つらいと思う日々に

いたずらにわが身世にふる・・・

明知

2014-11-08 | Weblog
頭の良し悪しはあれども、ずる賢くあってはいけない。
才能は正しく使われて発揮されるもので、
能力に御惚れて(溺れて)は身の破滅を招く。
何事も謙遜をもって謙虚でなくてはならない。
大いに主張するしないというのではない。
才能というのは特殊にして、目立つものである。
他より抜きんでてしまうものであるために、謹んで慎んで当たらねばならない。
賢いというのはそういうところにあり、得てして常に的を射るものである。

智恵というのは、思議の不要なものであるために、瞬時を得られるものである。
そのために、即断できるのである。だから、
智恵=不思議である。
∴智慧を身に付ける。心経の説くところの意味である。
それはまた、臨機応変にして「無」を判断することである、ということ。
どのようにして?
経験にして学び取り察知する、できるのである。それを覚るという。

出来るだけそれをわかりやすくして、喩えて、
初めての自転車の乗り方としよう。それは、知識に非ず経験にして学び取るものである為に、
一度覚えたら忘れることは無いようなものである。
知識だけでは決して乗りこなせないものである。
コメント
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