柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

葬儀コンサルタントをして思った事

2019年04月12日 | 葬儀の世界
社員を教育することはとても大事なことです。
しかし、これが中々難しい
会社自体が社員研修より今の売上だけを望んでいるところが多いのです。

少し前の新聞記事に昨年度の社員研修費は低迷し年間一人に約1500円しかかけていないとありました。
その記事中でも、企業は一番大事な人材の質を高めることしていない・・・と

今だけ数字をとりたい
売上さえ出ればそれでよい

葬儀社はまさしく人材が命です。
施行さえ取れればよい
価格は低くしないと
会員だけ増やせばそれでいい


そうでしょうか?
施行してもやっつけ仕事なら次は依頼がきません。
遺族感情が低いように見えても、身近な人を亡くしている方がお客様です。
やはりお客様が支払った金額に見合った対応や接客や情報提供をしないと。
それには社員が高レベルな技量を身につけないとダメです。

葬儀に詳しい、自分は一流、お客様に満足頂いている、と自己満足している葬儀人がなんと多いことか。
葬儀社にいると、他社の葬儀を知らない、お客様の本音を知らない人が沢山います。


価格が低くて選んでくださったお客様も
価格以外に心に残る対応がなければ
「あの内容なら、もっと安いとこがある!葬儀なんてやること同じなんだから」と
又会社に利益が出なければ社員に還元はできませんから
仕事にやりがいも楽しみも無いのは当然ですね。


会員だけ増やしても葬儀はいつ入るか未定です。
会社に親近感を持つ、信頼感を持つという気持ちが継続して施行に繋がります。

会員を増やには新規獲得も大事ですが
施行後のお客様が新たに会員になっていただけることが最も重要です。

会員だったから葬儀を依頼した・・・でも次は他でもいいか・・・
では折角得たお客様を失うだけです。
施行後のお客様との関係をいかに継続させるか
その方が、新規獲得より経費は安く上がります



私自身、体調不良の中、長時間かかる社員研修はきつくなり
研修依頼はご遠路しています。

でも、いいい葬儀社が増えることは心から望んでいます。








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