38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

お寺で、おでん。

2007年02月08日 | 農と暮らしの日記
収穫してきたばかりの野菜たち。
大根は10月播きのもので、葉を除いて0.9~1.2kgくらい。かぶはいつまでたっても大きくならずこんな感じ、白菜はこの写真ので1.3~1.5kgくらい。葉の上のほうが霜やけしている。人参は大きいのが少なくなってきた。



今日は毎月恒例の「花薬師」の出店。
朝いちばんのスーパーと保育園の出荷・納品時に市内の野菜セット配達も済ませ、その足で大通寺に到着したのが8時過ぎ。すでに他の店は陳列の真っ最中で、僕もお寺の縁台をお借りして、そこに少しずつ野菜を並べていく。

11月の初出店以来、今日が最も暖かい。
暖かい日が続いているこの冬だけれど、なぜかこの花薬師の日は気温が低かったり、雨模様だったりして、じっと立っているのがつらく感じられるほど寒いことが多かった。それが、今日は薄曇りの空にもかかわらず、空気がもわっと暖かい。お隣の骨董&おでん屋・お総菜屋さんのストーブに近寄らなくてもぜんぜん大丈夫な感じ。

であるのに、なぜかお客さんは少ない。
境内はなんとなくいつもより賑わっているのだけれど、どうやら関係者ばかり、なのである。五日市でもお世話になった「TD」さんが早くから立ち寄ってくれたあと、築山さんの苺が到着(じゃなくて苺の築山さんが到着だ)。泥っぽい野菜の隣に置かれた清廉な苺たちが、警戒心をあらわにしているのが手にとるようにわかる(うそ)。

正午前、持参した鮭おにぎりと人参ケーキの弁当を広げる。
さらに、お隣のストーブ上で湯気を立てる大鍋から手羽元と天ぷら、こんにゃくをいただいて、大充実の昼食である。食後、自転車で駆けつけた薫と真に店番を頼んで、生協の納品に出かける。

午後2時、撤収。
戻って夕方出荷の野菜セットの収穫と荷造り、1時間ほどトラクタで畑を耕耘してきて、さらに明朝出荷ぶんの収穫。晩ごはん(うちも、おでんだった。まだ初日なので味のしみ具合がまだまだ)のあとに調製・荷造りをしていると、予報通り外は雨。朝までしとしと降って、明日の日中はまた青空が戻るらしい。なかなか「雨で昼から休み」という機会が巡ってこないが、まあそんなもんだろ。昼から休まなきゃならないほど疲れているわけじゃないし。



明日は「肉の日」(2/9)だそうだ。「ふぐの日」でもある。
スーパーの広告にこのところ連日そう書いてあるが、それでなくても毎日毎日、肉の写真を並べておいて、いまさら「肉の日」でもないだろうに(「藤田家族」なら、ありえるが)。この暖かさで、「ふぐ」って気分でもない。「肉の日だから、豚ばらブロックと大根のスープにしよう」とか「ふぐの日だから白菜買って鍋にしよう」とかいうお客さんが、明日はスーパーでうちの野菜買ってくれるかな。いまのところ、そういうPOPを立てる予定はなし。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする