柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

セミナーアンケートに喜びを感じます。

2014年10月29日 | 葬祭スタッフ
ユニコム主催の『第9回・事前相談セミナー』を先週行いました。
このセミナーを始めてもう3年になります。
今年は3月に行い半年ぶりです。

今までに200人近い方が受講されています。
このほかでも直接葬儀社にお呼びいただいたり
諸団体や諸グループで「事前相談セミナー」を
してきました。


そこで感じることは葬儀社の姿勢が変りつつあることです
しかし、どこを目指しているのか?が見えません。

「どうして葬儀をするのでしょうか?」

「家族葬はどんな葬儀でしょうか?」

「遺族に何をしてあげたいと思っていますか?」

「心に残る葬儀はどんな葬儀ですか?」

事前相談では
この先、葬儀をする人に
まだ選択余地が有る時期に
色々なことを学んで頂く目的があります。

もし決まりきった事しか相談しないのであれば
Q&Aを作っておけばいいことですね


事前相談セミナーは相談内容の受け答えを学ぶのではなく
葬儀そのものを学んで頂くようにしています。



その結果、ご自身で感じ取って頂くようになります。

〈自分の理解いている部分、してない部分が見えた〉

〈義務的に思えていた葬儀が実はとても意味のあるものだと知った〉

〈葬儀社としての想いを伝えていなかったと実感。簡単な葬儀へいくのを変更させる言葉しか言っていなかった、とても考えさせられた〉

〈葬儀に関する視点が良い方向に変った。お客様の立場になって考える重要性を教わった〉


この感想を頂くごとに
セミナーをする喜びを感じます。

フルコースを食べて、葬儀の勉強会

2014年10月20日 | お仕事



葬儀社で行った試食会の様子です。

会食に洋食のフルコースを企画されました。

私も試食させて頂きましたが、品数も多く本格的。

試食会とあってデザートは3種の盛り合わせで、迷ってしまうほど美味しそうです。

シェフが一品ずつ、料理を紹介してくれます。

お客様は高齢者が多かったのですが
「美味しい」「孫も喜びそう」とかなり好評です。

アンケートには
この料理ならいくらが適正でしょうか?と
お客様の価値観を図る工夫も。

又同じ日に、葬儀社のスタッフによる
お芝居も披露されました。

磯野家のお父さんが亡くなり
葬儀の打合せをしないと・・・
という設定です。

これもなかなか、楽しい企画でした。


生命保険金の受け取り漏れが多いそうですよ

2014年10月16日 | 
90歳以上の保険加入者が亡くなった時に
保険金を受取っていないケースが多いそうです。

家族が保険に入っていることを知らなかったり
本人が介護施設に入所したり
認知症になって連絡が出来なくなったり

保険金は受取人が請求しないと支払われません。
また契約者が亡くなって3年以内に請求が無い場合も
保険会社は支払う義務がなくなるそうです。

90歳を超える方は
定年退職を迎える60~65歳頃に
支払が終わる終身保険に入っている可能性が高いとか。

確かに景気のいい時代を過ごしている年代ですからね。

思い当たる方は
亡くなった親の生命保険書を確認したほうがよさそうですね。

葬儀社の考える葬儀打合せって・・・????

2014年10月13日 | 葬儀の世界
家族が亡くなって
葬儀社に依頼すると「打合せ=見積」が始まります。

葬儀の相談です。

死亡届をかいて
宗教を聞かれてお寺へ連絡

葬儀の日程を決めると
いよいよ葬儀の中身を決めていきます。

「どんな葬儀をお考えですか?」と葬儀社の人がたずねます。

最近では、遺族の希望を聞くことを優先しているからです。

でもね、遺族がどんな葬儀で故人を送りたいなんて
具体的に決めている人は、そうはいないんです。

だから葬儀の中身よりも規模で答える人も多くいます。
「家族葬でお願いします」みたいに。

そして
人数を聞かれ、式場をきめ、祭壇や料理や返礼品を決めていきます。

祭壇セットとか葬儀費用とか
その会社によって言い方はそれぞれですが
葬儀社が直接費用を頂く部分は
始めに「菊コース」とか「ユリセット」とかで金額は表示されます。

でもそれだけで終わないのが葬儀の見積です。

料理や返礼品は人数や金額によって
かかる費用が違いますね。

その他に
「湯灌は最後のお風呂です」とか「ラストメイクできれいなお顔になります」など
オプションの説明があり
「セットに含まれる棺の他に、こんな棺や骨壷も喜ばれます」と提案され
費用は膨らんできます。

遺族としては
一体、今の時点でいくらになっているの?
と気になります。

「安くしたい」の気持ちだけでなく
「してあげたい」と思っても、総額はどうなっているのか?が知りたいはずです

実際に自分が喪主をした時もそうでした。

総額が提示されるのは
全ての見積書が記入された時です。

セット価格は60万とか80万であっても
最終的には150万や200万越えもあります。

この時に遺族は『予算と違う、やり直して』とは言えません。

高額なだけにこんな不安な打合せでいいのかな?
と、考えます。

それから150万、200万といわれれば
その金額だけが頭に残りますが
実際は、香典からの収入もあり
遺族の負担は半分くらいになることも多々あります。

実際の遺族負担額を知ることも
遺族にとっては大事です。

葬儀社にいれば
誰でも見積が取れる、と思いがちですが
お客様想いの人はなかなかいないものです。

豪快・介護ヘルパー 藤原ルカさんに講演をお願いしました。たのしみ!

2014年10月09日 | 老後
10月17日に、東高円寺駅から徒歩8分くらいのところにある
コムエルホール高円寺という葬儀会館で終活セミナーをします


10:00~12:00 「大切な方を亡くされたご遺族のための茶話会」

13:00~14:15 終活セミナー「もし介護が必要になったら」

14:30~15:30 カルチャー体験教室「ちぎり絵」

こんなプログラムです。


介護のセミナーは、既に過去に2回ほどしていますので
今回は特別ゲストをお招きしています。

藤原ルカさん、ヘルパー歴20年
在宅のヘルパーも高齢者施設でのヘルパーさんも経験されています。

「世界のヘルパーさんに会いにく旅」を続けてます
そのうちの「ヘルパーサミット」を開催するかも・・・

先だって厚労省が介護時間の短縮を決めました。
「45分で何ができる!
洗濯時間が16分だって、できる洗濯機があるなら持って来い!
トイレ、風呂場、居室の掃除、食事の支度に、買い物
これじゃ、お年寄りの様子を見ることさえできない!
あんたら何考えてるの?」

と厚労省へ99歳のお年寄りを連れて申し立てに行ったそうです
その後、記者会見まで開いたとか

ヘルパー経験から「介護ヘルパーは見た」という本まで書かれています。

「自分の死を考える集い」の東京支部を開催されている醤野さんからご紹介頂いたのですが
藤原さんは醤野さんと同様に、なかなか興味深い方と知りました。

豪快な語り口は、きっと聞く人を魅了するはずです!

どうぞ皆さん聞きにいらして下さい!

損はさせませんよ!!!!
 

研修から葬儀社意識の変化が・・・

2014年10月07日 | 葬儀の世界
綜合ユニコム主催の「事前相談研修」は平成12年の春に始まりました。

今月の22日には、第9回目の「事前相談研修」が行われます。

全国から多くの葬儀社スタッフの皆さんが参加して下さいました。

同じ葬儀社から複数で参加されても受講者の感性によって
感想が違います。

とても素晴らしい取り組みをされている会社から
2名の参加がありました。

1人は20年近いベテランの方でロープレをして頂いても
ほぼ完璧な相談をされます

もうお1人は職歴5年ほどの方です

終了時のアンケートを拝見したら
ベテランの方が「多くの気付きがあり目からウロコが落ちました」とあり
若い方は
「知っていることが確認できました」とありました。


形で示せないものは、受け取り手の受け皿によって違うのだと
実感し、大きな納得が得られた時でした。


また、初心者の方に受講して頂くこともあります。
とても感激して帰っていただくのですが
会社で学んだことが活かされるといいのですが。

周囲から否定されたり、受け入れられないと
きっと自信をなくすのでは・・・と心配になります。


しかし、確実に感じることは
葬儀社さんの意識が変り始めていることです。


さて、年内に新たな研修として
「エンディングノートの書き方セミナー」担当者養成講座が開かれる予定です!

ここで又、新たな発見をして頂きたいと思っています。

終活セミナーの目的は

2014年10月02日 | 老後



葬儀社さんでの「終活セミナー」です
かれこれ、1年以上続いています

毎回20~30人のお客様が集まります
半数は常連さん
残りの半数は、初めての参加者です

初めて来られた方に
受講されている理由をお聞きすると
「演題に興味を持って」が一番です

「前から来たいと思っていたけど
今回は是非聞きたいと思って」

ご案内を見ていても
行動を起こすには、時間が掛かることが良くわかります

「終活セミナー」で心がけていることは
エンディングノートを書いていただくこと!

そして、自分にとって必要不可欠と思われる対処は
行動として起こしてもらうことです

1人住まいの方でも
安心して人生を最後まで送れるように・・・

そして葬儀社主催の「終活セミナー」なら
やはり葬儀の項目には
葬儀をする場所を指定して頂くことが重要ですね

この日は「プロに教わる荷物の整理」でした



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