柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

潮干狩りは好きですか?

2009年04月30日 | 世の中
横浜の金沢区に「海の公園」があります。

八景島シーパラダイスがあるところです。

ここは人工の砂浜なのですが、潮干狩りが出来ます。

採れるアサリは出汁が濃くて、美味しいのです。
しかも、無料なの。

遠浅で安全なのでゴールデンウィークから夏にかけては
大勢の家族連れで大賑わいです。

駐車場もあちらこちらに用意されてるのですが
それでも入りきれずに、長蛇の列が出来てます。

午後3時過ぎても、まだ列は途切れません。

今から入って、どうするの?って思いますけど。
車に1人乗っているお父さんは気の毒ですね。

そん想いで、やっと海にたどりつくのですから
せめてアサリくらい一杯採りたいでしょう。

それで小指の頭ほどの稚貝まで根こそぎ採っていきます。

以前はいくら採っても無料だったのですが
今は、1人2キロまで・・・と制限がつきました。
でも、無料です。

多くとりすぎた人は、監視の人に注意され海へ戻しに行きます。

今年は不景気の嵐が吹き荒れているので
近場の行楽地はすごい人ごみでしょうね。

海の公園もご他聞に洩れず、すごい人出です。

朝の4時には、すでに駐車場の前に車の列が出来てます!!

皆さんの努力はすごいですね。


ただね、海が満ちたり、引いたりするのを知らない人がいて・・・
潮干狩りは海が沖まで引かないと採れないのです。
海の中にあった海底が出てくるから、砂の中にあるアサリが取れるのですよ。

海の満ち引きも毎日同じようにある訳じゃなくて
すごく遠くまで海が引く大潮の時に潮干狩りは出来ます。
それも干潮の前の1~2時間位の間だけです。

それ以外の日は、アサリは採れないと言ってもいいくらい!

でも、それも知らずにくる人も多いのです。
海にいる監視員に
「午後の部は、何時からですか?」って質問したり。


アサリが欲しい人はどうぞ大潮の日と干潮の時間を調べてきてくださいね。

ちなみに、我家には海の達人がおりまして
結婚以来一度もアサリを買ったことがございません。


60歳で再スタート

2009年04月27日 | 葬儀専門学校
彼女はある仏壇店に勤めています。

先日、仕事の合間に時間が出来たので
久日ぶりに尋ねてみました。

葬儀の専門学校を卒業して、その仏壇店に入社。
今年で60歳になるそうです。
葬儀の学校を卒業したのは50代半ば。
その年の生徒さんは、なぜか年配の方が多くいましたが
殆どの方が、葬儀に関わる仕事に就いています。

仏壇店は彼女の人柄と経験が活かされた職場でした。
すぐに銀座のショウルームに勤務が変わっています。

そこは60歳が定年ですが、残ることも出来るそうです。
でも、彼女からは転職の話を聞かされました。

「私は葬儀の現場を経験していないので、それが心残り」というのです。

50代になって葬儀の専門学校に入り
その後、就職をして、
それだけでもすごいパワーだと感心していたのに
60歳になってから更にハードな葬儀の現場に入りたい・・・
と聞いて、正直、驚かされました。

彼女を迎え入れた葬儀社は
やはり60代の女性が始めた葬儀社です。
そして、この方も葬儀学校の卒業生ですよ。
まだ初めて数年の葬儀社なので、そう仕事が多い訳ではありません。
しかし、自分が中心になって一つ一つ丁寧に仕事をしています。

そこで、一緒に葬儀をしていきたいのだそうです。

「私たちの年だからこそ出来る葬儀があるはず!」
と、輝く笑顔で話してくれました。

そうですね、
最近では家族中心の葬儀が望まれています。
「心から送りたい」と願う家族が沢山います。
そのお手伝いをするのには、とてもふさわしい年齢かもしれません。

今度は葬儀の現場でお2人に逢いたいと思います。






子供は立って!に大賛成

2009年04月24日 | 世の中
漫画家の倉田真由美さんが「子供は立って!」と言う記事を
東京新聞に書かれていました。

内容は、電車の中の出来事です。
小学校の低学年からいの子供とお母さんが乗ってきました。
子供が「お母さん、座れないよ」と母親に訴えたら、
30代の男性が「どうぞ」と席を譲りました。
母親は「どうもすみません」と空いた席に子供を座らせたそうです。
子供がゲームをやり始めたら「ダメだよ、子供は座っちゃ。立ちなさい」と
隣に座っていた男性が子供に言ったそうです。
一瞬、親子も席を譲った男性もビックリした様子。
「ほら、立って!」再び男性に声をかけられ子供は慌てて席を立ったそうです。
男性は何事も無かったように新聞を読み始めたとか。
倉田さんは、席を譲った男性より子供を立たせた男性の方が
ステキだと感じたのは私だけではないだろう・・・・・・と書いています。


以前に、私も子供を座らせる親(祖母も)が多い、とこのブログに書きましたが
同じように思っている人がいるのだと、再確認できて
世の中、そう捨てたもんじゃない!!!と嬉しくなりました

そう長くない時間なら4歳くらいから電車の中では立たせた方がいいと思います。
小さな子でも、立つことができるように
窓から何が見える?とか
なぞなぞしようか?とか
運転席を覗いたり、
電車の中の過し方は、色々楽しめるものです。

自然に我慢することを覚えるし
お年寄りに席を譲ることも覚えます。

以前は、子供を立たせる事は当たり前だったのですが
最近ではそんな光景を見かけなくなりました。

小学校の高学年でも座って、親が立っているのを見かけます。

私たちは子供を育てることを忘れてしまったのでしょうか?

その挙句、今の子は
自分で行動できない!とか
我慢できない!とか
勝手なことを言ってますね・・・大人は。

生まれた時から悪い子なて、いませんよね。
育つ中で何もはぐくまれなければ
良いも悪いも解らない子になるのは当然です。

レストランでも、食事の前からゲームをして
食事中も、食後もゲーム機を話さず
その間、親子の会話も無い

そんな場面も良く見かけます。

でも今日の記事を見て
口には出さないけど、心の中でそう思っていたの?
と、チョット安心しました。

でも、思っているだけじゃなくて、言える大人になりたいですね。

老いの準備

2009年04月21日 | 葬儀の世界
先日スペース・アデューと言う葬儀社で
「シニア」学校の講師を務めてきました。

「老いの準備」と言う講演でした。

いつもは葬儀関連の話が多いのですが
今回は演題のごとく、老いの準備を話します。

1病気になったら?
 「たかが風邪引き」でも買い物や食事はどうします?誰の世話になるつもり?
 介護が必要になったら?介護保険で賄えるのはほんの一部ですよ
 不治の病になったら延命処置はどうしますか?
 痴呆になったら、財産管理できませんよ

2終の棲家は?
 自宅があっても、高齢になれば1人で暮せる自信がありますか?
 あなたにもしもの事があったらペットはどうしますか?
 介護付の高齢者住宅について考えて見ましょう。

3財産の管理は?
 財産の一覧表を作ってみませんか?
 預貯金だけでなく、不動産、貴金属、美術品、生命保険、その他保険
 借入金、保証債務も財産ですね。

4相続は?
 財産が把握できたら、それをどのように相続するか?
 家族がいなくても、親や、兄弟やその子供に相続がされます。
 誰もいなければ、国があなたの一生懸命働いた財産を没収します
 兄弟にも、国にも財産をあげたくない人はどうしますか?

5遺言書は?
 遺言書はあなたの望むとおりに死後の対応がされる為のものです
 財産の多少に関わらず、皆が書いておくべきです。
 相続問題は仲良し兄弟がもめる元です

6お葬式は?
 形式、宗教、式場、予算くらいは決めておきましょう
 病院の葬儀社は霊安室までの搬送が仕事、葬儀社選びは自由です
 日程は急がずに、故人との分かれる時間を確保。
 遺体の衛生管理は需要問題

7死後にやるべき事は?
 人間は死が最後ではなく、死後にもその人の後始末がある。
 死を含め人に頼らなくては解決できない
 なるべく負担をなくすには、死後に託すことをまとめておくこと

8葬儀資金の準備は
 預貯金や生命保険などを活用
 葬儀資金の保険は多種多様だが、後何年生きたら払う合計はいくら?
 降りるお金はいくら?葬儀費用はいくら出るのか?位は比較検討しましょう

などなど
あっという間の90分でした。

いつもと同じように、皆さんが熱心で質問も多くありました。

その中で「葬儀での別れは時間をかけて死をうけいれて」と
話した時、ずっと泣いている方がいました。
気にかかっていたのですが、言葉をかけれずに。

昨日、その方からメールを頂きました。
育ての親といっても過言ではないおじい様のお別れを
思い出したと言うことです。
ステキなお別れをされていたのです。
講演に伺って、又ひとつご縁がもらえてしまいました。

 

葬儀社で「シニア学校」

2009年04月16日 | 葬儀の世界
19日に東京の台東区にある「スペースアデュー」で講演をします。
ここは葬儀の場を重視した葬儀式場を持つ葬儀社です。

http://www.s-adieu.com/index.html

「星」「和」「光」がテーマの部屋を選ぶことが出来ます。
遺族の宿泊設備も充実していて、他の葬儀社とは違う雰囲気があります。

ここでは今まで、お葬式のセミナーを何回も開いていますが
今回は「シニア学校」と題してもっと広い範囲でのセミナーを企画されました。
「老いの準備」「大往生の値段」「突然死・孤独死の検死」「お墓と改葬」
「感謝の晩餐」「遺言状の書き方」「斎場と火葬」「現代版おくりびと」のセミナーを予定されてます。
私は「老いの準備」を担当します。

葬儀の現場にいると、人生全体を捉えていかなくてはいけないと感じた・・・と
企画担当者の方はおっしゃいました。

私もかつて、葬儀の現場に出ていた時まったく同じ思いを持ちました。



事前相談を受けると、まだ病院にいるご本人の死を感じた家族の不安や心労が読み取れます。ご相談者が安心できる様な説明といたわりを伝える努力をします。

葬儀の依頼が入り、打合せをする中で故人と家族の関係、親族や会社、地域との問題などが見えてきます。
立ち入る事はできませんが、依頼者のサポートには出来る限りの配慮をします。

葬儀を進めていくと、遺族の感情の動き、身体状況が察せられ気配りを欠かせません。
これらの過程があるから葬儀担当者は遺族の信頼を受けるのです。

不慣れな事は葬儀だけではありません。
葬儀後も何をすべきかの情報が必要です。

煩雑な用が終わる頃、心身の疲れが出てきます。
請求書、位牌、返礼品の引き取り、49日の供花をお届けする時に
遺族の変化が感じられます。

気がかりな遺族には、なんとなく連絡をしてみます。
話し相手になるだけで、喜んで頂くと、又声をかけたくなります。

私は自分が気になるから、そうしていたのですが
「それが私には必要だった」と言われ、遺族サポートの重要性を知りました。

その中で残った遺族が「自分の時にはどうするの?」と考える方が沢山います。
「死」に焦点を定めると、そこに到るには何をすべきかが見えます。

人は年を重ね、自分の周りに死が見始めてくる頃から
避けられない「死」の準備を考えた方が、充実した生き方が出来ると思います。

葬儀の現場を見てきたから、よりそう感じられるのです。

ですから葬儀社で「シニア学校」を開催することに、賛同できるのです。

葬儀社の顧客集めと言われるかもしれませんが(全否定はしませんが)
他に情報提供の場が無いのであれば、葬儀社に必然性があると思います。

隣の人が見えないなんて!

2009年04月15日 | sibatanoriko?
今日は品川で打合せがあり電車に乗り込みました。
4名での打合せです。
その中に、同じ電車を利用する方がいたのですが
待ち合わせは現地で!ということでした。

つり革に掴まっているときに
隣の人の腕時計が綺麗なので
ぼーっと見とれていたんです。
「どこかで見たな?そりゃ、ブランド物だもの。見ているはずでしょう!」

なるほど!と自問自答して・・・
そのうちに席が空き座って、カバンから資料を出して
読みふけっていたら

隣の人が肘で突っつく気配?
何よ!と見たら
打合せにご一緒する人でした。

同じ駅から隣同士で立っていて
同じ駅で同時に座って
降りる間近に、気が付きました。

なんとその間40分。

私って、何を見て生きているのでしょう?

隣の人の綺麗な腕時計に覚えがあるはずです。
良く見ているもの。

もっとも、その方も39分は
隣の私に気付かなかった訳ですよね。

頭にも、春の霞が!
皆様もご用心、ご用心。


食事を残しますか?

2009年04月12日 | 世の中
外食産業から出る食べ残しは莫大な量だそうです。
某ホテルは1日で5トンですって!


そこで、こんな策をたてたそうです。
結婚式の宴会の席で「和食か洋食」を選べるように
料理を出す前に、各人に要望を聞きます。

すると、食べ残しが確実に減るそうです。

又、昼の定職のご飯を大、中、小から選んでもらいます。
これも、ご飯の食べ残しは減りました。

最近、テレビでは「こんなに大盛り」と言う番組ばかりで
大盛りを出す店が当たり前のように感じます。

私は、食べ物を残すのって、罪悪感を感じてしまうのです。
注文して出された物は極力、残さないようにします。
食べ過ぎちゃうこともありますよ。
でも、お皿に残飯はイヤなんです。

マイ箸を持ってエコです・・・て言ってても
食べ物残したら無駄をしてることになるでしょう。

外での食事も量を選べるのが当たり前だといいのに。

バイキングも同じこと。
「これ、とってきましたから召し上がって」という人多いけど
自分の分だけにして欲しい。
帰る時のテーブルは残飯の山。
自分の食べる量をわきまえら得ないのでしょうか?

子供が小さい時は良くバイキングにいきまいたが
必ず「お皿にとったら全部たべるように」と言ってました。

最近、見かけたのですが
バイキングで食べ残しが多い人は別料金を頂きます!ッて書いてある店。
これって大賛成です。

還暦を過ぎて、暇になった主人はめっきり食事の量が減りました。
お酒とタバコは増えたみたいですが・・・

今日のテレビ番組を見て
「自分ならご飯は小だ」と言ってます。
私はまだチョット若いので
おかずによっては中も大アリです。


カーブスは女性専用フィットネス

2009年04月06日 | 世の中
カーブスって知ってます?

30分で出来る女性専用のフィットネスクラブです。

我家の近くでは、ダイエーの中にあるんですよ。

マシンが10台(12台)が円形に並んでいて
1台のマシンを30秒、使います。
それが終わると隣にあるスッテプボードで30秒間
足踏みや軽いステップを踏んで身体をほぐし
その隣のマシンに移動します。

この繰り返しを2週半します。
その間に3回くらい脈拍を測って有酸素運動になるように
運動量を調節します。
脈拍が少なければ少しハードに動いたりします。

その後、5分ほどストレッチをしておしまい。

さっと着替えると約40分くらいで帰れます。

買い物の途中でOKなんです。

1992年に
アメリカで誕生して今や、各国に1万店舗あるそうです。

女性のインストラクターが3名くらいいますが
必ずマシンの並ぶ円形の中に1人いて、使い方のアドバイスを
一人ひとりにしています。

他の人は新規の人の説明やら
まだ数回目の人に付き添ったりして
「見よう見まね」でする事はありません。
何回来ても、使い方をチェックしてくれます。

入会金が7500円で
月会費が6900円です。

ここでは会員さんを名前で呼びます。
私が行くと「のりこさん、こんにちは。
体の具合はどうですか?」って言われます。

「のりこさん」って余り言われたことがないので
初めは違和感がありましたけど、心地よく慣れました。
考えたら、奥さん、おばさん、お嬢さん(昔ですよ!)お客様
お母さん、子供たちのママとか
そして、柴田さん、・・・ですよね。
今までの呼び名は。

抱えている仕事が少し忙しくなって
おまけに介護も多少入ってきて、
どれも、終わりが見えない事なのですよ。


私に欠けているのは体力。
持病を抱えてからは特に運動が出来なくなって
筋力が0状態です。

関節を使わずに筋力アップを考えてた時に
カーブスにめぐり合いました。
忙しいからこその選択でした。
忙しくても主婦はするのでスーパーへは出かけますから。

週に3回行けたら最高、1回のときもあるけど
ふくらはぎに筋肉がついてきました。
階段の上り下りが安心して出来るんです。
痩せた人も多いようです。

それから70代後半?の人も沢山来てます。

あなたの街にもありませんか?



葬儀社のアフターサポート

2009年04月04日 | 葬儀後の相談いろいろ
葬儀社の仕事ってお葬式をすること・・・と思っていますよね。

そうなんですよ。葬儀社の人もそう思っている人が多いのです。

お父さんの病状が悪くなって「もしかしたら、このまま・・・」と
看病しているお母さんは不安になります。

子供たちが遠方に住んでいたら
何かと自分ひとりで対処しなくてはなりません。

そんな時は、葬儀社に話を聞きに行きます。
亡くなる前から相談をして、少しでも情報を得たいですよね。

葬儀の相談に来た人の対応から葬儀社の仕事は始まっています。

そして葬儀が終了した後
子供たちや親戚は又、自分達の生活に戻っていきますが
亡くなったお父さんの後始末がたくさん残っています。

お父さんの年金の喪失届けを出して遺族年金の申請をして、健康保険、介護保険の処理。
生命保険の申請、不動産の名義変更、預貯金の解約や名義変更、車の名義変更、賃貸住宅なども名義変更が必要です。

携帯電話も取り止めて返還しないといけないし、お父さんに収入があったのなら
確定申告も死後4ヶ月以内にしないといけません。
相続の申告は死後10ヶ月以内ですから
それまでに財産の分割を決めなくてはなりません。

財産を分けるには、不動産などはその価値も調べないといけません。

そして、これらの手続きには、役所から数種の書類を取寄せる必要があります。

どれひとつとっても、相手から「こういう届けを出してください」とは言ってきません。自分から行動を起さないといけないのです。

1人残ったお母さんは、そのほかにも
法事の支度、仏壇の支度、墓の準備
香典返しの手配などをしなくてはなりません。

死後の法事や仏壇は葬儀社がお世話してくれますが
その他の諸手続きも、葬儀社がお世話してくれると
お母さんはとても助かるはずです。

葬式で親切にしてくれた葬儀社なら、信頼できますから。
お母さんには、諸手続きのようなわかりにくい事は、どこで聞いていいのか解りませんから。

そう考えると
葬儀社の仕事は、葬式という(点)ではないのです。
葬式の前から、葬式終了後まで広がってきます。
(点)から(線)に変わってきます。

そしてアフターサポートは故人の宗教サポートだけでなく
生活面のサポートに及んできます
これは(線)から(面)に変わったことです。

時代と共にお客様の状況が変わってくれば
葬儀社の仕事もおのずと変わってくると思います。

生前サポートとアフターサポートが必要なのです。

この両サポートを行なう事は、遺族へのグリーフサポートの補いにもなると思います。

生前契約は葬儀社さんへの刺激です

2009年04月01日 | 事前相談・アフターサポート
今日のブログは葬儀社向けの刺激です。

葬儀社の立場では、葬儀の前のサポートって生前相談や葬儀の情報提供なのですが
具体的に、将来の葬儀の施行を確約することを生前契約と言います。

葬儀社は生前相談はしているけれど、契約書を交わして確約をすることをしていません。  詳しく言えば、ほんの数社しかしていません。

何故?
契約書作成は司法書士や弁護士などの専門家が作成するのです。
葬儀社だけではできません。

将来に発生する施行なので、見積が立てにくいです。

支払い方法が難しいです。
現金を預かっておくのも、将来に支払ってもらうのも
葬儀社単独では安心できません。

それに、もっと大きな問題は「生前契約をする人がいない」と言うことです。
だから、葬儀社は生前契約を考えないのです。

今の葬儀社は、家族に死が迫ったお客様の相談を受けるに留まっています。

でも私はあえて生前契約を葬儀社にすすめる企画を立てています。

なぜなら
高齢者だけの世帯は急増しています。
夫婦の片方がなくなれば、お一人様になってしまいます。

独身を通している人も急増しています。

離婚をした人も急増しています。

子供がいても、頼りたくない、迷惑を掛けたくない人も急増しています。

そして今の若者は結婚願望が低いのです。

確実にお一人様がこの先多くなるのです。

数年前のデーターですが
高齢者のお一人様は255万人といわれています。
そのうち、男性は47万人、女性は178万人です。

特に、女性は自分の最後まできちんと決めておきたいのです。

しかし、この人たちの受け皿がまだない状況です。

少数のNPO団体や葬儀社があるだけです。

生前契約は葬儀社の将来の安定顧客を作ります。
そしてお一人様は安心を得られるのです。

葬儀社に生前契約を受ける体制が無いので、その体制を提供しようというのが
今回の私の企画です。

現況では、お一人様自体が生前契約など、まだ眼中にない人が殆どです。

しかし、それは需要がない事とは違います。

お一人様に
「生前契約が出来て、あなたの死んだ時も
死んだ後もちゃんとあなたの希望どおりに事が進むのですよ。
その生前契約を近くの葬儀社で請け負ってくれますよ」
と、知らせたならば、需要はおきてきます。

人は誰でも1人で死んではいけないのです。
必ず誰かの手を借りるのです。
そのときに、なるべく迷惑を掛けないように・・・と大抵の人は思います。

かつて、葬儀会館、家族葬、直葬、生前相談が広まったように!
生前契約も徐々にそうなるでしょう。


そして、それよりもっと確実に広まるのがアフターサポートなのです。

次回につづきます