柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

NHKでエンディングノートの収録

2012年05月29日 | お仕事
NHKでエンディングノートの特集があり
今日収録を済ませました

先月,番組のプロデューサーから連絡があり
エンディングノートの取材を受けました

その結果、番組に出演することとなり
今日収録を終えてきました

ちゃんと受け答えができるか?
心配しましたが
なんとか、無事終了しホットひと安心

そこで、気が抜けて
頑張ったご褒美だ!とパフェを食べた次第です

収録までに何とか痩せようと頑張りましたが
モニターには大女が、バッチリ映し出されていました

司会者の風吹ジュンさんの
細いこと!
小さいこと!
色が白いこと!

私は立派なオバサンに映ってました


【終活】ばやり、です

2012年05月28日 | 世の中
いつの間にか、終活という言葉が定着してしまいました

自分の死やそれまでの生活設計を考える事ですが
さらに、死後の整理にも及びます

終活、という言葉は就活や婚活から来ているのでしょうが
「目的達成の為に必死で頑張る」というイメージがあって
私には、なんだかピンときません

誕生が人としての始まりで当たり前なら
やがて肉体は老いて死を迎えるのも、当たり前なことです

十分に生き切った後の死を、必死に準備するのでは
なんだか悲しい気持ちです

もっと余裕ある準備であってほしいです
むしろ「どうしようかな?」と考える楽しみがあると思うのですが・・・


ネーミングはともかく
世は「終活」はやり
高い関心が集まっています

確かに家族が一緒に生活しない
親戚の付き合いも頻繁ではない
友達も一線を引いている
ご近所付き合いもほどほど、の世の中です

ましてや「周りに迷惑かけたくない」と考える人が多いのですから
自分のことは自分で決める、という決定は必然なのでしょう

そこに、お手伝いしようという動きが出てきました
そのせいか
最近では葬儀社以外の場所へ呼ばれることが多くなっています

FP、士業、生保など

葬儀を知りたい
エンディングノートを知りたい、と
活発な動きが見えています


また、メディアの取材も急に増えました


最初に不思議がられた?私の肩書
エンディングデザイン・コンサルタントは
今や、世に添う肩書になりました

ホッ!





毎日新聞に、父のエンバーミングが紹介されました

2012年05月22日 | 掲載記事
今日の毎日新聞の朝刊にエンバーミングの記事が載っています

その中で、私の父の話が紹介されています

一昨年に亡くなった父も、昨年に亡くなった義母も
エンバーミングをしています

二人とも葬儀日程が延びた事もありますが
綺麗な状態で、自宅に安置するにはエンバーミングが
一番良いと思っての決断です

あまり知られていませんが、遺体の衛生管理は
とても重要な事です

今の遺体は、死の直前まで医療行為がされているので
体内に多くの水分を含んでいますし、栄養分も多くあり
腐敗は早まります

腹水がたまってお腹に触ると
ポチャポチャとしている遺体は
遺体搬送の途中や、安置中に
それが漏れ出る事も多々あり
その体液から感染する危険は免れません

もし、布団の上や、棺の中にしみ出たら
その体液を触る危険は、遺族にも
葬儀社にもあります

それを完全に防ぐのはエンバーミングです

感染症の危険だけでなく
故人に顔の記憶が、できるだけ安らかで
出来れば、家族のイメージの顔であって欲しいと思っています

父も儀母も、私達と一緒に行動を共にしていた
ちょとやかましくて、でも親としての存在感がある頃に
戻してもらいました

最後の父の状態は、人に見て欲しくない父でした

義母は、最後まで義母らしくいましたが
脳梗塞を起こしてから、体が不自由になり
顔も、大分痩せて麻痺を起した半分に
不自然さが出ていました

施設に暮らしていたので、家が恋しがり
家に迎えられなかった、申し訳なさが私の中にあります

あまり親戚や友人とも会えなかった儀母の最期は
できれば以前、家にいた儀母になっていて欲しかった

その為にもエンバーミングをする意味があると判断しました


エンバーミング施設が、少しづつですが増え始めています
車で移動して、エンバーミングをしてくれる会社もあります

エンバーミングの良さをもっと知ってもらえれば、嬉しいのです
その為にもこの取材には、快く協力しました

葬儀社より、一般の方に知って頂いて
そこからの要望が出れば、葬儀社も意識を変えてくれるはずです

本来は、葬儀社がエンバーミングを広める役目をするべきなんですけどね・・・



3度目の挑戦、事前相談セミナー

2012年05月22日 | お仕事
2月、4月に引き続き5月30日にも「事前相談」のセミナーを行います


以前、事前相談を行っている葬儀社へアンケートをとった結果を見て
驚きました

事前相談の欠点として「価格で比較され他社に流れてしまう」
その為に「安い価格しか提案できない」
という答えが多くありました


これから家族の死を迎える方が葬儀の相談に来る
この時に、「なるべく安く」はお客様の決まり文句です

葬儀の経験は少ないし、葬儀価格は不透明というし
見積と請求書がびっくりする位、違うらしい
価格がまるで見えない
怖い世界だ

葬儀経験のない方は、大方こんな見方をしています
いいえ、葬儀経験がある方もそんな過去を体験しているかもしれません

葬儀社を決定する判断が、価格だけだと思い込んでいる葬儀社は
お客様を理解できていません

「なるべく安く」は前提だけど
それだけを求めている訳ではなく
安心して葬儀を依頼できるところを探しているのです

こう説明すると、感じのいい社員とか、親切な社員が
安心を得られると思うのも間違いです

葬儀を出す方は大事な家族を送る葬儀をするには
自分たちを導いてくれる人を先ず、求めます

未知の世界のことなのですから、当然ですよね

私が覆面電話で、数社に事前相談をする時は
どこにも、同じような質問をします
すると、どの葬儀社も、同じ答えをします

または、質問の意味を正確にとらえずに
いつも自分が答えている内容を話し続けます

どの葬儀社からも同じような答えが出てくれば
価格でしか、選びようがありません

多少、価格が他社より高くても
「心から感心した」とか、「さすがにプロの意見だ」
という対応があれば、そちらの方が失敗をしないはず、という
選択が生まれます。



病院の霊安室で営業された葬儀社が、なんだか頼りない
そこで、家族は葬儀の紹介センターに数社の紹介を頼みました

大手も小さな葬儀社も含めて4社ほどが打合せに行きましたが
その結果、選ばれたのは最初の病院にいた葬儀社でした

理由は、何社と逢っても、みんな同じだったから
それなら最初の葬儀社でいいや・・・
という事でした

この話は事実です
そして、今の葬儀社の事前相談の内容を映し出しています

不安の一部を質問してくるお客様に
その部分だけ答えても、安心は得られない、という事です

質問のその他に、もっとモヤモヤしている不安があるのです
それを取り除くのは、葬儀の色々な情報提供です

どの葬儀社に事前相談をしても
質問の裏にある気がかりを、聞きだす葬儀社はほぼ皆無です

みんな同じ答えなら、葬儀社を選ぶ理由が見つけられません

お客様が価格だけで葬儀社を選んでいると思っているのは
お客様を侮っています
失礼な話です


そんな訳で
しつこくも、事前相談セミナーをし続けています

セミナーを企画している担当者が
「これは絶対に必要な内容です、多少人数が少なくてもやり続けましょう!」
と、私の背中を後押ししてくれています

老いては子に従え?
と、ばかりに又、今月も6時間半のセミナーを頑張ります


けが人は、救助しますヨ

2012年05月18日 | 世の中
自転車が気持ちいい季節になりましたね

事務所の前は坂道で
上から下りてくる自転車は結構なスピードになります

先日、外でガシャ、という音が・・・・

何事?と外に出てみると
若い女の子が自転車で転んでいました

右ひじと左の指先から血が出ていました

事務所に入れて、けがの手当てをしました

擦過傷ですが
半袖でしたから、結構広い範囲の傷でした

手当をしているところへ
「アノー、女の子が来ていますか?」と
男の子が入ってきました
どうやらカレシのようです

後から自転車で追いかけてきたら
彼女の自転車が道端にあり、姿が見えないので
探しに来たようです

そのうちに女の子が貧血を起こしたらしく
少しの間、横に寝かせました

彼は
心配そうに、タオルを冷やして額に当ててあげたりしてました

今の男の子は、優しいですね

しばらくすると、落ち着いたようで
二人そろってお礼を言いながら帰っていきました

おせっかいかな?とも
思いますが、知らないふりはできません

以前、知り合いのご夫妻が
自転車で散歩中に
ご主人が転んで
大けがをしたそうです

そこは、マンション群

何軒もの家に駆けこんで救急車を呼んで、と
お願いしたそうですが
他で頼んで、と断られ続けたとか

やっと救急車が来て
ご主人に同行するために
二人分の自転車を預かってほしいと
周りにいる人に頼んだら
それも断られたとか

まだ携帯電話の普及する前の話ですが
後から聞いて、腹が立つやら、悲しくなるやら・・・・

歩いていても、車に乗っていても
自転車のスピードに
怖い想いをしたことがあります
自転車の方のマナーにも、大いに問題アリですけどね

困っている人に出会ったら、手助けできる人になりたいですね
当社のアシスタントは献身的にお世話してました
安心、安心
このアシスタント、昔は血を見ると
卒倒した人ですから、すごい成長ぶりです


自転車にはどうか気を付けて乗って下さいね
お大事に!

野菜の日、でした!

2012年05月18日 | 不思議
昨日も、一昨日に続きいい天気でした

こんな日は、なんだか元気が出ます

珍しく、野菜売りのおばちゃんと出会いました
リヤカーを覗くと採りたての野菜が美味しそう

新玉ねぎとスナップエンドウを買いました

家に戻るなり「宅急便です」との声
届いた箱には、タケノコ、ニンジン、絹さや
そして、なんと新玉ねぎとスナップエンドウが・・・・
その他にジャコと山椒の炊き合わせも

妹からのおすそ分けです

そこへ
しばたさ~ん、とご近所の方から
レタスとカボチャが

うちからも、他の野菜をおすそ分けしました

こんな事って、時々ありません?

不思議ですが、同じような物が集まってしまう・・・

先日も
家族同士で夏みかんを買ってきてしまい
その日から、ずっと夏みかんを食べてます

おすそ分けって、いい言葉ですね
物と一緒に、心も分けてもらうみたいですね

お腹の赤ちゃんが見える、お兄ちゃん

2012年05月18日 | 不思議
ご近所の美容院のスタッフさんが第2子の出産の為にお休みをしています

2歳のお兄ちゃんがいます

彼女は少し目立ち始めたお腹で、仕事中に
「上の子が、赤ちゃんは女の子だよ」と言っているんです!と話してくれました

その時は、まだ赤ちゃんの性別を知らない時です

お兄ちゃんはまだ2歳なので、妊娠していることもよく解らないはずなのに
上手ではないおしゃべりで、「女の子」「女の子」というらしいのです

保育園に好きな女の子がいるのかしら?という彼女に
「お兄ちゃんはお腹の赤ちゃんと話ができるらしいよ!」
と伝えました

「だから、お兄ちゃんに『今赤ちゃんは何しているの?』と聞くと教えてくれるって」
と、話したらびっくりしてました

早速、池川先生の胎内記憶の本を貸して、
妊娠中のお兄ちゃんと、赤ちゃんの関係などを
読んでもらいました

数か月前から産休に入っていましたが、今月の初めに
無事、赤ちゃんは生まれたそうです

お兄ちゃんの言っていた通り、女の子だったそうです

今回は予定日からだいぶ遅れ
帝王切開だったそうです

怖がりな彼女を皆は心配していたそうですが
「この子のお蔭で、また新しい体験がをすることができた!」と
前向きな言葉が出て、ビックリしたとか

「出産で、こんなに成長したなんて・・・」

と美容院の先生は感激してました

本当ですね≪赤ちゃんはお母さんを助けるために生まれてくる≫といいますから

今日は、素敵なニュースを聞けて、良かった

彼女が復帰してきたら、赤ちゃんお兄ちゃんの話を聞きたいですね・・・

亡き父のパワー全開

2012年05月14日 | 不思議
連休に母や妹一家と咳き込みながらも
ワイワイとにぎやかに過ごしました

父のお墓参りもすませ
町を歩けば、ここは父が良く来たお店
いつもここでお茶を飲んでたね
おじいちゃんの好きなお菓子だ、買っていこう!
そんな話ばかりが出てました

生きているときは父の我儘に振り回されていましたが
今となっては、その強烈な個性が懐かしく感じます

生きているときも嫌だと思いながら
結局、父の思い通りに事が運ぶことが多く
皆は文句言いながら「仕方ない」と動くのが常でした


読売新聞から高齢者の延命治療の取材申込がありました
たまたま、私が講演で父の死に際の話をしたのを聞いていたとか

死を先延ばしするだけの延命治療の話題が多く聞こえてきます
中村仁一先生の「大往生したけりゃ医療とかかわるな」の売れ行きがいいのも
頷けます

父の話なので母や兄弟にも了解を取り、取材は快く引き受けました

その数日後に、今度は毎日新聞から連絡があり
エンバーミングの取材の申込がありました

このブログを見て、とのことです

父も義母もエンバーミングをしているので
そのことでの取材です

なんだか父が
「お母さんばかりが楽しそうで、私も仲間に入れろ」と言っているみたいです

母に「こんな取材ばかりで嫌じゃない?」
と聞いたら
「お父さんらしくていいわ」と言って、嬉しそうです

最近の母は、父に2度ぼれしている気がします

死んでも、家族に送るこのパワーに脱帽です





もうすぐ母の日、贈り物は5個から1個へ

2012年05月10日 | 私の半径100メートル
私は、結婚してからずっと
母の日にプレゼントを5個買っていました

実家の母
義母
叔母2人
ご近所のおばちゃん
に、何プレゼントしようか?と
毎年、頭を悩ませていました

叔母の一人は、実家の母の姉で
若いころに子供を連れて離婚をし祖父母の元へ帰ってきました
その後子供は心臓に病気が見つかり11歳で亡くなりました
私より4歳年上で、私もその子と遊んだ記憶もあります
それから叔母は祖父母と叔父を看取ってくれました

もう一人の叔母は、母の従姉です
戦争中に赤ん坊だった子供を連れて
空襲に遭い、子供をおなかに抱えて守ったそうですが
叔母は背中一面にケガをし
子供はおばの両脇から出ていた足に大けがを負い
亡くなりました
その子は私より7歳くらい上だったと思います
私が小さいころ、よく叔母夫婦が遊びに連れて行ってくれました
その叔父は、大みそかの日に会社の忘年会で
酔って転び、頭を打って即死をしました
なぜだか、警察から夜中に電話が家に掛かかり
両親が慌てていたのを覚えています

二人とも女の子を亡くしました
もし生きていたら、きっと母の日にプレゼントをもらったはずです

母や義母のプレゼントを買いながら
どうしても、どんなに些細な物でもいいから
母の気分を味わってもらいたくて
一緒に用意する事に決めました

近所のおばちゃんにも子供がいません
うちの子供たちが、赤ん坊のころから
可愛がってもらい、二人分のお茶碗とお箸まで家に揃えてくれました
ですから、子供が幼稚園くらいになった頃から
プレゼントを用意して、うちの子供から渡していました

子供も小さくて、そんなにお金の余裕もないし
母の日が近づくと
何を支度しようか?と頭を悩ませました

ささやかな物ばかりだったのに
全員が喜んでくれましたね
特に叔母達や、近所のおばちゃんは
本当に喜んでくれました

10年前に叔母の一人が亡くなり
6年前にもう一人の叔母が亡くなり
そして去年、義母が亡くなりました

近所のおばちゃんの分は
娘が就職してからは、彼女の役目になりました
そして
娘はもう一つ、のプレゼントも用意してくれます
それは私の妹の分です
妹は、夫を17年前に送りました
子供は息子二人なので、娘のつもりで送ってくれています

何も言わないのにそうしてくれているのが
私にも嬉しくて有難いです


気が付けば、もうすぐ母の日ですね
今日、一人分になってしまった母の日のプレゼントを
買って送りました

風邪で少しダイエット

2012年05月08日 | sibatanoriko?
ゴールデンウィークの前半に風邪をひきました

久しぶりに、母や妹や甥一家と合流したのですが
妹と甥の子供が風邪を引いていました。

殆どマスクを外さずに過ごしてくれましたが
やっぱり、頂いてしまいました。
大した風邪ではないのですが
私自身が免疫力を抑えている為、すぐに移ってしまいます

妹も甥もすごく気にしてくれるので
かえって申し負けない気分です

他の症状はさほどでもないのですが
咳がいつもひどくなります

止めようと思ってもダメ
出る時はで出ます

激しい咳にが続き、腹筋が痛い痛い

「咳で腹筋が痛い?どんだけ普段運動してないの?」と
子供たちに言われました
確かに!その通り!

一番困るのは
母が異常に心配をして、すぐに電話をかけてきます
なんでもなさそうに話そうとすると、特に咳き込んでしまい・・・・
私の様子を探ろうと
娘や妹に電話しまくり状態です

昨日から私は電話に出ず、娘に対応してもらっています

昨日はまるで声が出なかったのですが
今日はは半分くらい声になってきました

かすれ声でこれもまた魅力じゃない?
と思っていますが
どうやら、悲鳴にしか聞こえないようです

でも風邪も日柄ものですね
だいぶ楽になってきました

風邪をひいていいこともありましたよ
長い休みは、すぐに食べ過ぎてしまいますが
今回は、なんと体重が減りました
こりゃー、なかなかいいぞ!
でも治るとすぐにリバウンドします

でもね、風邪位引いたって
たまに会える事の方が、もっと嬉しいです

甥の子は昨年の夏以来の対面ですが
やっと1歳になり、とってもかわいくなりました

ただ、人の赤ちゃんを見ると
(この年になってもなぜ孫の一人もいないのだ?)と
嘆く主人がいてね・・・・

気長に待っていればそのうち何とかなると思いますけどね
それまでは、どの家族より好きな甲斐犬で十分でしょう

葬儀社のスキル、情報提供とは?

2012年05月04日 | 葬儀の世界
葬儀社は人の死を扱う仕事です

葬儀の施行をすること
葬儀の地域にある慣習を伝えること
葬儀の情報を遺族に伝えること
遺族、会葬者のグリーフサポートを踏まえて行動する事
遺体の衛生管理や保持につとめる事

これらが、これからの葬儀社に求められること、と言われています
情報を伝えること、は何を言っているのでしょうか?

葬儀価格を明瞭にすることや
手順を伝えることだけではありません

直接葬儀に関係なくても
将来に関係する事なら、伝えておいた方がいいこともたくさんあります

家族葬を選んだ方が、葬儀後に突き当たる可能性の問題や
葬儀後にセールスやDMに悩まされることや、その対処法
死後に必ず行う諸手続きのこともそうですね

諸手続きがあります、それにはこの一覧表を参考に行ってください
専門家の方のご紹介もします

それだけでなく、「この手続きをされた方が、こんなことで大変な思いをしたのです」
そんな一例があるだけで、諸手続きが身近な話になるものです
遺族の抱える問題は他の遺族にもあてはまることが多いものです

また、遺族にとって必要な情報とはその範囲だけではないとと思います
葬儀がどうして必要なのか?
本当に、世間で言われるように
「葬儀に来る人は知っている人だけでいい」
「直葬でも十分だ、宗教もいらない」
それらを受け入れている葬儀担当者はあまりいません

葬儀社の利益にならないからそういってるのか?と
疑われそうで、彼らは自分の葬儀への考えを遺族には伝えません

でもそれだけでない、葬儀の意味を彼らなりに持っています
しかし、そのことを伝える自信も言葉も持ち合わせていない人もいます

でも多くの別れの現場を見てきたからこそ、人の死を考える機会が葬儀スタッフにはあります
私はその事を是非、遺族に伝えてほしいと思っています

私は葬儀社時代に、葬儀の勉強会で、事前相談で、葬儀の打合せで
葬儀終了後の訪問でなるべく伝えてきました
そして今も一般の方向けのセミナーでは、力を込めて伝えています
微々たる力ですが、惜しもうとは思いません

この情報が、一般の方の葬儀知識を変えると思っています。

それには、葬儀社の人達がもっと多くの方の声を知るべきです
葬儀後に必ず取るアンケート結果もさることながら
新聞や業界紙にのるアンケートをそのまま受け取るのではなく
自分なりに分析することです
そこから何が読み取れるのか?
それに対して自分の言える言葉は何か?
その「自分なりの言葉」が遺族に話す情報にもなるはずです


こういう事って、葬儀社の社員は今までしていません
遺族は自分の気持ちをさらけ出すことはしないものです
それだけに、言われた言葉から、奥にある気持ちを考えるのは大切な行為です

そして、葬儀社は葬儀をするだけでなく、遺族やその周辺の方々に
葬儀を教える立場にあることを自覚してほしい、と思っています