柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

エンディングノート(アクティブノート)改訂版ができました

2018年12月21日 | エンディングノート
アクティブノートの在庫が少なくなった時点で 少しだけ中身を改訂しました。

主に記入するための「ガイドブック」の内容です。

どうしても、新しい情報や考え方をお知らせしたくなってしまうので。

スタッフからは「大した変更ではないから、このままでいいのでは・・・」と言われるのですが。

忙しいスタッフの手間を申し訳なく思いつつ、無理にお願いしました。

このところ発送数が増え、在庫切れにならないか心配でしたがギリギリでセーフ

出来上がったノートを見て我ながら「すごく、いいエンディングノートだ!」と一人ニンマリしています。

購入された方には、すでに新しいアクティブノートをお送りしています。

年の暮れのせいでしょうか、購入される方が多くなっています。

一度手にしてから再度、数冊購入される方、
 お友達に紹介してくださったのかな?

初めから2冊の申し込みの方
 ご夫妻で記入されるのかな?

購入者と発送先が違う方
 ご家族へのプレゼントかしら?


と、想像しながらお送りしています。


高齢期になったら、やはり自分の生き方、逝き方を一度考えてくべきだと推奨しているので

この傾向に嬉しい限りです。





母の友人が逝きました

2018年12月04日 | 
母の老人ホーム暮らしが始まって1年半がたちました。

母には長年お付合いのある友人が沢山いましたが

年と共に欠けていき

自宅を離れるときにはほんの数人になりました。


ホームから時折電話で話すことしかできなくなりましたが

お互いの不自由を棚に上げ「遊びに来てね」「行くわ」の会話が続いていました。

その方たちが、秋に1人。つい先月1人。

ご家族から亡くなった知らせが届きました。

このご時世に、訃報を知らせてくださったご家族に感謝しました。

長年、母が親しくしていただいた方の葬儀は子供としても無視できません。


周囲には「ショックを受けるから知らせない方が・・・」という声もありましたが

きちんと伝えることにしました。

母からは「私は行けないから代わりに行ってお香典を届けてね」という返事でした。


私は必ず葬式の様子や遺影写真を撮って母に見せます。

物忘れが激しくなった母からは

「あの方、亡くなっていないよね」とよく聞かれますが

その度に、写真を見せています。



母にとって「死」は縁起が悪いことでも、遠い世界のことでもないようです。

私も母との別れは「明日かもしれない」と覚悟しています。

人としてこの世に生まれれば「死は当り前の出来事」で

「寂しい」けれど「不幸なこと」ではありません。