柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

「親睦会」は受講者意識を感じた感謝の証

2024年01月30日 | 終活セミナー

終活塾の第1回目は足首の手術部位に感染症をおこし、私が急遽入院となってしまいました。

以前、私の講義を受けたことがある方に代役をお願いしたスタートです。

1月は14名の参加者でしたが4月には一挙に26名になりました。

葬儀の話だったので「終活」のイメージが伝わったのかもしれません。

講座終了後のアンケートにも感想が具体的に聞ける工夫を凝らしました。

「今までと葬儀のイメージは変わりましたか」との問いに「変わった」が18名

「変わらない」が4名ですが評価は満足をいただけました。

・勉強になった

・知らない話が聞けた。

・家族と話そうと思った。

・葬儀社選びが難しそう

・ゆっくり考えたい

その他に

経験された思い出深い葬儀や、嫌だった葬儀の話も記入されていました。

このアンケートから受講者の潜在意識や興味が探れます。

その後は25~30名を超す結果が得られました。

毎月参加される常連様が多く新規の方は3割ほど。

楽しみながら来てくださる顔を見ると私も張り合いが出てきます。

その感謝の気持ちを伝えてたくて親睦会を考案しました。

 

その場で受講の動機をお聞きする事が出来ました。

一番多かったのは受講した友人に誘われた方です。

・すごくいい話だからと言われた

・自分にはまだ早いと思ったが来てみたら必要だなと思った

・なかなか聞けない話が多かった

・なぜもっと早く誘ってくれなかったのかと思った

・次のテーマが気になった

・笑いが多く気軽に聞けた

等の声が多かったのです。

 

終活に後押しできないのは教える立場に問題があるのかもしれません。

歳を重ねるほど身の回りに問題があふれ始めるのに、狭い範囲でしか情報を提供出来ていない。

受講者の心の中にある不安や興味に気づいていないのでは。

死に向かう話は嫌がられると、勝手に思い込んでいる講師もいます。

 

この1年間は私が大きな学びを得ました。

本心からの感謝の気持ちで開いた親睦会です。

 

 

 

 


久しぶりの投稿は、終活塾の誕生秘話

2024年01月26日 | 終活セミナー

1月20日に終活塾の親睦会をしました・

その準備に追われ忙しい毎日でした。

終活塾とは多摩センターで去年1年間を通じて「終活のための情報提供をする講座」です。

終活、エンディングノートに感心はあるものの一体何から始めていいやら?

そんな方々の後押しになればと始めました。

毎月違うテーマでエンディングノートに関わる項目を解説していきます。

 

多摩センターで「訪問看護ステーションはーとふる」さんが

地域の高齢者が安心して集える場所つくりをしたいとの発想で「おとなの学校」と題して会を作りました。

はーとふるさんは高齢者は「楽しみ、健康」に興味があるからと太極拳とストレッチ体操の講座を作り、多少のお勉強もと終活講座も取り入れてくれました。

当初は終活に人が集まるかは多少疑問視していたと思います。

今では踏み切ってくださったことに感謝するばかりです。

私の過去のセミナー講師依頼は行政や企業がほとんどでしたので自由気ままという訳にはいきません。

今回の終活塾は、講座の主旨や内容は全て任せて下さり私にとっても制約のない講座は初めての経験です。

おとなの学校は会場に地域高齢者が集まれる狭い地域が対象ですが営利目的ではない為運営に費用はかけられません。

はーとふるのオーナーがチラシを手作りし、自らポスティングして集客をしてくれました。

それが功をなしたのかチラシを手渡しでき、説明を聞いてくださり。顔みしりになり、楽しみにして待ってくれる方が出来てきました。

人の繋がりって有難いですね。

1回目からは太極拳とストレッチ体操は大勢の方が参加されました。

終活塾はそれに比べると半数ほどの参加者です。

予想通りです。

1年後に親睦会ができるなんて思いもしませんでした。

 

 


数年後には買いも難民かも

2024年01月16日 | 終活セミナー

通所リハビリでは私はまだ若い部類で大勢の先輩女性が来られています。

顔見知りになると短い待機時間でも会話がはずみます。

リハビリが必要な方たちなので、不自由なく行動できるわけではありません。

「お買い物はどうしていますか」との問いに

「休みに子供やお嫁さんが来てくれるので」という方がほとんどです。

有難いけど、欲しい時に買い物ができなかったり、遠慮もあるでしょうし、相手の都合で変わったり

そう考えると多くの方が買い物難民状態なのですね。

私はまだ運転が出来るので何とか用は足せますが、数年後には私もその仲間入りです。

ネットで物が買える時代ですが目で見て選ぶ楽しみはなくなりそうですね。

 

 


親戚以上のお付き合いを有難う

2024年01月14日 | 終活セミナー

初めて横浜市の金沢文庫に家を建てたのが47年前。

向かいの家には40代のご夫妻とご主人のお母さんが暮らしていました。

わが家に子供が生まれると可愛がってくださり、いつの間にか子供たちのご飯茶碗も常備され

お泊りも、おじちゃんに連れられてのお出かけも当たり前になり子供同然に育てていただきました。

お子さんがいないおばちゃんは数年後から一人住まいになり私とは頼り頼られの間柄

いつもニコニコして、怒った顔を見たことがありません。

最近の楽しみは一緒にランチに出かける事。

3年前にわが家の事情で車で5分ほど離れたところに引っ越したため少し距離はできてしまいましたがいつも気になる存在です。

去年あたりから一人暮らしに不安が見ら、ご親戚の方に相談しておばちゃんの余生をお世話していただくことに決め、早速準備に取り掛かり

昨日、ご親戚の近くにある老人施設に引っ越していきました。

昨日の会話も忘れてしまうのですが医者通いもしていません。まだ元気なうちに新しい環境で暮らしてほしいと願っています。

出発前にわが家に挨拶に来てくれ笑顔で別れましたが、今日になって寂しさを感じています。

もし可能なら、先々同じ老人施設に入りまたご近所になりたいなー

実はそんなことも考えてます。

 

 

 


病名は知っていても患者に知識は無いのよね

2024年01月09日 | 終活セミナー

お昼に見たテレビで「目薬はどうやって差しますか」との問いに出演者が「さしたら上を向いて目をパチパチします」

「アッ、間違っています。目薬さしたら目頭を押さえて薬が鼻の方に流れるのを防ぎます。」

「それから、目薬は一滴させば効くのでそれ以上さす必要はありません」

そうなんだ。初めて知った。

今まで眼科で目薬を処方されても、そのさし方を聞いた覚えはありません。

でも薬を出す以上は基本的に必要な知識ですよね。

私は今、白内障になりかけています。まだ治療や手術を行う段階ではない、と診断されました。

診察を受けたキッカケは目の焦点がブレて物が二重に見えたからです。

診断は白内障でした。私の知識では白内障は目に霞がかかったように見えにくくなると病気と思っていました。

「白内障で目の焦点がダブって見えるんですか」の質問に医師は憮然とした表情で「そうですよ」の一言で終わりました。

ネットで調べてみるとその症状が出てきますしそれ以外にもいくつもの症状がありました。

「白内障」の病名だけ伝えられても患者と医師の常識は違います。

私の知らない症状が出れば不安になります。

わたしは多種の病を持ちそれぞれの科 にかかっていますがどこでも詳しい症状を説明された記憶がなく、体調に変化が起きるとネットで検索して知識を得ることがありますがあくまで素人判断です。

診察は予約が多く、不安な症状が出てもすぐに受診はできません。患者同士で知っている情報をやり取りするのが関の山です。

もう少し病気の知識を教えて頂くようにはできないものでしょうか。

 

 


愛犬の体調不良で年中無休の病院発見

2024年01月07日 | 終活セミナー

12月30日に愛犬に嘔吐と下痢の症状が出始めました。

一時的にお腹を下したのかと、軽く考えていましたが少量の餌を与えても数時間後には嘔吐と下痢を繰り返します。

近隣のペットショップは休診に入ってしまい家で様子を見るしかありません。

さすがに3日間、同じ症状が続くので病院探しを再開。

1月2日に年中無休のペットクリニックが見つかりました。それも車で30分ほどの近さです。

電話で問い合わせると予約制でもなく「いつでもどうぞ」と優しい口調に飼い主として救われました。

受診した結果、急性大腸炎と判明。

点滴、注射、薬でその日のうちに症状は治まりかけほっと一安心。

最近、ペットクリニックが多くなってきましたが、同じような診察時間がほとんどです。

ペットの売薬もないので緊急対応が難しいですね。

このクリニックでも受診に来ていたペットは後を絶ちませんでした。

対応が優しい、説明が丁寧、費用も安かったと思います。

今では元気を取り戻し、食欲も旺盛。

散歩役の主人も「今日は立派なうんちだった」と喜んでいます。

 

 


指先の荒れが気になります

2024年01月04日 | 終活セミナー

感染症を起こして以来、抗菌剤を服用しているせいか指先の荒れが気になります。

それだけでなく、骨粗鬆症も進んでいるので爪の先が割れたり剥がれてきます。

加齢と共に手は老化が目に見える部分なので手入れは欠かせません。

でも私だけだはなさそう。

10代~70代の男女の8割近い人がユースキン製薬のインターネット調査で「指先が荒れている」と回答しています。

「爪の周りのささくれ」

「爪の周りのひび割れ」

「指先のひび割れ」の順に多いとか。

解決策はハンドクリームを塗ってマッサージをし指先の保湿、体温を保つことだそうです。

私も日に何度かハンドクリームを塗り寝る前には念入りにマッサージをしているのですが、炊事や掃除はお湯を使うのでなかなかきれいにはなりません。

数年前までは手入れが追い付いていた気がしますが、今は老化のスピードが増したようです。

 

 


私が欲しいエンディングノートを作っちゃえ!

2024年01月03日 | 終活セミナー

仕事柄、企業や行政から「エンディングノートの書き方講座」の講師依頼を受けます。

指定されたエンディングノートをテキストにするのですがどれも違和感があります。

「想い」と「希望」が1冊になり、目的が明確ではないのです。

私が家族なら「本人の意思は何か」を知るための記録が欲しいのです。

それを知ったうえで家族の選択肢があるのだと思います。

「私が欲しいエンディングノートがないのなら作ってしまおう」がアクティブノート(自作のエンディングノート)作成のきっかけでした。

 

一番の違和感は、財産が明かされている項目です。

生前から子供にすべてを明かしてしまっていいものだろうか?と疑問を感じました。

個人的なメッセージも生前から公表すのは気恥しく、また今後お互いの関係が変化する可能性は大いにあり得ます。

私が死んだ時に分からないのが困り事だと考えていたので、死後に見てほしいと別冊に作成しました。

保管場所は自分の部屋でしょう。

 

もう一つの気づきは緊急事態に対応できるページ作りです

救急隊員は搬送に至るまでいろいろな質問をします。

家族への連絡、既往症、処方された薬等、同居の家族でも即答は困難です。

病人が高齢で認知症気味なら更に無理です。

これに適する項目があるエンディングノートもあるのですが、1冊にまとめていたら誰がこのページを見るのでしょうか。

救急隊員が自ら見つけられるようにこれも別冊にと考えました。

保管場所は玄関ドアの近くです。

 

家族が普段から知っておいてほしい項目は、誰もが見られるように居間などに保管すべきです。

介護や葬儀やお墓の話はこれを見てもらえれば意思表示ができます。

葬儀が終わってから見つけても何の役にも立ちません。

 

そしてエンディングノートを書けない方が多いので、目的を明確にするために「書き方がガイドブック」も作成しました。

 

初刊から今のノートができた訳ではありません。

歳を重ねるごとに内容が変わっています。

私自身がエンディングノートを書く年齢に達し、介護や認知症や看取り、葬儀、死後の始末を経験した事や

終活セミナーで皆さんが欲しい情報を探れたことが気づかせてくれたのだと思います。

 

 

 

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