38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

連日の雪、寒い。

2007年02月02日 | 農と暮らしの日記
朝いちばんの出荷のあと、今日は机に集中。
この冬一番とも言われる寒さながら、空は晴れて畑仕事日和なのだが、経理関係の事務をこの辺りで進めておかないと、間もなく本格化する春夏の畑の準備と重なって身動きできなくなりそうなので。なんともぜいたくというかうしろめたいというか、なんだか朝起きたら熱があって学校を休んだけど、すぐに元気になってしまって困っちゃったな……というような気分。そんな経験、あったかなかったか、もう忘れてしまったが。



夕方、とりあえず一区切りつけて明朝分の出荷に出る。
いくら机に集中する一日でも、毎日出荷のある野菜農家の宿命である。が、やっぱり日中からだを動かしてないのをお天道さまは見ていたか、軽トラのエンジンをかけるなり、ちらちらと白いものが降ってきた。陽射しのあった昼間に畑に出ておけばよかった……。

畑に着いて、まず人参を抜き始めると吹雪に。
白菜、大根、小松菜、かぶ……など収穫が進むにつれて雪も大粒になり風も強くなって視界不良、指先もしびれてくる。2月はじめなのだから、こんな天気も本来ならさほど驚くには当たらないはずなのだけれど、ここまでの暖冬がそんな常識を溶かしてしまっている。

きのう”とう”の写真を載せたチンゲン菜も雪化粧。
雪が積もり始めた畑をなんとかあとにし、戻って晩ごはんまで調製・煮造り。温かい煮込みうどんで体を温めたあと、作業の続きをやって明朝出荷ぶんを仕上げる。NHKテレビでは「地域発!どうする日本『誰が支える!あなたの食卓~点検・農業改革~』」をやっていて、ラジオで音声だけ聞く。なんだか、うまくまとまりすぎの印象。もうちょっと後味の悪い番組をつくってほしい気がする、けど、いまはそれどころではない、自分の仕事をしっかりやらなければ。

明朝は氷点下の予報。
今日の雪がそのまま凍れば、野菜たちはこの冬一番の試練を受ける。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする