38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

雨の一日、農具の宝箱。

2006年03月01日 | 農と暮らしの日記
朝から本降り。
予報通りなので、迷いなく庭の倉庫を片付けにかかる。大家さんが倉庫の一部を改装する意向で、「使いたいもんがあったら、取っとかんかい。いらんものは捨てるけん、出しといて」。

農家の倉庫は宝箱。
唐箕、脱穀機、藁切り機。畝立てに使う溝通し、そのほか、筵(むしろ)や箕や馬は買いたくても入手困難だろう。長短・太細・厚薄さまざまな棒杭や板切れ多数も分類して収める。

大工さんが下見に倉庫をのぞく。
日本の”農遺産”あれこれを「ええもん、あるのう」と眺めながら一服し、「百姓は大変ぞね。わしらの仕事もそうじゃけど。毎日お金になるもん作りながら、目先だけ見んと先を見て稼ぐ方法を考えんといかん。道具もなるべく買わんとすむように工夫せないかんよ」。

夕刻、片付け終了。
雨は降り続く。裸電球の土間に置いた長テーブルで、しばらくパソコン仕事。カセットテープのモンクがひび割れている。
コメント (2)
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