのは
加齢の為だとか、これは仕方ないです!

そういうわけで世の中の音がすべて小さく聞こえます。

そんなに不便を感じませんが
右耳を抑えるとシーンとして
自分の血管の音がするだけです。
これって外では危険ですね。

今まで耳の病気はしたことがないので
大変いい経験をさせてもらってます。

こんな事になって
何処が故障しても大変だと再確認です。