柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

注射嫌いを変えた、ひと言

2021年08月24日 | 私の半径100メートル
夫は注射嫌いです。
若い頃、怪我で麻酔注射をしたら
恐怖で気を失った経験があるそうで
数えるほどしか注射経験がありません。

新型コロナのワクチン接種が始まっても
「打たないから」でずっと通してきました。
70代半ばですから
一番最初にワクチン接種の権利をうけたのに
どうしても首を縦に振りません。

テレビで見る接種風景は長ーい針を腕にブスっと差し込みます。
見ているだけでゾッとするらしく、「痛い、痛い」を連呼します。


出不精なので外出は最低限。一度も門から出ない日もあります。
自分以外の家族や周囲の人がワクチン接種をしていれば
感染する可能性が低いと言い張ります。

私の説得は馬耳東風。
もうあきらめていたのですが
昨日、突然接種すると決めました。

孫は小学1年生です。
最近は子供の感染者も多くなり
夏休みが終わると、学校内でクラスターが発生する可能性もあります。
「じいじ、この子が感染しても症状が軽ければ、みんなに移してしまうかも」
「その結果、じいじが死んだら、この子は一生『僕のせいでじいじは死んだ』と
苦しむことになるから、そんな想いはさせないで!」

この一言で
「そうか、仕方ないな」と了解したそうです。

何と孫の力は強いのか、思い知らされました。

娘の作戦勝ちです。

当り前になってきた「10歳は若く見られます!」

2021年08月21日 | 世の中
何十年も付き合っていると
久しぶりに会っても
お互いに「変わらないねー」と言葉を交わすことが多いです。

70歳の私は「今も50くらいの時と同じ気持ち」で
「体は確実に70才」と感じます。

女性も男性も
実年齢より10歳は若く見られることが多く
高齢になるほど、その確率が高くなるそうですよ。

確かに「この方は何歳に見えますか?」と問いかけるCMをよく見かけます。
でもCMに出ている人だけでなく私の周りの人も若く見える人だらけなので
あまりビックリしなくなりました。

寿命が長くなったのだから当然の現象なのでしょう。
昔は50歳、60歳は完全に「おじいさん」と「おばあさん」でした。

でも心や体が疲れているときは老けて見えます。
また自分を気にしなくなると途端に老けます。

若くいられる一番の秘訣は「心の持ちよう」かもしれませんね。


クーリングオフができない自宅の売却

2021年08月16日 | 世の中
数年前
家を売るのに数社の不動産会社に査定を頼みました。
金額も対応の差もありいろいろ勉強になりました。

その頃の不動産会社から
いまだにセールスの電話やDMが入ってきます。
しつこいくらいに毎週DMが送られてくるところもあります。

昔、母から古家の相続を受けたときも
ビックリするくらい多くの業者からセールスが入りました。
あまり度重なると
家を現金化して老人ホームでも探そうかと
一瞬思うこともありました。

配偶者を亡くした高齢者なら
しつこい誘いに負けて
美味しい話を聞かされて
ついその気になることもあるはずです。

その後で気が変わっても解約ができない事があるので要注意です。

私達は高い買い物をしてもクーリングオフがあるからと
安心しているところがありますよね

ところが不動産会社と家の売買契約を結ぶと
クーリングオフはききません。
一時の迷いで高額な売買は危険です。
早急に決めずに慎重に考えてください。

その時には先ず、身近な人に相談し
できれば商談に同伴してもらいましょう。

たまたま国民生活センターのチラシを見かけたので
この手のトラブルが多いのだとわかりました。
皆さんもお気を付けください。







「手外科」は手の疾患専門です

2021年08月09日 | 健康情報
久しぶりに会った知人はビックリするほど変わっていました。
数か月前から手に痛みとしびれがあり、皮膚もガサガサに荒れ
手に力も入らず毎日が苦痛との闘いだというのです。

綜合病院で診察を受けましたが原因がつかめず
今は整体に通っています。

私もリウマチがあり
手の痛さや力が入らない不便さは十分に知っています。
とても他人事とは思えず、何かいい方法はないか調べてみました。

ふと目に留まった新聞記事に「手外科」という文字が・・・
気になって調べてみると

手の疾患・障害に対する専門の診療科で
指や手のさまざまなケガや病気の治療を行っています。
具体的には、骨折・脱臼、腱断裂、靭帯損傷、指の切断、皮膚の欠損、熱傷(やけど)、腱鞘炎、
指や手の変形、変形性関節症、リウマチによる手の障害、拘縮(硬くなって動かない)
末梢神経損傷・障害(手のしびれや麻痺)、先天異常、感染(化膿)、骨腫瘍・軟部腫瘍などです。手外科では、これらの疾患を診断し、専門的に治療しています

とありました。

手外科は、整形外科あるいは形成外科の中の専門領域です。したがって、手外科を専門とする医師は、整形外科あるいは形成外科全般の診療経験とともに、手外科という専門領域の知識と経験を持っているそうです。

早速、知人の地域の専門医を調べて送りました。
すぐにでも診察に行きたい、と喜んでいました。

知人に有効な治療があるのかは分かりませんが
行ってみる価値はあると思います。

今の医学の進歩はすさまじく
私達の知らないことが沢山あります。
それに出会えたら、藁をも掴む病人には吉報ですよね。

コロナ渦でオンライン葬儀に市民権

2021年08月04日 | お葬式
コロナ渦で葬儀の形態が変わってきました。

家族葬が当たり前となり
直葬や一日葬も増えてきました。

故人からのコロナ感染は遺体処置をしっかりしていれば
なんの問題もありません。
心配なのは
家族や親族、親しい友人知人に濃厚接触者がいる事です。
本人の自覚ないままにコロナに感染してしまっていることも
十分考えられますね。
そうなるとクラスターの危険もあり、一堂に会するのが難しくなります。

その為に広がったのがオンライン葬儀です。


賛成派は33%
「コロナウィルスの感染予防」
「対応する遺族の負担を減らせる」
「遠方に住んでいる」
「遠慮せずに参列できる」
等の意見があります。

反対派は67%
「別れの実感がわきにくい」
「遺族に弔意が伝わらない」
「対面で会別れを言えない」
「集まることに意味がある」
等の意見です。


私はオンライン葬儀があってもいいと思っていますが
その内容に一工夫が欲しいと感じています。
定点カメラで通夜や葬儀式をライブ配信しているだけでは
小1時間近い間、画面を見続けられるでしょうか。

オンラインだからそ
読経中に遺族の表情や
故人の生い立ちや
遺族の想いなどが
画面に映し出されるとか
ナレーションが入るとかができるはずです。

これなら故人や遺族と会話する機会が少ない普通の葬儀より
「お別れ」の意味が深いと思います。

また定時のライブ配信が見れない人も多いので
時間に関係なく見られる動画配信もしてほしいです。

葬儀って
遺族が
「きっと故人が喜んでくれる葬儀だった」と感じ
参列者が
「会葬に来たかいがあった」と感じられることが大切だと思います。

それだけ「別れ」の時間は
後から効いてくる薬のようなものです。