なぜ生きる、何のために生きる?と問われて、
「魂の幸せ」の世界を創る為と答える。
人が生まれるのは、「死」ぬことを絶対条件としている。なぜ、必然死ぬのに生まれる必要があるのか?それは、
人の死が魂の真実の世界となるためである。
この世の「幸せ」ではない、あの世の「幸せ」の為であるということである。
それ故に、善い事をして天の国に縁を結ぶのである。善行善果は道理である。
縁で巡る「エネルギーの法則」であるから。
エネルギーの法則に善悪は無い。これは、善い事もないが悪い事も無い。
悪い事が無ければそれは善い事である。
故に善となって回る運動となっている。
これが生命エネルギーの法則である。回る、つまり「円運動」となっている
自由であるために、無くなることの無い法則となっている。円運動が「縁」となって繋がっていくのである。そのため、縁起の法則ともなっている。
若い時にこそ、幻想が現実よりも本物であると知った人だけが、魂の真実の世界で生きていけるのである。人の生死、「生」が「死」を絶対条件としているのは、人に宿る魂に「死」が無いためである。
人としてこの世に生を受けて、善悪を覚り、生涯とするなら、死後、あの世は
幸福に満たされる。それが天国、極楽という世界である。
この世での幸せなど比でもない。あの世の為に人(魂)は生きているものである。魂は、人に宿り、人として生きるために人生というのである。だから、
人道的に生きる。道義に生きる。それこそ極楽への道である。
道義=人の踏み行うべき正しい道。
人道=人間として従い行うべき道。
人道的=博愛の精神にかない、人間的な暖かみが有る様子、と辞書にある。
もう一度言う、魂の真実の世界(あの世)を「幸せにする」ために、この世に
「生を受け」生きていくのである。この世に生まれると言う事はそう言う事である。この世の幸せを目的としているのではない、あの世の幸せを目的としているために、人(魂)はこの世を「仮の世」として修業としているのである。