柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

エンディングノートの書き方を伝授

2022年04月25日 | 終活セミナー
先日、某葬儀社さんにエンディングノートの書き方セミナーを実施しました。

葬儀業界のお仕事はご辞退しているのですが
今回は、一般の方向けに終活セミナーを継続して行いたいというご希望でした。

終活という名前が、あまりに聞きなれてしまい
今更、と感じる方もしれませんが、実際にはまだ何も浸透してはいません。
終活を試みるのはエンディングノートは不可欠なのですが
それはまだまだ高齢者が手を付けていない範疇です。

年を重ねるごとに、世の変化が速く、何かして置かなければと思いながら
自分の周辺には、そのサポートも少ないので、エンディングノートをどう書いたらいいのか、
と迷っている人は沢山います。

そんな人たちに、終活の情報提供はどこがしても構わないと思います。
介護関係、医療関係、金融関係、保険関係、法律関係、葬儀関係

でも、その企業に特化している終活は足を運ぶのを止めてしまいます。
満遍なく情報を提供してくれるところが増えることは、大変望ましいと
嬉しくなりお引き受けした次第です。

1日6時間講義を2日間の予定です。
各項目をきめ細かく理解していただくのは、この位の時間が必要ですし、それなりの費用も掛かります。それでも学びたいという熱意に心が動かされました。
久しぶりの研修で正直、体がきついのですが、彼らの意欲が嬉しくて。
私も自身の経験を積み、社会状況も変わり、今回のために資料も大幅に変え色々と学び直せたました。
後もう一回、一緒に勉強をしていきます。



日本の果物は美味しいです

2022年04月14日 | 生活情報
「国産リンゴの輸出額が最高」
景気の悪い中でこんな記事を見つけました。
日本の果物が海外では人気だと、以前から話題になっていますよね。

確かに美味しいですね。
リンゴに限らず、イチゴも、かんきつ類も今年はすごくおいしいです。
味だけでなく新しい種類が増えるのにも驚きです。


でも日本での果物の消費量は世界ランキングではとても低いのです。
古いデータだけど日本は世界174ヶ国中129位ですって!

農林水産省の調査では
果物の摂取量は10年前と比較して全世代で減少しているとか。
特に20~40代の摂取量は少なくて、最も多い60代の半分にも満たない。
その60代にしたところで、果物の目標摂取量である200gには達していないそうです。
まさか60代が一番果物をとっているとは想像してませんでした。

でも果物は日持ちが難しいし、安くはないし
家計費がかかる世代には買い控えるかも。
果物より、肉や魚や野菜が優先されますよね。

最近は糖度が高い果物が多いので私も買い控える傾向がありますが
もうちょっと食べようかな‥と思ってしまいます。
国は一人200gを目指しているのに
日本人は140gくらいしかとっていないらしいです。

これから桃やビワやスイカやメロンが出回り楽しみな季節になってきます。
一つの記事でいい勉強になりました。




病人の延命を聞かれたら?

2022年04月09日 | 終活セミナー
高齢者施設に入居しているご主人がコロナにかかりました。
その施設からは数人の陽性者が出たそうです。
高齢なので即入院となったのですが、
担当の医師から「もし容態が重症化するようならエクモの使用を希望されますか」と質問されたそうです。
一瞬答えに詰まったそうですが、以前子供達から「高齢の父親に延命はしない方がよいのでは」と聞いていたので断るつもりで「先生は主人がエクモの処置に耐えられると思われますか」と質問したそうです。「ご主人にとってはお辛いかも」との返事に意を決してエクモ使用を断ったと教えてくれました。
その夜、子供達に連絡をとり父親の状況とエクモを断った話をしたら同意の言葉が返ってきたそうです。
「なんだか冷たいみたいだけどもともと弱りかけている主人に苦しい思いを長くさせたくない。でも自分の口から断るのは気が重かった」と本音を話してくれました。

このご家族はご施設に会いに行くたびに、弱ってくる本人の状況を見ていたので延命への話し合いも前もってできていたのですね。

先日私の家人も看護師さんから「もしもの話ですが、最後の時はどこで過ごしたいですか」と聞かれていました。
そういう時代になってきましたね。

遺品整理は辛い作業ですよ

2022年04月06日 | 終活セミナー
家族を亡くしたあとの遺品整理は辛いものです。
多くのご遺族とお付き合いしてきましたが何年たっても手つかずのままにしている方もいますし、葬儀直後にすべての品を処分した人もいます。
中には心が残るのが嫌だと引越しをされた人もいて、あまりの潔さにちょっと心配したこともあります。

家族がいれば誰でもいずれは経験するのが遺品整理です。

遺品整理を経験した人の多くは「時間がかかった」「お金がかかった」「気持ちの整理がで
きなかった」と大変な思いを口にしています。
そして品物を片付けるのは結構な重労働で体力もいりますし、「捨てるもの」「残すもの」と判断していくためには頭も使います。
この作業を高齢者のご遺族がされるのはとてもきつい作業といえますね。

家族でも別々に暮らしていれば、故人の貴重品がどこにあるのか知らない人が多いでしょう。
私も遺品整理は何度も体験して「大事なもののしまい場所」を聞いておけばよかったと痛感しました。
目にするものから処分したいところですがまずは「捨ててはいけないもの」を探すことが重要になります。
遺品整理をして、遺言書やエンディングノートが見つかると、仮に相続が終わっていても場合によっては相続のやり直しということにもなりかねません。
そのほかにも、預金通帳、有価証券、保険証書、権利書、契約書、役所関係の書類、貴金属、鍵なども捨ててはいけないものですので、できるだけ先に探しておきましょう。

遺品整理で迷いが出たら遺族が「困る」か「困らない」かを判断軸にするしかありませんね。
片付け始めるとわかりますが、表に出ている荷物の他にその数倍の荷物があるのが普通です。淡々と整理を進めていくことが、遺品整理のコツです。

ただ、故人への想いが強く残るもので、捨てられないと感じたものがあれば、処分は急がず
に気持ちの整理がつくまで待ちましょう。
いずれは処分するときがきます。
そのつもりで、気持ちを少しずつ固めていきましょう。
遺品整理では、確実に不要な物だけを早めに処分してしまうと諦めがついて後の整理が楽に進みます。
故人の家まで処分する予定があれば、防虫や防臭対策をして、ご近所様への挨拶も忘れずに。
独り住まいの高齢者の場合、家族の知らないところで、お世話になっていることが十分に考えられます。故人の尊厳を守るためにも「飛ぶ鳥跡を濁さず」ですね。

遺品整理業者にお願いするメリットは、処分、供養、清掃、買い取りなどを、短い時間にワンストップでできることです。利用する際は、数社に問い合わせて、見積りやサービス、対応を比較してから決めましょう。


忙しい3月が終わり、ホット一息

2022年04月02日 | sibatanoriko?
今日、入院していた家人が退院してきました。
私の小指の骨折も完治。
愛犬の瞼の手術も来週には抜糸の予定です。
家人の退院後のケアを習うために先週は一日おきに看護師さんを訪ね
疲労のせいか歯も痛みだし歯医者さんのお世話になり
結局20日の病院通いで3月が終わりました。

友人は心配して声をかけてくれましたし
妹は京都から様子を見に来てくれました。
めったに来ない息子も何度か来てくれました。
皆が応援してくれたのも有難く
感謝の日々です。

神様は乗り越えられない試練は与えない、
そんな声がどこから聞こえた気がします。

ホッとして気が抜けると危ない、危ない、
まだ用心します。