38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

台風12号、藤田家族は元気です。

2011年09月03日 | 農と暮らしの日記
近所の室川(むろかわ)も台風の大雨で濁流になっている。
いつもはほとんど流れがなく、4月の桜2月の雪の景色ものんびりとした風情だったが、急峻な四国山地に雨が降ると一気にこんな姿を見せる。

藤田家族は家族も畑も元気です。



台風12号は四国に上陸したあと、著しく速度を落とした。
いまこの日記を書いている20時現在、倉敷市あたりとのこと。昨夜の予報から見ればほぼ半日遅れている。その時点では今朝には現在の位置に進み、午後には日本海に抜けることになっていた。ただ、幸いにして当地での風雨は今日未明までにほとんど収まり、夜が明けて高知の室戸岬付近に上陸してからは、台風そのものは接近しているにもかかわらず、逆に天気は回復基調になった。台風が大型で、いわゆる「目」にあたる部分が大きいらしく、中心部分よりも周辺、とくに東と北に雨雲が次々に発生するというのがwebで見ていてもよくわかる。

当地ではいまはもう、雨も風もなく、少しだけ開けた窓から聞こえるのは虫の音だけ。
ただし、大雨警報だけはまだ解除されないままだ。



土曜、未明まで暴風雨、午前中は雨、午後は曇り時々雨。

朝:5時台はラジオを聞きながら様子見。
午前:ごはんを食べ、軽トラで田畑の見回り、排水の悪い畑は鍬で水路を掘り直したりしながら。
そのまま市街に出て、スーパーの売れ行き確認、実家にも寄って様子をうかがい、帰宅。机しごと。

午後:読書。
読書、である。出荷なし。田畑も急いでどうこうしないといけないような被害なし。なので読書。
それから、真の欲しいものをネットでちょっと調べたり、渚の勉強をちょっと見てやったり。理想的な週末の過ごし方だ。こんな極楽な時間を過ごしたら二度と畑に戻れなくなりそうな気になる。そんな気にもなるし、同時になぜだかこれが特別な週末ではなく、毎週こんなじゃなかったっけ?という気にもなる。もちろん、毎週こんな週末のわけがない。のだけれど、こんな週末にいざ自分が立ち会ってみると、さほど特別に贅沢なものでもない気がする。



西条市では大きな被害は出ていないようだ。
市のホームページに災害対策本部からの「被害状況等について」の文書に、避難勧告の地域、冠水で通行止めになった道路、公民館等への避難の状況(世帯数、人数)、床下・床上の浸水、停電その他の被害の様子が出ている。たとえば今朝8時現在ではこんな様子

日本海に抜けるまで、大きな被害の出ないことを祈ります。
コメント
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