柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

尾秋葉原で終活ミニセミナー

2013年04月27日 | 老後
先日、秋葉原で「終活フェアー」がありました

この日は真冬並みの寒さで、おまけに強風と雨という最悪のお天気でした

京都の清水寺森貫主とオフィスシオンの寺尾社長の特別講演があり
フェア会場では多くの業者さんが展示ブースで相談を行っていました

私は葬儀社コムウェルで行っている『ウェルビーの会』のブースで
終活ミニセミナーを開きました

20分前後の簡単なセミナーです
「片付け」
「延命治療・尊厳死」
「介護という選択」
「エンディングノートを書くポイント」
の4セミナーです


ウェルビーの会、というのは
「遺族のケアーの会」
「終活セミナー」
「体験カルチャー教室」
という3つの会を毎月行っています

この中の「終活セミナー」のミニ版を秋葉原で
披露したのです

『ウェルビーの会』ではこの他にも、「自分史」や「認知になったら」
等のセミナーをしています

毎回30人以上の参加者があり
毎月、参加される顔なじみも増えてきました

また「遺族のグリーフサポート」の会では
毎回新規のご参加があり
すでに数回参加される方々もあり、で
こちらもお仲間ができ始めました

ご家族を亡くした後の気持ちの整理って
やはり大変な事なのです

「こういう会を探していた!」秋葉原の終活フェアでは
展示ブースを出していた各業者さんも
興味深く聞いて下さったようです

高齢者向けの商品を扱っていても
こういう話を聞く機会はあまりないようで
結構、業者さんにも好評でしたよ

自分の商品以外の情報も大切ですね

葬儀のサービスホスピタリティー

2013年04月23日 | 葬儀専門学校
巣鴨の駿台トラベル&ホテル専門学校で
今年も新入生の授業が始まりました

私は今、葬儀のサービスホスピタリティーを教えています

今年は生徒の年齢が若く、30歳以下の生徒ばかりが30人です

葬儀社におけるホスピタリティーをどう理解させようか?と
考えて、より現場に近い方法で教えようと思いました



『葬儀に来られたご親族の方が、風邪気味のようです
葬儀社のスタッフにできることは?』

A社
控室に寝具がありますので、どうぞご自由にお使いください

B社
控室で横になられたらいかがでしょうか?
お薬が必要でしたらおっしゃってください
時々、様子を見に参ります

C社
控室の寝具の用意があり、いつでもお使いになれます
一応、お薬、体温計、アイスノンをお持ちしておきます
念のため、近所のお医者様のご案内をメモしておきますが
私共に声をかけて頂いたら、付き添いをいたします
また様子を見に来ますのでご無理をされませんように



さて3社の対応の違いで
具合の悪い方、ご親族の方々
ご親族にお声をかけたご遺族の方々が、感じる印象はどうでしょうか?


こんな風に教えてみることにしました
サービスホスピタリティーは7回の授業を行います
今夜は通夜の中に見られるサービスホスピタリティーを学んでもらいました

残り4回でどこまで体感できるでしょうか?
若い学生の感性が楽しみです


私の葬儀費用は、葬儀保険で大丈夫! 

2013年04月19日 | 葬儀費用の準備の仕方
葬儀費用は、故人の預貯金から支払いをされている場合が多くあります
高度成長期を過ごされた方々は、しっかり貯蓄をしており
自分の葬式代は自分で、と考えられていますね

送る側の子供たちも、本人が苦労して蓄えたお金なのだから
本人の為に使おう、と思われています

米国では、自分の葬式の為には生前に保険をかけておく、と聞きました
香典の習慣がないのですから、全額負担となります
米国での葬儀費用は「安い」と思われがちですが
先日、GSIの橋爪先生に「実際は80万~150万円位」とお聞きしました

私自身も葬儀費用の為に、葬儀保険をかけています

葬儀の平均費用が190万円位と出ていますが
会葬者100名で香典収入が70万円位と想定すると
遺族負担は120万円です
葬儀保険で90万円と200万円が即日に振り込まれるので
家族が用意する金額は不要ですし、十分に余る金額です

私が亡くなれば、私個人の預貯金は凍結されるますが
何も慌てる必要なく葬儀の準備ができます

もちろん主人にも同じ葬儀保険がかけてあります

90万円はNP少額短期保険、これは無審査、無宣告で入れるので
私のように持病もちには助かります

もう一つの200万円は、健康だったころに加入していた保険で
ソニー生命の保険です
こちらも死亡の連絡をすれば、即日に振り込まれます

これからは、どんな時代になるかわかりません
私達の老後も、子供たちの生活も
そう楽になるとは思えないのでこんな備えも必要ですね

皆さんも気になったら、情報入手は大事な手立てです

オフィス・シバタのホームページをのぞいてください
保険の紹介がご覧になれますヨ



夢で父が知らせてくれて・・・ボタン満開!

2013年04月13日 | 不思議


綺麗です!
今年は例年より早くボタンが咲きだしています
お寺のボタン祭りまで持つでしょうか?
毎年、大勢の人達がボタンを見に集まってきます

このお寺には、父のお墓があります

娘の夢の中に父が久しぶりに出てきたそうです
へー、珍しいこともある、と同時に
なんか気になって、お墓を見に行ってくれたのです

「おじいちゃんのお墓がすごいことになっていた」と報告されました
最近、急に4月、5月の陽気になったこともあり
花入れの水が腐って、悪臭が漂っていたそうです
急いで花屋へ飛んでいき、お墓の掃除をして新し花を入れ替え
「ゴメンネ」と謝ってきてくれたとか・・・


実は私も気になっていました
なかなか、お墓参りに行く時間がなくて
それにしても、私より孫娘を頼ったとは・・・

義父母のお墓も同様です
特に義父母の墓地は車が停めづらいため
どうしても行く回数が減ります

何故だか、お墓参りに行けないと気にかかるんですね
娘の話に慌てて、私も翌日に駆けつけました

その時、お寺の庭には見事なボタンがあふれていて
あー、父がボタンの見頃を教えてくれたのかなー、て
都合の良いように解釈しています

「えー、そんな葬儀できるんですか?」を本にしてみようと・・・

2013年04月08日 | 葬儀の世界
昨年末から、ある出版社とずっと打合せを重ねています
もしかして本を書く気に?
いえいえ、とんでもありません

新しい葬儀関係の本を企画されており
そのお手伝いをしています

葬儀の本も最近では書店の棚にスペースを頂けるようになりましたが
「もっと具体的な葬儀そのものの本はないものか?」と・・・
いつも物足りない気がしていました


今回のテーマは【葬儀は必要です!でも、良い葬儀がない!】なのです
今の葬儀では、右も左も上も下も全部同じで「しなくてもいいんじゃない?」と
思う人が多くなっています
しかし世の中には、ご遺族とよーく相談をしている葬儀社さんが
実はとても素敵な葬儀をしている事実があります

そんな経験ができたご遺族は、『葬儀をやってよかった』と思いますし
その葬儀に参加できた人達も、『あの人らしい、いい別れ方だった』と
思っています

そんな葬儀なら、『来てくれて嬉しい』
『行って良かった』と感じていただけるのに!

でも残念ながら、そんな葬儀ができることすら
普通の人は知りません

だったら、「こんな、葬儀をしました」と紹介してもらったら・・・
と思いついたわけです
それを見れば「お葬式ってこんなことができるんだ」
「もっと自分の意見が言えるんじゃない?」と気が付いてくれるはず

とかく葬儀は「余計な事は何もできない」と思い込んでいます
葬儀社の「できませんよ」の一言で、ほんの小さな遺族の望みも断ち切られています
「できませんよ」が本当なのか?
『こんなに自由に出来るじゃない』
それを知ってもらいたいと思います



この企画も多くの方とまったく同様
編集者の『えー、そんな葬儀ってやっていいんですか?』の驚きから始まっています

お蔭で何度も何度も内容が変更され、だいぶ時間がかかっていますが
少しづつ前進しています

葬儀企画に自信のある葬儀社探しも今しています
腕に覚えがある葬儀社さんは御連絡下さい

明日もその打合せがあります



有料老人ホームでエンディングノートセミナーしました

2013年04月06日 | お仕事
3月の事になりますが、東京のある有料老人ホームでエンディングノートの勉強会を依頼されました
この老人ホームは、経営者の方針が素晴らしく、大変評判のいいホームです
このホームは最後の看取りまで行っていますが、亡くなられたご遺族の為の会があるそうです

グリーフケアの勉強会に参加した時にこちらの経営者をご紹介を頂いたのですが
エンディングノートの話になり、大変興味を示されました
老人ホームでは切り出しにくいテーマだが、これからはご家族の為にも必要な事
そして、ホームで働いている職員もエンデシングノートに書かれている各項目は
知識として知っておくべき、と考えられたようです

職員が仕事を終えた6時から8時までの時間を利用して
毎月1回、勉強会を催すそうでこの日も50人近い職員さんが集まりました
年齢も様々で70代~10代までバラエティーに富んでいます

ご自身の事や家族の事も兼ねて、熱心に聞き入っていました

このホームでは、近所の地主さんにお願いして
ホームの近くに畑を借り、そこで入居者自身が
土を触って野菜つくりをして、出来上がった野菜を食べよう!と
計画をしているそうです

また同じ経営の保育園が隣接していて
朝晩、挨拶に来るし、お昼もホームで一緒に食事をするそうです

どおりで、ホームのロビーには遊具が沢山おいてありました

こんな素敵な老人ホームで、エンディングノートセミナーをしていただき
とても楽しい時間を頂きました

エンディングデザインコンサルタント、らしくなったかな?

2013年04月02日 | sibatanoriko?


今年は桜がいっぺんに咲きましたね
お蔭で、どこに行ってもお花見をしている気分でした。
この桜並木は川崎です

先月の3月28日に行われた終活フェアの会場前の桜があまりに見事で
思わず写真を撮りました
この感覚、日本人ならでしょうか?

神奈川こすもすさんは昨年の9月に第1回目の終活フェアを行い
今回が2回目です
前回同様400名を超える人が来られたようです

ここに訪れた方に毎月セミナーの発信をしています
地元に根付いた啓蒙活動をすることは大変な努力です
葬儀社を通じて、多くの方に多種の情報が届くのは嬉しいことですね
この活動の一端を講師としてお手伝いしていますが
毎回皆さんの真剣さに驚いています


そして30日には高井戸でコムウェルさんの「ウェルビーの会」がありました
こちらは地域の方たちに毎回違う内容で終活セミナーと体験カルチャーを、
葬儀を終えたご遺族の方にはグリーフサポートの会を開催しています

今までに4回実施され、ここでも、私は顧問、講師として参加しますが
すでに顔なじみの方ができました
皆さん、こんなに色々な知識を学びたいお気持ちがあるのですね
この会も葬儀社としては地道な頑張りだと思っています

振り返れば、私の仕事内容も葬儀社向けのコンサルタントだけではなく
他方面に出向かせていただけるようになりました

この様な活動に関わらせて頂けるのは
エンディングデザインコンサルタントと名乗っている私にとって
嬉しい限りです

独立したての頃は「エンディングデザインコンサルタントってなに?」と首を傾げられましたが
今では違和感のない肩書だと思っています
気に入ってます!