38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

クイーン、西日本オーディオ。

2013年05月20日 | 農と暮らしの日記
最近の収穫風景。
畑のあちこちであれこれの野菜を必要量だけ収穫し、軽トラの荷台に積み込み、これから家に向かうというのがこの写真。
写真奥はおなじみの飯岡小学校。



月曜、曇りのち晴れ。
朝:6時から荷造り、6時半頃にランニングの真が帰って来て朝ごはん。
午前:今日はフジグラン西条の出荷を後回しにしてセットの荷作り。10時過ぎに市街へ出発、野菜セットを配達しながらフジグラン西条にも出荷。11時過ぎに帰宅して宅配便で送る野菜セットの荷作りの続き。

午後:荷作り、15時半頃から畑に出て収穫。
夕方:18時過ぎに帰宅、19時からJAアグリセンターで青壮年部会の年次総会に向けての最終の支部長会。
20時頃に終わって帰宅、晩ごはんに合流。



市街配達の途中、国道11号線を走っているときにカーラジオからQueenのBohemian Rhapsodyが流れてきた。
加茂川を渡り、南中で左折して県道国道西条港線(昔の呼び名では「産業道路」)に入るタイミングだったのだけれど、なんとなくこの曲が「濃い」感じで響いてきたのがなぜなのか、なるほどとわかったのがその数十秒後で、車窓の右手に「西日本オーディオ」が見えたからだ。この店で30年近く前、僕が初めて買った「洋楽」のレコードが、この曲の入っている「A Night at the Opera」。

いま考えると、家から歩いて数分のところにこんな店があったのは奇跡のようだ。
生まれてから現在までの45年間で僕は10回引っ越しているが、自分の家から最も近くにあったレコード屋といえばこの西日本オーディオだろう。渋谷の6畳1間に住んでいた時はタワーレコードも歩いて行けたけれど、10分はかかったから。

いや、逗子レコード・ショップは同じくらい近かったかもしれない。
だけど、買ってないからなぁ。

そういえば、上京してすぐの頃のこと。
この「西日本オーディオ」のLP袋(?)が僕の部屋にあるのを見つけた東京の友人が、「あ、これタワーのパクリじゃん」と笑って言った。黄色地に赤の斜体ゴシックで「NISHINIHON AUDIO」。僕はそのとき、「いや、パクリじゃなくてうちの近所にはこういう店があるんだよ。東京にもそういう店があるのかもしれないけど」と、“地方”だからって馬鹿にするなと思いながら答えたのを覚えている。
しばらくしてやっぱりそれは「パクリ」なのだと知った。

年に一、二度の帰省の際、駅からの帰り道にときどき寄った。
重いバッグを抱えた僕に、「帰って来たん」と声を掛けてくれたおじさんは元気だろうか。
そういえば、うちの親はここのことを「四国テープ」と呼んでいた。

<本日の野菜セット>例
小さい人参、キャベツ、玉レタス、リーフレタスまたはサンチュ、絹さや、空豆。
セットによっては他に、新玉葱、スナック豌豆、エンダイブ、から。
コメント
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