38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

玉葱定植、終了。

2007年02月06日 | 農と暮らしの日記
冬の石鎚山。西日本最高峰、1982m。
先週末の雪で、いっそう輝きを増している(撮影は降雪直後の土曜朝)。



朝いちばんの出荷のあと、午前中は収穫と荷造り。
昼に生協の納品に市街へ出て、ついでに所用あれこれ。戻って遅昼に白菜炒飯。このところのランチの定番だが、何度食べてもおいしい(何度食べても台所の白菜は減らないらしいが)。

午後、玉葱の植え付け(まだやってる)。
今日で一応、最終。除草の遅れた苗がまだ畑に残っているのだけれど、なんやかやの優先順位を考えると、たぶんそれには手がつけられないままになりそう。結局、計画の半分以下しか定植できなかった。敗因は苗の除草に手間取ったこと。タイミングを逸し、何倍もの労力がかかった挙げ句に、定植適期の苗をそろえることができなかった。あとはせめて、植えた苗を歩留まりよく仕上げていくしかない。

日没までに明朝出荷ぶんの収穫。
家族もみんなやってきて、葱の除草をしたり、巨大な大根(取り残し)を抜いたり、走りまわったり。日暮れどきでも少しも寒くない2月上旬っていったい……。



3日ぶんのブログをまとめて記入しました。
これ以上ためると再起不能となりそうだった、ひと安心。
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研修卒業から、1年。

2007年02月05日 | 農と暮らしの日記
晩ごはんの「大根餃子」。
レシピはまた今度、載せておこうと思います。



朝いちばんは、いつも通りのスーパー、保育園の出荷・納品。
その足で宅配便の集荷センターで野菜セット1個を出し、さらにそのまま市中心部の商店街へ。今日は月一恒例の「五日市」の出店である。

並べた野菜はだいたい先月と同じ。
大根は泥つきの1本(100円)と、スーパー出荷と同様の「1/2本・袋入り」(50円)を用意。人参はお好みの本数を「100g@40円」の量り売りとする(うちの本来の定価より、やや安め)。その他に白菜と里芋を、いつもように長テーブルの上に並べる。

客足は予想より多め。
1月がかなり少なかったので、月曜日の今日はそれと同じかさらに少ないかなと思っていたのだが、「前にもろた○○がおいしかったけん」と言って立ち寄ってくださったお客さん(いわゆるリピーター!?)も多く、10時過ぎに早くも品薄になってきた。様子を見に来てくれたTさん(あ、「Tさん」って関係者に多いな。「TDさん」にしておこう。フットボールみたいだが)に店番を任せて、畑に取りに戻る。その間にも、けっこう売れたようだ(TDさんは明らかに僕よりかなり商才がある。いっそのこと店を終日頼んで僕は畑に出ていたほうが売上があがるだろう)。

午後2時過ぎ、いつもと同じように閉店。
少し野菜が残っているけれど、今日も畑仕事はあるので、周りの出店が営業を続けるなか、ひと足早く辞去する。お隣の「芋けんぴ」屋さんも先月に比べると好調のようだ。

戻って、野菜セット1つを”急造”。
宅配便に取りに来てもらうまで1時間ちょっとだけれど、セット1つならなんとかなる。その後、明朝出荷ぶんの収穫、調製などして、日没ごろに渚をピアノに送っていく。それにしても、だいぶん日が長くなった。



今日2月5日は、僕の研修”卒業”記念日。
約10か月通った神奈川県藤沢市の相原農場での研修が、昨年のこの日に終わった。それからの1年間、すべてが「初めて一人でやる」ことばかりだったけれど、明日からはそれもすべて「2年目、2回目」となる。そこではもう、同じ失敗は許されない(とかいっても、また失敗するのは目に見えているが……)。

明日も好天、高温の予報。
出荷に追われるなかにも、ひとつずつ”種播き”も進めていかなければ。
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まるで春の、立春。

2007年02月04日 | 農と暮らしの日記
こんな人参もたまにあります。



立春の日曜日。
松山から帰省中の兄と姪たちが泊まってくれたので、午前中は少しのんびり。朝いちばんのスーパー出荷は兄に同行してもらう。幸い昨日の出荷ぶんはほとんど売れていたのでひと安心。

昼前に兄たちは帰っていった。
午後は野菜セットの収穫・出荷と明朝出荷ぶんの準備など。

明日からの一週間は高温の予報。
本当に「春」がやってきそうな気配である。
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節分に、巻き寿司。

2007年02月03日 | 農と暮らしの日記
節分だけど、太巻き一本、ではない巻き寿司。

土曜も平日と同じく、朝いちばんはスーパーと保育園へ。
昨夕の雪がクルマの屋根や田畑に残る白い朝。しかし、市街地は我が家のある地域とは異なり、ほとんど雪の跡がない。少し早い日の出で解け始めるのも早かったこともあるようだが、どうやら「降り」自体も丘陵地と平野部では違ったようだ。

戻って午前中は昨日に続いて事務仕事。
午後、今日発送する野菜セットと明朝出荷分の収穫と荷造り。今日のセットのお客さんは毎月一回で量は少し多め。野菜の種類も多くしたいところだけれど、このところ新しい品目はないので、人参や芋類を多めに入れる。

晩ごはんは市内の実家へ。
広島から帰省中の妹母子に、松山に住む兄と姪たちも合流して節分を祝う(……ていうわけじゃないが)。それで上の写真の巻き寿司。本来は1本まるごとを恵方(今年は北北西)を向いて黙って食べるというのが正しいようだが(薫が本場の大阪出身なので、「藤田家族」では十数年来、正しく実施している)今回は簡略型でひと切れのみ。食卓には鰯もあり、また食後にはみんなで「福は内」だけの豆まきもした。

食後、兄と姪たちと共に家に戻り、合宿。
明日は朝から暖かいようだ。「暦の上では春」という決まり文句が、今年は「畑の上も春」になりそう。
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連日の雪、寒い。

2007年02月02日 | 農と暮らしの日記
朝いちばんの出荷のあと、今日は机に集中。
この冬一番とも言われる寒さながら、空は晴れて畑仕事日和なのだが、経理関係の事務をこの辺りで進めておかないと、間もなく本格化する春夏の畑の準備と重なって身動きできなくなりそうなので。なんともぜいたくというかうしろめたいというか、なんだか朝起きたら熱があって学校を休んだけど、すぐに元気になってしまって困っちゃったな……というような気分。そんな経験、あったかなかったか、もう忘れてしまったが。



夕方、とりあえず一区切りつけて明朝分の出荷に出る。
いくら机に集中する一日でも、毎日出荷のある野菜農家の宿命である。が、やっぱり日中からだを動かしてないのをお天道さまは見ていたか、軽トラのエンジンをかけるなり、ちらちらと白いものが降ってきた。陽射しのあった昼間に畑に出ておけばよかった……。

畑に着いて、まず人参を抜き始めると吹雪に。
白菜、大根、小松菜、かぶ……など収穫が進むにつれて雪も大粒になり風も強くなって視界不良、指先もしびれてくる。2月はじめなのだから、こんな天気も本来ならさほど驚くには当たらないはずなのだけれど、ここまでの暖冬がそんな常識を溶かしてしまっている。

きのう”とう”の写真を載せたチンゲン菜も雪化粧。
雪が積もり始めた畑をなんとかあとにし、戻って晩ごはんまで調製・煮造り。温かい煮込みうどんで体を温めたあと、作業の続きをやって明朝出荷ぶんを仕上げる。NHKテレビでは「地域発!どうする日本『誰が支える!あなたの食卓~点検・農業改革~』」をやっていて、ラジオで音声だけ聞く。なんだか、うまくまとまりすぎの印象。もうちょっと後味の悪い番組をつくってほしい気がする、けど、いまはそれどころではない、自分の仕事をしっかりやらなければ。

明朝は氷点下の予報。
今日の雪がそのまま凍れば、野菜たちはこの冬一番の試練を受ける。
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2月、雪で始まる。

2007年02月01日 | 農と暮らしの日記
チンゲン菜の”とう”。
花が咲きかけているのもあるので、蕾(つぼみ)に近いのかも。冬の野菜の品目数が少し減ってきたので、近頃の野菜セットにはこんなのもときどき入れている。食べ方は「おひたし」が一般的か。いまのところは「おまけ」扱いで。いよいよ品目に余裕がなくなったら、値段をつけるかも。



雪は未明には降らず、朝はいつも通りの動き。
スーパー、保育園、そして今日は朝一番の野菜セットの配達もあり、市街地をぐるっとまわる。戻って午前中の収穫、早昼は最近よく登場する「白菜炒飯」をおいしくいただき、再び市街で納品。

午後、小学校の「食育シンポジウム」を聞きに行く。
高学年の児童たちによる「食育劇」?のあと、校医さん、学校歯科医さん、学校薬剤師さん、栄養士さん、そして県内に2人という「野菜ソムリエ」さんが、それぞれの立場から「食」の大切さを語る。話を聞いているのは高学年の児童と保護者ら。

毎日が食育のような藤田家族だが、行ってよかった。
本で読んだことがある、誰かに聞いたことがある、という話も多いし、「そうかな?」と首をかしげる場面もあり、だけれど、今日みたいにまとまった時間、畑から出て、手を止めて「食」について考える時間は貴重だ。



シンポジウムの間、外はなんと吹雪。
講師のおひとりが、「こんな日でもお百姓さんは畑で一生懸命、おいしい野菜を育てていますよ」とおっしゃっていて、「そうだそうだ」とその時は思ったが、外に出て、その風の冷たさに「いや、いま畑に出ている人はいないだろー」とひとり反論。だけどその帰り道、近所の方が大根を軽トラにいっぱい載せて帰るところに出くわしてしまったので、やっぱり気を取り直して僕も収穫に出る。靴下もう一枚重ねばきして。

明朝出荷ぶんと、野菜セットの材料と。
野菜セットは日中に出荷すればよいのだけれど、天気予報が明日も雪模様のようなことを言っているので、凍って収穫できないといけないと思い、念のために前倒しで収穫。途中また雪がちらつき出し、久しぶりに手がかじかんだ。晩ごはんのあと、調製・荷造りまで済ませてしまう。

今日から2月。
ようやく暦に追いついた冷たい風にふるえる週末になりそう。
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