柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

青葉茂る仙台でした

2016年05月18日 | 事前相談・アフターサポート
仙台の街は街路樹が美しい! といつも思います。

高速道路の両側は新緑が連なり、目が癒されるようです。

山の木々に野生の藤が絡まり、見事な藤の花が咲いていました。

車で行けども行けども、藤の花がそこかしこに見られます。

惜しい事に、写真を撮らないで見とれていました。


今回は宮城県で「終活セミナーから導く葬儀事前相談」の研修です。

4年連続でお招きいただいてます。

研修依頼の担当者の方が、葬儀への想いや取り組みをきちんとお持で
こちらも、何とかそれに応えたいと出向きます。


事前相談は「近いうちに葬儀をしなくてはならない」ご家族が多いのですが

今後は家族に託せない方や、親と離れて暮らす方々も相談に見えるでしょう。


葬儀だけでなく、高齢者の抱える問題や不安も

どこかが受け手にならないといけませんね。


そのためには、終活イベントはその問題を気付かせる手段になります。

葬義社も葬儀の相談だけではなく、あらゆる問題を聞く場所になってもいいのではないでしょうか。



研修が始まる前は講師と生徒ですが

終わる頃には皆、仲間になります。


相続受任に何かが足りない!

2016年01月12日 | 事前相談・アフターサポート
こんな題名で士業向けの情報誌に記事が載りました。

私が行っている葬儀社向けの事前相談セミナーからヒントを得た記事です。

葬儀の事前相談セミナーでは「いかにして相談者の信頼を勝ち取るか?」がテーマの1つと主張しています。

事前相談のお客様は、葬儀の知識は乏しいが、どうしても家族の葬式をやり遂げなければなりません。
出来れば価格が納得でき、その上に信頼できる会社を選びたいと思って事前相談で葬儀社選択を試みます。

なぜなら「葬儀の失敗はしたくない」からです。

悲しみの中、必死に故人を送り出す役目をしたのに
「なんであんな葬儀社を選んだの?」と周囲から言われたら遺族はひどく傷つきます。

反対に「いい葬儀だったわね」と言われれば、ホッと胸をなでおろし大役を果たせた、と感じます。
故人の為に役に立ったのだと感じる事で、悲嘆の軽減にもなるのです。

相談時に、「ここならきっと大丈夫!」
そこまでの信頼や安心感を感じていただければ、間違いなく葬儀の依頼はいただけるでしょう。


同様に相続の相談も家庭内の内情などがからみ
一見穏やかそうに見えても色々な問題を含んでいる場合が多くあります。

単にお客様の質問に応えただけで、本当に満足した、信頼を得た相談になるのでしょうか?

お客様の方から心の中を明かす行動は中々取られないでしょう。
普通の会話から、いかに隠れた本音を聞きだすことができるのかが
大きなポイントになるのではないでしょうか。

この記事の筆者は、私の事前相談セミナーから
士業の相談に通じるものがある、と感じてくださったようです。


高齢者への対応の基本は、業界が変ってもそう大差がないのかもしれませんね。

11月27日 第11回事前相談セミナー

2015年11月23日 | 事前相談・アフターサポート
今年最後の事前相談セミナーになります。
11回目です

今回から、内容が少し変わってきました。
事前相談のセミナーをはじめて丸4年になりました。

「これから取り掛かるのです 」という葬儀社も
まだまだありますが

以前から比べると、葬儀社の事前相談レベルが上がってきているのを感じます。
セミナーを受けに来る人たちから、その様子がうかがえます。

そこで、もうワンランク上の事前相談セミナーを行ってみる事としました。

葬儀社はお客様から「家族葬をしたい」と言われたときに
自分たちの意見を言う事がなく・・・
そのまま「はい、わかりました」と受け入れているところばかりです。

そこでどの様にしてお客様に「葬儀をする意味」を説いていったらいいのか?
を具体的に織り込むこととしました。
そのほかにも葬儀社ならではの説明も取り上げています。

状況別アドバイス
ケース1・明らかに家族葬ではない規模になりそうな家族葬希望者への対応
ケース2・相談者と家族間で意見があわない場合への対応
ケース3・亡くなったらすぐに葬儀をしたいという直前の葬儀事前相談への対応
ケース4・同居家族には何も言わずに相談に来た場合の留意点

テキストを作っていて
「この説明文は絶対に役立つはず 」と自分でも思います!

葬儀社の方は
自分から突っ込んだ質問をするのが苦手です。
また
苦言を言うのも苦手です。
そして
プロとしての事例を伝えるのも得意ではありません。

そこに自信をつけて頂く内容です。



お申し込み方法は
綜合ユニコム ヒューネラルビジネススクール
0120-05-2560
11月27日 10;00~16:30
家の光会館 セミナールーム
東京都新宿区市谷船河原町11
43,200円




事前相談は葬儀社のスキル

2015年04月28日 | 事前相談・アフターサポート
ユニコム主催の事前相談研修が10回目を迎えました。
年に3回くらいの開催なので、初めて3年以上になります。

参加者が多い時も少ない時もありますが
セミナーでは各葬儀社のスキルが、見えてきます。

葬儀の施行だけではなく
葬儀への理念、地域住民への発信
相談内容の対処など
かなり高度なスキルを持っている葬儀社がいます。

またそれとは反対に
まだ、事前相談自体がない葬儀社もいます。
そこでは葬儀施行も地域との繋がりも
これから取り組みたいと考えているところです。

事前相談のセミナーを通して
葬儀をなぜするのか?
家族葬をどう考えるのか?
相談者の本音はどう聞き出すのか?
などを学んで頂きますが
終了時にいただくアンケートの結果から
多分、今までと違った葬儀の捉え方を
感じていただけているのだと思います。

今回も高い評価を頂来ました。
満足度の平均が96%でした

受講者とのやり取り
表情、反応から
話が理解されていく状況が講師の私に見えてきます。

そのおかげで、私の伝え方もドンドン変っていくのです。
皆さんの興味深そうな顔が私を変えてくれます。
そして、私自身が
教えていて楽しい!と感じるのです。


これと同様のやり取りが
事前相談では必要なのです。


受講をされた皆さん
相談後のお客様を送り出すとき
幸せ感を感じる、
そんな相談者になってくださいね。





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事前相談は見積を作ること?それだけじゃーお粗末!

2014年07月09日 | 事前相談・アフターサポート
各地へ事前相談研修に伺うと
見積書を作成しないと、事前相談とみなさない葬儀社があります。

家族が死にそう、すぐにでも葬儀の準備をしないと・・・
そういう方のご相談なら、見積書は欲しいでしょうね。

どうやら葬式をしないといけない状況だ
一体何をしたらいいのか?
そう考えた方が事前相談をする時には
きっと親族が何人で
会葬者が何人なんて、考えてはいないはず。

見積書を作る前に
家族を亡くしたら
どうして葬儀をしなくてはいけないか?
を話すくらいの葬儀社であって欲しいです。

普通の方には「葬式」は未知の出来事!

知っているようで知らないことばかりです!


『葬儀のことが良くわからないのですが?』
の質問に多くの葬儀社は
病院で亡くなったときに、どう行動したらいいのかを話します。

本当に聴きたかったことは何なのでしょう?

もしかしたら
喪主として何を準備したらいいのか?
初めての喪主体験なら、地域の決まりごとは何なのか?
周りから批判されないようにするには?

そんなことかも知れませんよ。

それを裏付けるデーターがあります。

日本消費者協会の葬儀を体験した人のアンケートで
「葬儀について知りたいこと」との質問に
①葬儀費用にについて
②準備しておくこと
③色々な葬儀スタイル
④事前に準備しておくこと
⑤心構え
⑥生前予約について
⑦家族や係累がいない場合の方法について
⑧寺院について
⑨葬儀の依頼先について

と続きます。

⑤、⑥、⑦は以前には無かった不安です。

相談者の気持ちをわからないと
ボタンの掛け違いが起こりそうですね。



葬儀社の事前相談を覆面調査

2013年10月14日 | 事前相談・アフターサポート
「あのー、葬儀の相談をしたいのですが・・・」
電話を掛ける前には、その葬儀社の地域を調べておきます
そして亡くなる家族を設定し、その職業や、人柄、今の病状などを決めます
質問をいくつかと、口には出さない疑問も作ります

何の話か?っていうと
これは葬儀社に事前相談の覆面調査をする時のことです

調査する方も結構ドキドキしますね


15分話せればいい方です
質問をしても答えただけで、後は沈黙・・・・
重ーい空気が流れて
「有難うございました」で電話を切ると5分もたっていなかったり

一つの質問に、いくつもの情報を教えてくださると
親身になってくれているのが伝わり
「これ、覆面なのに・・ごめんなさい」と心で謝り
「でも、いい社員さんがいるんだなー」と感心します

面談の相談と違って電話相談は顔や動作が見えないので
その分、人柄や熱意が伝わりやすいです

耳から伝わる感覚がいかに大事か、自分でも思い知らされます

葬儀社の方は「事前相談では価格で他社に流れてしまう」と思いがちですが
価格は一部の要素に過ぎないので、相談を受ける側の力量じゃないでしょうか

覆面調査は、自分の力も大いに養えるので
私自身も勉強になります


さー、明日は定番の「第7回 事前相談セミナー」です
5か月ぶりです

明後日は岡山にお邪魔します


第7回、葬儀事前相談セミナー募集

2013年10月05日 | 事前相談・アフターサポート
葬儀の事前相談セミナーが7回目になりました

先ず最初に
2名でペアを組んで頂き
いつも葬儀社でしている「事前相談」をして頂きます
一人が相談者でもう一人が葬儀社です
相談の内容は指定されています

その後に役割交代です

そして二人の事前相談が終了した後に
お互いの評価をしてもらいます

普段に行っている事前相談を
他人が評価してくれる訳です

そこからセミナーはスタートします

葬儀ってどうしてするの?
家族葬ってなに?
あなたは遺族に何をしてあげたいの?
印象に残った葬儀は?
一般の人の声とあなたが想像していた声との違いは?
このクレームって、何が悪くておきたの?

などなど

質問が一杯です

私が一人で話すと言うより
皆さんの考えを聞きます

これは自分の考えを整理して
お客様に伝えてもらうためです

このような内容で6時間半を終えますが
最後に同じペアで再度、事前相談をし合ってもらいます

サー、果たして最初の評価と違っているでしょうか?
殆どの皆様が、評価点を上げて下さいます。

気付いていただけたら成長は早いのです!


まだ受付ができるそうです
講師からも「一押し、お願いします!!」と
おおせつかりました・・・・・・・・・

葬儀社の皆さんお待ちしていま~す 


参加者の声
「早速、実践したい、楽しみ」
「充実した内容、分かり易い」
「自社の不足が補充できる」
「今後は話を引き出すことができそう」
「ロープレがあり緊張感があった」
「きっと今までよりいい対応ができる」
「心の部分の説明が参考になった」
「相談者の心を掴む方法がわかった」
「社員より先ず自分がと思って参加したがとても良かった」
「資料の大切さ、葬儀社ならではの事例、気付かなかった部分を再認識」
など

************************

第7回 受注率を高める「葬儀じぜんそうだん」の進め方

会場 飯田橋レインボービル 会議室
   
日時 10月15日(火)友引前  10:00~16:30

参加費 39,900円(テキスト代、昼食代を含む)

申し込み方法 0120-05-2560 FAX 
       30-3563-0099 電話

http://www.sogo-unicom.co.jp/

役職者参加の多かった「事前相談セミナー」でした

2013年03月20日 | 事前相談・アフターサポート

3月18日に「事前相談セミナー」をしました
今回で5回目です
30名のご参加予定でしたが、1名欠席です

今回はセミナーを企画された綜合ユニコムの雑誌
「フューネラルビジネス」3月号で事前相談の特集を組まれたせいか
早くから申し込みが殺到しました
毎回、それなりに宣伝をして頂くのですが
やはり雑誌の特集になると、人の目を引く勢いは強烈ですね

そして今回の申込者の特徴ですが
事前相談の現場の方々より、役職者の参加が半数近くありました
葬儀経験は豊富なのですが、最近は現場に出ていない方が多く
また、葬儀社ではない業種の方も2名いらしていて
ロープレに戸惑われている場面も見かけました

自社の事前相談のレベルに不安を感じる
事前相談の改革に
社員教育の見直し
などが主な受講動機です

そして現状の
費用面だけに偏ってしまう相談
安い価格を押しがちな相談、に懸念を持っていられます

参加者の方々の葬儀の将来像は
簡素化、小規模化、コミュニケーションのない形式化といった一般的な意見と
葬祭業からプロデュース業へ、といった意見も少数ながらありました。

さて、
受講を終えた皆さんは
将来は、簡素な葬儀になると思って帰られたのでしょうか?
それとも皆さんが参加したい葬儀にしようと思って帰られたのでしょうか?

6時間半のセミナーは
考えていただく時間が多くて大変だったと思います
お昼ごはんもお弁当つきなので、ガンジガラメですね
長丁場でお疲れ様でした
正直、私も毎回クタクタになります
しかし、皆さんの熱意が最後まで感じられ、つい頑張ってしまいます

また6回目「事前相談セミナー」が5月13日に行われます



お陰様で5回目の事前相談セミナーです

2013年03月13日 | 事前相談・アフターサポート
3月18日に第5回目の事前相談セミナーを行いますが
定員を超すお申込みがあったので
5月13日に6回目のセミナーをすることに決まりました

3月号のフューネラルビジネスで事前相談の特集していただいたので
関心が高まったようです

記事の影響力は大きいですね

来週のセミナーで、74社115名のご参加になります

毎回企画して下さる担当者の方のご苦労に感謝しています
(この方は私の代わりに事前相談ができるほど知識がついていると思いますよ
毎回しっかり聞いてくださいますから)

参加者全員に、事前にアンケートを取っていただいてます
参加の動機や、葬儀への考えたなどです

終了時にもセミナー内容のアンケートもまとめていただいてます
その内容から、次回のセミナーを検討し続けています

ですから、第1回目と第5回目とでは微妙に内容が違っています

午前10時から午後4半までのセミナーなので
毎回お昼ご飯を皆さんとご一緒します
(ずっと同じ部屋に閉じ込められて、お気の毒ですが・・・)

グループを組んでいただき話し合いやロープレをしていただくので
途中から皆さんに連帯感がうまれ
お昼休みは、和やかな雰囲気になります

さて、18日にはどんな方々にお目にかかれるでしょうか?
お待ちしています

葬儀社向けのスキルアップ講座です

2013年02月05日 | 事前相談・アフターサポート


2月22日、23日、24日にシルバーライフカウンセラー講座が開かれます

高齢者のお客様を対象にしている方に向けての講座です

高齢者を取り巻く環境は日々変わっていきます
以前の暮らしには親子、孫が一つ屋根の元に暮らしていて
年をとっても周りが色々な手助けをしていましたが
今は高齢者の1人住まいや2人住まいが多くなっています

一例ですが
司法書士事務所に相談に来た高齢のお客様は
自分の遺言書の相談に来ましたが
話をしていくうちに色々な問題が見えてきました

子供達は独立して各地に住んでおり、孫たちも学生でまだ手がかかります
最近妻が足を痛め歩行が大変になってきました
お客様にとって、気がかりは沢山ありました
これ以上、妻の体調が悪くなったら二人で暮らしていけるか?
田舎にあるお墓は先祖代々のものだが、この先の墓守ができるか?
自分たちの葬儀や死後の手続きで、子供に迷惑がかからないようにしたいが?
どちらか一人が残ったら、その後の生活はどうしたらよいか?


司法書士の事務所では介護や葬儀や墓や、試算や老後の人生設計のことまでは
解りません


不安を取り除くには、素人考えで解決はできません
どこに相談に行けばいいなか、情報も持ち合わせていない場合が多いのです

司法書士事務所で聴き取れた悩みを「私どもは専門外なので」と
と引き下がるより、もう少し前向きに受け止めて
各専門家に繋いで差し上げるところまでフォローできないものでしょうか

これは司法書士事務所だけの話ではありません
葬儀社も同様です

その為に、幅広い分野での知識を少しだけ学んで頂き
高齢者ご夫妻の話し相手を十分に勤め、必要なら
その先の専門家に繋ぐ・・・・

一つの相談から多くの解決ができれば、自分の仕事以上の信頼が得られます

という事で、シニア向けの相談をされている方々向けに

1簡単な老後の人生設計
2簡単な遺言書や相続
3簡単な介護
4簡単な葬儀、供養

の講座を開いています

各士業の方、介護関係者、葬儀社、供養関係者、保険関係者などが受講しています

特に葬儀社の方は他業種より高齢者相談は頻繁にあり
今後葬儀の生前契約に発展させなければなりません

その場合、葬儀だけの契約では高者の不安は取り除けません
介護問題~葬儀後問題まで一括できるサポート体制がありますので
地域の高齢者対策にもなりますし、生前契約も実現できます

業種に関わらず仕事に活かせそう!と思われたら
是非、ご参加ください

2か月毎に開催しています






ガン患者と同じ家族の動揺、それを受けるのが事前相談です!

2012年09月19日 | 事前相談・アフターサポート
先月、知り合いの奥様が癌で亡くなりました
今年の5月に癌と診断され、その場で余命半年と宣告を受けたそうです
今は本人にも余命が告げられるんですね

まだ60代後半で、いつも元気な方でした

周囲の私たちでさえ、それを聞いて胸がドキドキしたのに
ご本人や家族は、どんなお気持ちだったのでしょう

癌宣告を受けると多くの方が、衝撃を受け頭が真っ白になって
何を話されたのか覚えていない、と聞きます

それから不安や食欲不振や抑うつ状態になるそうです
何も手につかないし、うつ状態になる方もいます

そんな時に、癌治療を熟知している医師が
患者さんの精神的なサポートをして支えてくれる医師がいます

『精神腫瘍医』と呼ばれていますが
癌患者だけでなく、その家族をも診療してサポートをします

患者の精神状態が悪いと、癌の進行を早める結果にもなります
その家族の精神状態が悪いと、患者の気持ちにも大きく影響します

まだ、日本では少ないけど一部の病院で「精神腫瘍科」があるそうです
この科を多くの方に知ってもらいたいし、もっと全国の病院にできるといいですね


癌患者の精神的打撃は
家族を亡くした方の「グリーフワーク」を体験する状態に似ています

そうなんです

ガン宣告を受けた患者の動揺や抑うつを研究し、その過程は
家族を亡した遺族にも同じ傾向があるとわかり
遺族のグリーフケアは始まりました


葬儀の事前相談に見える方は
『家族がもうすぐ死ぬかもしれない』という状態の方ですね

以前、事前相談にいらした人ですが
葬儀のご相談途中から、自分の不安や悩みを話だし
結局葬儀の相談にはならず、帰って行かれた方がいます

ところがこの方の帰られる時の表情は
安心したような、落ち着いた感じでした

きっと、その方にとっては
葬儀の相談より、もっと必要な時間だったのかもしれません

事前相談では、相談に答えるだけでなく
いかにその方の、声に出さない不安を聞き取るか?が重要になります

それができると、葬儀の見積もりよりも
葬儀社を決める手立てになるのです

そんな相談者を増やしたくて、事前相談セミナーをやっています


今回は、私の事前相談も見ていただきますし
ロープレを多く取り入れ、より実践的にしてみました

ユニコム主催のこのセミナーは4回目になりますが
毎回、もっと教えたくなり、いつも時間が足りない気分になります

私が後何年間、人に教えることができるのか?
そう考えると毎回のセミナーがとても大切に感じます

葬儀は奥深く素晴らしい仕事なので
多くの葬儀担当者にこの醍醐味を感じてもらいたい
私の知識でよかったらもっと役に立ててほしい、と
勝手に一人で燃えてます

熱く吠えて、ご迷惑をかけますが
間もなく燃えつきますので、御辛抱を!


事前相談セミナー、好評で2回目します

2012年03月13日 | 事前相談・アフターサポート
2月28日に行った「葬儀事前相談」セミナーの
2日目のチラシです

4月25日に東京の飯田橋で行います



前回のセミナーのアンケート結果を頂きました

28名の参加でしたが23名のアンケートを頂きました

満足度100%・・5名
          「早速実践したい、楽しみ」
          「充実した内容、解り易い」
          「心の部分の説明が参考に」
          「今後は話を引き出すことができそう」
          「葬儀の意味は理解してたが、伝える力が必要だ」
満足度90%・・・9名
          「自社の不足が補充できる」
          「とても良かった、社員より先ず自分が、と思ったが」
          「具体的な話がきけた」
          「ロープレで他社の対応がみれた」
          「相談者の心をしっかりつかむ方法が分かった」
          「今までより良い対応ができる」
          「別れの話で涙がこみ上げた、この気持ちを伝えたい」
          「多くのロープレがあり緊張感があった」
満足度80%・・・7名
          「具体的なスキル、能力が解った」
          「時間が足りず書ききれなかった」
          「見積再考をしたい」
          「もう少し技法的な内容が、まだ素人なので」
          「何もわからに人への手順、アドバイスが解った」
          「いかに相手に解り易く伝えるか・・」
          「葬儀の心の問題を学んだ」
満足度70%・・・2名
          「もう少し初心者向けがよい」
          「資料の大切さ、葬儀社ならではの事例、気づかなかった部分を再認識」


本当に皆さん、一生懸命に受講して下さいました
そして、とても真剣に考えて下さいました

私自身も、このセミナーの準備に多くの時間をかけましたし
初めての試みもあり、心配しながらでした

今回の参加者の中には、事前相談への意識が高く
すでにいろいろな手立てしている葬儀社も数社ありました
それでも、まじめに取り組んで頂きました

セミナー直前のアンケートからご協力していただき
セミナー中も質問に答え続け
おまけに終了後も内容の濃いアンケートを
書いてくださり・・・
感謝するばかりです

今後、葬儀の窓口は、葬儀社以外に大きく広がります
私も先だってから、他業界のシニア向け機関、数か所に関与しています
高齢者向けの商品を扱っているところは、老後の不安な問題まで引き受けようと
しています
当然、介護、葬儀も入ります

その中で「葬儀社はどこを紹介したらいいのか?」と
どの機関も迷っています
でも、近場の葬儀社ならどこでも紹介しようとは思っていません
紹介して安心な葬儀社を探しています
信用できる、だけじゃダメなんです
社員も葬儀の質も高い葬儀社でないと、遺族の満足は得られなくなっているのです
紹介したお客様に「良い葬儀社だった」と言われなければないない・・・

ですから私も良い葬儀社を探していますし
ともに学んで下さる葬儀社を求めています



          

事前相談のセミナーが無事終了!

2012年02月28日 | 事前相談・アフターサポート
綜合ユニコムさんの企画された
受注率を高める【葬儀事前相談】の進め方
のセミナーが本日、終わりました

29名の予定でしたが2名の方が欠席で27名様のご参加です

5名参加が1社
2名参加が5社
1名参加が12社です

10時から始まって正味5時間半
その半分の時間は受講者の筆記時間です

今回が初めてのことですが
色々な質問をして受講者の考えや意見を書いてもらいました

この書き出していただいたものが
それぞれの事前相談の基礎となるものなのです

自分の言葉を使った事前相談を作っていただいたわけです


長年、事前相談を教えたり
多くの場でご意見をうかがって
だんだん見えてきたことがあります

葬儀をする段階で
葬儀社を見分ける事、選ぶことが難しい・・・と
感じている人が沢山いることが分かりました

どこがいい葬儀社なの?、と感じています

昨今、葬儀社はお客様のニーズを探ろうと必死に頑張っています
むろん、事前相談にも熱心に取り組んでいます

しかし、今の実情は
お客様の質問に答える、相談です

はっきり言えば、10社に相談したら
10社からほぼ同じ答えが返ってきます

お客様が聞きたいこと以上の情報を
貰えない
でも葬儀知識はないから、何を聞いたらいいのか
分からない・・・
と、言う訳です




葬儀社の社員の多くは
優しい気持ちで、何かをしてあげたい・・・と思っているのに
それを言葉にして伝えることをしません


今日は、事前相談の中で
質問の答え以外に何を伝えたらいいのか?
それを自分で見つけてもらいました


休憩時間も少なくて、ハードなセミナーでしたよね
セミナー前から記入が始まり
休憩時間も、惜しんで書いていただき
申し訳ないようでしたが
皆様に頑張っていただき、無事終了しました


アンケート結果の方も良かったようです
これを聞いて、ホットしました

遠方から来ていただいた受講生の方々
お疲れ様でした
今度は、是非「事前相談」の結果を教えて下さい



第1回目の結果が出ないと、怖くてお知らせできませんでしたが
お陰様で、このセミナーの2回目が
4月25日に決定しています
ご参加の方、体力つけてきてください!








葬儀会館で事前相談をしてきました

2011年09月07日 | 事前相談・アフターサポート
お客様からのご依頼で、某葬儀社の事前相談に同伴してきました

入院中のご家族がいるので、今のうちに葬儀社を探しておきたい、というご希望でした

そこは葬儀が入った時だけ会館を開けるらしくそれ以外は閉めている処です

電話で見学を希望した時は、とても面倒そうに対応したようで
行く前から、少しがっかりされてました

電話対応は、すごく大事ですね
興味を持った会館なのに、行く前から失望させてしまうなんて!

当日は、責任者の方が出迎えてくれました
この方が物腰が柔らかく、とても愛想よく対応して下さったので
ご相談者はほっとしたようです

会館内は今はやりの、家族葬向きに建てられた会館で
調度も落ち着いて、遺族が各所で談話できるようになっています
女性が喜びそうな造りでした

肝心の事前相談ですが
この責任者と名乗った方は、見積内容にあまり詳しくなく
相談者が希望することにうまく答えられません



この棺を使えますか?      「はい、少しお高くなります。セットにある白木の棺の方が祭壇にあいますよ」

どのくらい高くなるの?     「・・・ちょっと電話で聞いてみます」

エンバーミングはできますか?  「できますが、必要ありません。湯かんで十分綺麗です」

湯かんはどのくらいするの?   「・・・ちょっと聞いてきます」


こんな調子で説明がされました
きっとこの葬儀社は、見積りを取る人と
葬儀を施行する人と、葬儀の接客をする人と、役割分担されているのでしょう
さて、この方はどの役割の責任者なんでしょう?

せっかくお客様が自ら葬儀社を決めたくて出向いているのに
中途半端な話しか聞けないのはのでは
素敵な会館なのに、気持ちが一歩前に進みません

会館を出てから、頂いた資料の詳細を解説し
対応の状況も私なりの判断を伝えました

後日、別の葬儀社でも事前相談を受けました
その他にも電話で見積だけを聞いた葬儀社もありました
家族葬で30人~40人位の葬儀の相談をされましたが
なんと価格は100万~180万までの開きがありました

葬儀社を見学しても、祭壇を見せられても
正直、価格の差は解りにくいと感じたようです
一番わかったには、担当者の対応だそうです
私は親戚の叔母さんに徹していましたので
ニコニコと相槌を打ってました

各社の特徴を比較表にしてお渡ししました
ダメな葬儀社はすぐ決まりましたが
これぞ!と決め手になる葬儀社はないようです

まだ、時間はありそうなので
じっくり検討した方が、いいですね

死後の手続きが始まりました

2011年04月28日 | 事前相談・アフターサポート
父が亡くなって、4か月がたちました。
相続の事もあり、母は残高証明を貰う為に銀行へ出かけました。
残高証明は証券会社でも必要です。
84歳ですが、長年会社の経理にかかわり、つい最近まで帳簿をつけていたので
高齢の割には、行動力が有る人です。

しかし、3つの銀行と2つの証券会社で用意するように言われた書類は、少しずつ違いがあり
メモはしたものの、母にはよく理解できなかったようです。

目も悪くて、耳も聞こえない高齢者には、
聞きなれない言葉は、さらに解りにくいのです。

「私はこの頃、頭が悪くなってしまい、よく解らない」
父が亡くなってから、母はよくこの言葉を口にするようになりました。
聡明な人だっただけに、可哀想だな、と思います。
実際にはそれほど理解力が衰えたとは思えないのですが
不安な気持ちが、母を変えているようです。

仕事を持つ子供たが、いつも母と行動を共にはできないので
司法書士の先生にお願いして、相続に必要な書類を取って頂くようにしました。

「銀行の説明は皆さんには解りにくいんですよ。あなただけではないですから。」と
司法書士の先生の話に、母は少し安心していました。

遺族の方から「土地の名義変更はすぐにしなくても大丈夫だから」と聞く事があります。
時間はあっという間に過ぎていくものです。
土地の公図は古いとかなり現状と変わっています。名義が古ければ余計解り難くなります。
まして地震や津波が跡方もなくなる、現実が起きています。
面倒でもその都度、名義変更してきちんと把握しておいた方がいいですね。

私は葬儀後の遺族に必ずこんな話をして、手続きを促します。
結局はその方の為になる事だと思っていますので。
遺族をサポートするのは、こんなアドバイスなんです。