柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

振り込め詐欺に自信あり? 大丈夫ですか?

2013年10月31日 | 世の中
ご近所のおばちゃんは、77歳には見えない綺麗な人です

先日、このおばちゃん宛てに荷物が届いたそうです
「代引きの荷物です、料金をお願いします」
何も頼んだ覚えが無いおばちゃんは
「私は頼んでいないので、うちではありません」と答えたそうですが
「あなたの名前と住所が書いてあるから、間違いありません」
としつこく食い下がってきたそうです

とにかく私は受取れない、と繰り返し
終いには
「じゃあ、近くの交番へ行きましょう」と告げたら
「え、交番が近いんですか?」と言って
帰っていったそうです

中身はサプリメント

来た人は宅急便の人ではなかったとか

サプリメントのように高額でなければ
押しの強さに負けて払ってしまうかもしれませんね

気をつけましょう

何でも高齢者を狙った「振り込め詐欺」は
高齢者やセレブの人達の名簿を使って詐欺行為を行うそうです

警察では犯人逮捕と共に押収したこれらの名簿を利用して
名簿に載っている人達に電話して直接詐欺被害にあわないように
注意を呼びかけているとか

これまでに警察が押収して活用した名簿が63万人だそうで
新たに60万人分を追加するそうです。

詐欺にあった高齢者は
「自分は大丈夫だと思っていた」と口をそろえて言うそうです

今までの振り込め詐欺被害の累計は221億円とか
こんなに騙されて大事なお金を取られてしまうなんて・・・・

私ももうすぐ高齢者です
セレブではないけど、気をつけないとね

喪主ハンドブックが好調!どうぞお役立てください

2013年10月29日 | 葬儀の世界



主婦の友社から出版されている「喪主ハンドブック」が
順調な売れ行きだそうです

先日、編集者の方、ライターの方と久しぶりにお目にかかり
食事会をしました

お二人とも、才能あふれる魅力的な女性です

書店の方からも良い反応が出ているとかで
嬉しい報告会になりました

以前に取材を受けたライターの方が
私の葬儀観に賛同され
今回のご縁を作って下さいました


監修と言えども、柴田風を沢山取り入れて下さり
そのプロの手腕に感激しています

喪主になるべき方が、初めての葬儀でどう対応していくべきかを
書いていますが、
反対から見ると
是非、葬儀社にはこのように対応して欲しい!
という読み方もできます


また「喪主ハンドブック」を読んでくれた知人から
「こんなことにも気を付けて」などの一言が柴田らしく
なるほど、と思った
また様々な情報が寄せられているのも関わらず、読んでいると
温かい気持ちになる不思議な本!
と感想を頂き、嬉しい限りです

これもひとえにライターと編集者のお二人のお蔭です!


改めて、ご縁を有難うございました


今は「葬祭スタッフ実務資料集」に取り掛かっています
上巻は仕上がりましたが
下巻がこれからです
いくら頑張ってもプロのライターに追いつくわけもなく
未熟な文章に悪戦苦闘しています

65歳から高齢者ですが、これってどうですか?

2013年10月25日 | 世の中
65歳になると「高齢者」と呼ばれます
この定義は世界保健機構(WHO)で決めているそうです
・・・知らなかった・・・

でも、今の65歳って高齢者のイメージないですよね
私もあと数年で高齢者になってしまいます
年をとることは嫌ではないのですが
高齢者になる自覚はありませんね

そこで内閣府でも昨年の秋に行われた国民の意識調査の中で
「一般的に高齢者とは何歳以上だと思いますか?」と質問をしています

調査の対象は64歳~66歳の男女約3500人の調査結果です

60際以上が高齢者と答えた人は2%
65歳以上と答えた人は10%
70歳以上が42.8%
80歳以上と答えた人が10%程度います

中には「年齢だけでは判断できない」という解答もありました
これが一番適確かもしれませんね

電車の中で座っていて「この方に席を譲ったほうがいいのか?」と
迷うことがありますけど
見た目の判断がとても難しくなっています

自分のなかでは年齢の見た目、より
体調が悪そうか、立っているのが大変そうかで判断するようにしています

私のことですが、つい最近まで持病の悪化で立つ事も大変だった時期がありました
容姿を見ただけでは、解りにくいので席を譲って下さる人は皆無でした
つり革につかまって必死で立っていたのですけど
やっぱり頑丈に見えたのでしょうね


お年寄りの原宿と言われている巣鴨商店街での話ですが
多くの方が「自分は高齢者だとは思っていない」という声を聞きました
答えてくれた人達は絶対に70歳以上の人ばかりだったと思います

時代が変わると色々なものが適合しなくなりますね






岡山でマリー・アントワネットとめぐり合いました

2013年10月18日 | sibatanoriko?
10月15日に事前相談セミナーを無事に終え、その足で岡山へ

午後10時半にホテル着
台風の影響で雨が降っていましたが
翌日は秋らしい爽やかな天気になりました

朝のニュースでは台風が関東を直撃している様子を見て
驚きました!

会場まで移動して講演を行いました
西日本各地から150名ほどの方たちがご参加されて
事前相談の重要性をお話しました

手配しておいた新幹線の時間より早めに岡山駅に到着したので
駅前で行われていた「マリー・アントワネット物語展」を覗くことに・・・

マリー・アントワネットの一生をたどってきました

当時の衣装とかつらが展示してある部屋だけは撮影が許されていたので
何点か写真をとってきました





このかつら、どうですか?
髪型が高いほどファッショナブルだったらしく
ある舞踏会では貴婦人の頭に飾られた船がひしめき
まるで港のようだったとか・・・・

マリー・アントワネットは、おしゃれや遊びに興じていたそうですが
面白いことには抜群のアイディアが浮かんだとか

実際に愛用していた小物や宝飾品も見れて
とてもいい時間を過ごしました

帰りは台風が去った後の横浜へ
帰ってから大島の大惨事を知りました
なんてことでしょう!
台風がくるたびに大型化しているみたいですよね



葬儀社の事前相談を覆面調査

2013年10月14日 | 事前相談・アフターサポート
「あのー、葬儀の相談をしたいのですが・・・」
電話を掛ける前には、その葬儀社の地域を調べておきます
そして亡くなる家族を設定し、その職業や、人柄、今の病状などを決めます
質問をいくつかと、口には出さない疑問も作ります

何の話か?っていうと
これは葬儀社に事前相談の覆面調査をする時のことです

調査する方も結構ドキドキしますね


15分話せればいい方です
質問をしても答えただけで、後は沈黙・・・・
重ーい空気が流れて
「有難うございました」で電話を切ると5分もたっていなかったり

一つの質問に、いくつもの情報を教えてくださると
親身になってくれているのが伝わり
「これ、覆面なのに・・ごめんなさい」と心で謝り
「でも、いい社員さんがいるんだなー」と感心します

面談の相談と違って電話相談は顔や動作が見えないので
その分、人柄や熱意が伝わりやすいです

耳から伝わる感覚がいかに大事か、自分でも思い知らされます

葬儀社の方は「事前相談では価格で他社に流れてしまう」と思いがちですが
価格は一部の要素に過ぎないので、相談を受ける側の力量じゃないでしょうか

覆面調査は、自分の力も大いに養えるので
私自身も勉強になります


さー、明日は定番の「第7回 事前相談セミナー」です
5か月ぶりです

明後日は岡山にお邪魔します


士業と葬儀関連事業のかかわりについて

2013年10月09日 | 葬儀後の相談いろいろ
こんな題名で講演をしてきました。

各地から集まられた司法書士の方々の勉強会です

司法書士の方々にとって、死後の諸手続き業務は大きな市場です

その窓口にいるのが葬儀社です

一体どのように付き合ってくべきか?

葬儀社との付き合いはとても難関のようです

これは司法書士の方に限らず、どの業界の方も葬儀社と取引するのは
大変だと言います。

葬儀社は小規模なところが多く、営業を受けてくれる窓口も
はっきりしていません

仕事が不規則なので、いつ訪ねたら話を聞いてくれるのかも解りません。

一度取引が始まると、他社からいい商品が出ても
興味も示さず、試そうともしません。
だから、なかなか取引ができません

士業の方も同じ様に悩んでいます。


そこで先ず葬儀社の現状を説明しました
業界の業績変動は?
今、一番力を入れたいことは?
今後高齢者が多くなり、葬儀社だけでなく
エンディングに関わる企業との提携は?
などを
1時間にわたって話をしてきました。

皆さん、メモを採りながら聞いてくださいました。

葬儀社の得意分野
不得意分野を知って、不得意分野をサポートすること

葬儀社にかかる負担はなるべく少なくすること

エンディングノートを普及し
項目に必要な情報を提供し
書き上げる手伝いをし
各人に必要な手続きを起こしてもらう

そこに協力できるのは
医療、介護、司法書士、税理士、葬儀社、墓苑などなど


そんな話で盛り上がりました。

第7回、葬儀事前相談セミナー募集

2013年10月05日 | 事前相談・アフターサポート
葬儀の事前相談セミナーが7回目になりました

先ず最初に
2名でペアを組んで頂き
いつも葬儀社でしている「事前相談」をして頂きます
一人が相談者でもう一人が葬儀社です
相談の内容は指定されています

その後に役割交代です

そして二人の事前相談が終了した後に
お互いの評価をしてもらいます

普段に行っている事前相談を
他人が評価してくれる訳です

そこからセミナーはスタートします

葬儀ってどうしてするの?
家族葬ってなに?
あなたは遺族に何をしてあげたいの?
印象に残った葬儀は?
一般の人の声とあなたが想像していた声との違いは?
このクレームって、何が悪くておきたの?

などなど

質問が一杯です

私が一人で話すと言うより
皆さんの考えを聞きます

これは自分の考えを整理して
お客様に伝えてもらうためです

このような内容で6時間半を終えますが
最後に同じペアで再度、事前相談をし合ってもらいます

サー、果たして最初の評価と違っているでしょうか?
殆どの皆様が、評価点を上げて下さいます。

気付いていただけたら成長は早いのです!


まだ受付ができるそうです
講師からも「一押し、お願いします!!」と
おおせつかりました・・・・・・・・・

葬儀社の皆さんお待ちしていま~す 


参加者の声
「早速、実践したい、楽しみ」
「充実した内容、分かり易い」
「自社の不足が補充できる」
「今後は話を引き出すことができそう」
「ロープレがあり緊張感があった」
「きっと今までよりいい対応ができる」
「心の部分の説明が参考になった」
「相談者の心を掴む方法がわかった」
「社員より先ず自分がと思って参加したがとても良かった」
「資料の大切さ、葬儀社ならではの事例、気付かなかった部分を再認識」
など

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第7回 受注率を高める「葬儀じぜんそうだん」の進め方

会場 飯田橋レインボービル 会議室
   
日時 10月15日(火)友引前  10:00~16:30

参加費 39,900円(テキスト代、昼食代を含む)

申し込み方法 0120-05-2560 FAX 
       30-3563-0099 電話

http://www.sogo-unicom.co.jp/

おひとり様の終活

2013年10月02日 | 生前
一般の皆様方へ向けて終活セミナーを行う機会が多くなりました

年を重ねてきて、自分の終末までの事を考えると
今の時代は、不安ばかりが胸をよぎりますね

一体どんな生活ができるのか?

皆さんは不安ながらも、少しでも情報を得ておきたいと
セミナーに足を運ばれます

話す内容は、介護や後見制度や葬儀、墓、財産等色々ですが
最後に必ず付け足す話は
お一人の方がすべき対策です

家族がいない方は自分でどう生きていくか
どう人生を閉じていくか
決めておかなければならないからです

しかし、お子様がいる方も遠方にいる場合は同じように
対策をとる必要が有ります

セミナーの最後に質疑応答を入れますが
その時には沈黙している方が
セミナー終了後に、駆け寄ってきて
「実は私は一人なのですが・・・」と相談をされてきます

そういう方たちが、オフィスに具体的な相談に来られるようになりました

今までは聞く一方で、事を起こすことは稀でしたが
最近では、実際にどうすべきか決めておきたい人が増えてきています

色々な対策法を話し、更に具体的な相談を専門家とするように
繋いでいますが、皆さんが「これで先が見えてきて安心した」とおっしゃいます

頼れる先ができることは、一人で頑張っている方には
大きな力強い、後ろ盾ができる事ですね

家族ではないけど、家族の代行をしてくれる人がいる・・・

自分1人で頑張らなくてもいいんだ、と感じて頂けるのだと思います