つらいと思う日々に

いたずらにわが身世にふる・・・

経なるもの・・・

2009-09-24 | Weblog
観世音菩薩は法華経を説き、観自在菩薩は般若心経を説いた。
共に、釈迦の説いた訓えを修行し、悟りを開き、観世音、観自在と呼ばれるようになった人の死後の世界から語られている。
釈迦の弟子たちに、修行が縁となって啓示として語られたもので、
観世音菩薩は持地菩薩の意識の中に現れ、持地菩薩の口を借りて、観自在菩薩は舎利子の意識の中に現れ、舎利子の口を借りて語られている。
法華経の中の一つ、観音経は、修行を積んで悟りを開き、観音と呼ばれた人の死後の世界は、どのような世界であるかを説いていて、祈る為の経というのではない。
観自在菩薩の般若心経は、すべての存在となっている法を説き、故に、死後の救いを心の持ち方によるものであることを説いていて、難しい修行をしなくても、
信心のあるなしにかかわらず、誰でも悟りが開けることを説いている。
そのために、衆生の最強最速の救いの経であるとして、くまなく巷に広まっていったのである。

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