柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

終活セミナーの担当者に嬉しい新聞ですよ

2013年08月31日 | 老後
エンディングノートセミナーは高齢者の現在~死後までを
考えて書き記して頂くために行います

セミナーを行う人は幅広い話題がないと、魅力的なセミナーにはなりません

セミナーの目的は、今後の高齢者は何から何まで自分で決めておく必要があるため
よく学んで、できれば不安な項目については、判断と、行動力があるうちに
ある程度は決めておいて貰うためです

そこまでお世話しないと、エンディングノートを広める意味はありません
押し付けではなく、信頼を頂き長いお付き合いに最適な会社かどうか?を
見極めて頂くのが一番です

ただ、ノートの項目を通り一遍に説明しても
聞いているほうは「なるほど「フムフム」程度に思ってしまいます

そこで、実際に起きている実情を話すと
「私にも言えることだわ!」と感じて実感が湧きやすくなります

1人住まいの人は、自分が認知症になりかけていても、自覚がありません
子供がいても、たまに来るくらいの関係なら、先ず気がつかないでしょう
子供がいなければなおさらですね

この問題の解決は「任意後見制度」です

終活やエンディングノートセミナーで後見制度の仕組みばかり話しても他人事に聞こえます
以前新聞に「認知症の高齢者姉妹が何度も不当なリフォームを勧められ、何百万円も支払ってしまい
挙句の果てに、何の工事もされていなかった」と言う事件がありました

この話題を挙げるだけで、自分に置きかけることが容易になります
必要性を感じてきます

しかし、その話題探しに苦労しますね
私も新聞記事で気になるものは保存しておきますが
一紙からでは情報は集まりにくいです

先日、「終活LIFE]というパブロイド版の情報紙が出来ました
終活に関する記事と情報が集められています



【広がる認知症、65歳以上で4人に1人】
65歳以上の高齢者のうち、認知症である人の割合は推計15%、2012年の時点で
役462万人にのぼることが厚生労働省研究班の調査で明らかになった・・・・

国の推測では2012人に305万人、2035年に445万人と推定していたが
今回の調査では12年ですでに大きくうわまわっている、
更に軽度認知障害者の有病者(予備軍)は推定400万人に上ることが解った、そうです

また、「歩幅の狭さ」が認知機能低下に影響を与える
「歯周病」が認知症の一種であるアルツハイマー病を悪化させることが明らかになった

と言う記事が書面に載っていました



又、他のページには
【がん治療で先行、口内ケアで治療効果のアップも期待】
がん治療の現場で治療前に歯科医が口内ケアを行うことで
抗がん剤や放射線治療の副作用による粘膜炎や細菌感染による肺炎の合併症の発症リスクを
抑えているそうです

こうなると、歯や口内の治療は高齢者には欠かせなくなりますね
私はいつも、こんな身近な情報を伝えて話の幅を広げています

「終活LIFE」紙の内容は
総合・医療・介護・終活・暮らし&マネー・健康・カルチャー・時事・統計・経済・社会
となっていました
葬儀社や保険、士業の方たちが不得意な分野が揃っているのがいいと思いました


実は終活のページに「笑って迎えるさようなら」というエッセイを依頼され
私の記事と葬儀のコラムが載っています



私の紹介をするつもりではないのですが
届けられた「終活LIFE」を見て、すぐにセミナーの話題に利用しようと思いつきました
こういうの見つけると嬉しくなるんです!

セミナーで紙面から得た各方面の情報提供をし、参加者にこの新聞をプレゼントしてもいいですよね
100部5800円で各月に発売だそうです


問い合わせ先は
一般社団法人東京シルバーライフ協会
0120-165-018へどうぞ



終活カウンセラー協会の「終活フェスタ」

2013年08月31日 | 老後


8月24日のことですが、終活カウンセラー協会主催の
「終活フェスタ」に行ってきました

2100名の来場者があったそうです
すごいですね

終活カウンセラーを多く生み出しているので
来場者のサポートを終活カウンセラーが行っていました

駅の前、途中の道案内、会場の中の説明係や相談

カウンセラーの中には、良く知った顔がチラホラ

仕事の都合で午前中に伺いましたので
まだ来場者も多くなく、いくつかのブースで説明を受けてきました

健康器具の体験、認知度測定や、寝たきりの方のための旅行案内などもあり
目先の変わった情報がありました

午後からは葬儀社や霊園を回って最期が「終活フェスタ」というバスツアーの
方々もいらしてた様です
また葬儀社がバスをしたてて、お客様をつれてきた、とも聞きました

集客方法も多種多様になってきましたねー

ブースの中に遺影写真撮影もあって
いつも人気コーナーになっていますが
まだ、ご希望者が少なかったので、私もとっていただきました



どうでしょうか?
いつもの私らしい写真が出来上がりました

NHKの取材も入っていました!

もう一つの人気ブースは「入棺体験」でした

ここには葬儀学校の卒業生が、立派な葬儀社スタッフとして
働いていました

その笑顔を見て、感激です!

今回は今までの「終活フェア」より規模も会場が大きかったのですが
かえってどこにいったらいいのか?
全て見れたのか?迷いまいした

じっくり見たり、相談をしたら4時間位はかかるでしょうね

来年の予定もあるらしいです




高円寺で「遺族の会」と「終活セミナー」します、自由参加です

2013年08月26日 | 世の中



杉並区の高円寺で、9月1日に終活セミナーを行います

第1部は10時~12時 「グリーフサポート」の茶話会です
家族や大切な人を亡くした方のための会です

今までに参加された方は葬儀後数か月~7年後までの方が多かったです
伴侶や親、兄弟を亡くした後、
なんだか、心に穴が空いた様で、不安定な気持ちをお持ちの方が
いらしていただいています

年齢も幅広く40代~80代のかたがたでした
「今まで、どこに行ったらいいのか?解らなくって」
「人に聞いて来てみました」
「皆さんが葬儀後にどうしているのか聞きたくて」
など、色々なお気持ちで参加されます

2名の時も6名の時もあります
例え、お一人の参加者であっても、いつもと同じように茶話会は行います

私も遺族です
スタッフの中にも遺族がいます

自分の気持ちと同じような人がいる
話を聞いてくれる人たちがいる
それだけでも、ホットされる方がいます

身の回りの人を亡くすと、思っていた以上の悲しみや空虚感、鬱状態になることがあります
この様な体験は多くの人に訪れます
その時間を経過して、やっと気持ちの立ち直りをすることができます

その悲嘆等は、まるで神にあたえられた仕事のようだ、という事から
「グリーフ(悲嘆)ワーク(仕事)」と呼ばれます

もし、思い当たる節があれば、お越しください
「コムゥエル高円寺ホール」という葬儀社で行いますが
どちらで葬儀をされた方でも参加されています


そのあとには
13時~14時までは、終活セミナーをします

知っていた方がいい知識、を学んで下さい
今まで、「片付け」「自分史」「介護の選択」「認知になったら」「延命治療」
「改めて考える自分のお金」という題材を話しました

そして9月1日は
「後悔しない葬式とお墓」を話します
葬儀社の宣伝ではなく、コンサルタントの話ですよ、ご安心を!

次回は「大切な人を見送るあなたへ」の予定です

毎回違ったセミナーをしますが、聞いていくと
エンディングノートを書くのに必要な知識が得られるように
組み立てています



そのあとには、14時~15時まで
カルチャー体験教室があります

こちらも人気で毎回違った教室が用意されています
今回は「大人の塗り絵」です
簡単なようで、なかなか凝った塗り絵をします
色鉛筆で、どれだけ微妙な色合いを出すか?
出来た作品は、かなり素敵です
男性も挑戦されます


3部になっていますが、お好きな時間に参加ができます
こんな会ができて、約8か月になります

今は高円寺と町田の2会場で
月ごとに交互に開催されています

こんな会が、もっと色々な場所で開かれると
皆さんのお役に立つのでは・・・と思っています







熱い、暑い、熊本でした!

2013年08月22日 | お仕事


3日間、熊本に行ってきました
今回は、接遇の研修です
約60名の方が受講されました

毎日、葬儀を行っている方々に
改めて葬儀の接客対応を教える、って
結構、難しいことです

「今さら教わらなくても・・・」
そう思われるはずですから

葬儀会館が立派でも
祭壇が素晴らしく大きくても
花の飾りが上手でも
ご遺族が一番、心に残るのは
葬儀の世話をしてくれるスタッフの対応や気遣いなのです。

多少、会館が古くても
細部まで心配りしてくれたスタッフがいたら、好印象で終わります。
もしも、又、葬儀をお願いするならここにしよう!
と思うはずです。

例えどんなに上質な会館であっても
スタッフの対応が、事務的だったら
または、とりたてて好印象で無ければ
次の葬儀の機会は、どこの葬儀社になるかわかりません

たった2日間で
「あなたに葬儀をお願いできて良かった。今度ゆっくりお茶を飲みに来て!」と
言っていただけるほどの関係つくりをするのが
葬儀スタッフの役目だと思っています

それには、「私の力を120%出してお世話します」を心がけ
自己満足に終わらず、ご遺族にもその想いが伝わる事がだいじだと・・・

そう念じていつも研修を行なってきます


多くの場合、受講される方々は
「警戒心」をもっています

今までの行動をむやみに変えられるのは、誰しも好みません

先ず、私自身を信頼していただけることが大事です
研修の初めは、そのことに時間を費やします

その変化が現れ始めたのを確認して
やっと本題に入ります

殆どの方は、「ご遺族の為に」が基本にあるので
私をいぶかしく感じなければ
熱意をもって、受講して頂けます

相手を変えるのは、先ず自分を分かっていただくことですね


実は葬儀の接遇も同じで
ご遺族に自分の気持ちを伝えることから始まるのです!!!


と言う訳で、熊本でも良い受講生に恵まれ
研修を終えてきました

39度を超える暑さでしたが
馬刺しやからしレンコン、熊本ラーメン、太平燕も堪能してきました

そして帰りに熊本空港で買った「からしれんこんチップス」がとても美味しかったですよ




急に喪主になったら? に役立ちます

2013年08月17日 | お仕事
葬儀のマナーの本は沢山ありますが
喪主用の本って少ないですね

「喪主のやるべきこと」を本にまとめたい、とご相談があり
監修を頼まれました

多くの葬儀のマナー本を見ると、これっていつの話?と
思うような内容が多いく、今にそぐわない気がしてました

一般的なマナーが主体なら、私には無理と考えていましたが
私の葬儀観をよく知っている方のお話だったので
お手伝いすることにしました

家族を亡くした時点からの葬儀が終わるまでの話を沢山聞いてくださり
私の経験も交えてかなり詳しい手順や考え方を取材して下さいました

その中で取材者自身の葬儀体験や感想、疑問もお聞きし
改めて、葬儀は普通の人には知らない事だらけなんだ!と実感しました

わたしの意見をコメントにして下さり、解り易い本になっています
秋には出版予定です

今、最終の校正をしています

出来上がったら、ご紹介します


鹿児島は気温だけじゃない!気持ちも暑い!

2013年08月06日 | お仕事
先週、鹿児島県の鹿屋に行ってきました
鹿児島空港から車で1時間半、大隅半島を南下します

途中、桜島を眺めながらのドライブでした
鹿児島県内の葬儀社の方々が20名ほど集まっていただき
講演をさせて頂きました

会場として協力頂いた葬儀社ホールは
鹿児島でも激戦区と言われる地域だそうで
到着するまでに、いくつもの大きな葬儀会館を見かけました

鹿児島は先祖供養に熱心で、どの墓地にも立派な供花が供えられており
この暑さだというのに萎れている物より、ピンとしている供花が多く
毎日手入れされているのが解ります

お盆やお彼岸になると、近隣のお墓に負けないように
沢山の仏花が買われるので、その時期は毎年花が値上がりするそうです
お墓の手入れは、即、嫁さんの評価だとか、大変ですね


さらに鹿屋はバラの名産地だそうです
時間があったらバラ園もみたかったのですが・・・

泊まったホテルも至る所に活きのいいバラが飾られていました


葬儀社の皆さんは、今まで通りの葬儀ではなく、どう変わるべきかを模索しています
この地にも今年初めて、新規立ち上げの家族葬会館ができたそうです
講演はとても熱心に聞いていただき、その後は懇親会で鹿児島弁がさく裂!
盛り上がりました

お話を伺った数社の葬儀社の方は
実にきめ細かい葬儀を施行されていて、心強い印象を受けました


桜島の噴火も少しですが見れましたよ