38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

2月、雪で始まる。

2007年02月01日 | 農と暮らしの日記
チンゲン菜の”とう”。
花が咲きかけているのもあるので、蕾(つぼみ)に近いのかも。冬の野菜の品目数が少し減ってきたので、近頃の野菜セットにはこんなのもときどき入れている。食べ方は「おひたし」が一般的か。いまのところは「おまけ」扱いで。いよいよ品目に余裕がなくなったら、値段をつけるかも。



雪は未明には降らず、朝はいつも通りの動き。
スーパー、保育園、そして今日は朝一番の野菜セットの配達もあり、市街地をぐるっとまわる。戻って午前中の収穫、早昼は最近よく登場する「白菜炒飯」をおいしくいただき、再び市街で納品。

午後、小学校の「食育シンポジウム」を聞きに行く。
高学年の児童たちによる「食育劇」?のあと、校医さん、学校歯科医さん、学校薬剤師さん、栄養士さん、そして県内に2人という「野菜ソムリエ」さんが、それぞれの立場から「食」の大切さを語る。話を聞いているのは高学年の児童と保護者ら。

毎日が食育のような藤田家族だが、行ってよかった。
本で読んだことがある、誰かに聞いたことがある、という話も多いし、「そうかな?」と首をかしげる場面もあり、だけれど、今日みたいにまとまった時間、畑から出て、手を止めて「食」について考える時間は貴重だ。



シンポジウムの間、外はなんと吹雪。
講師のおひとりが、「こんな日でもお百姓さんは畑で一生懸命、おいしい野菜を育てていますよ」とおっしゃっていて、「そうだそうだ」とその時は思ったが、外に出て、その風の冷たさに「いや、いま畑に出ている人はいないだろー」とひとり反論。だけどその帰り道、近所の方が大根を軽トラにいっぱい載せて帰るところに出くわしてしまったので、やっぱり気を取り直して僕も収穫に出る。靴下もう一枚重ねばきして。

明朝出荷ぶんと、野菜セットの材料と。
野菜セットは日中に出荷すればよいのだけれど、天気予報が明日も雪模様のようなことを言っているので、凍って収穫できないといけないと思い、念のために前倒しで収穫。途中また雪がちらつき出し、久しぶりに手がかじかんだ。晩ごはんのあと、調製・荷造りまで済ませてしまう。

今日から2月。
ようやく暦に追いついた冷たい風にふるえる週末になりそう。
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