38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

JA会合、農を語る。

2010年11月10日 | 農と暮らしの日記
最近の野菜セットの一例。
前回写真を載せた10/19のセットと比べると、夏の名残りの果菜類はピーマンだけになり、代わりに大根と人参は「まびき菜」から「まびき大根」「まびき人参」になり、葉ものの品数も増えてきた、というような変化がある。

写真のセット内容を「の」の字型の順に説明すると。
中央下部が小松菜、その左が里芋、以下、ピーマン、まびき小蕪(葉つき)、ほうれん草、チンゲン菜、はくさい菜(べか菜)、まびき大根(葉つき)、まびき人参(葉なし)。これは大セットのちょっと大きめ、1900円ちょっと。

芋類は里芋と同時または代替でさつま芋が入る。
葉ものはこの他に、水菜、春菊、大根葉などがあり、その日の都合や前回の内容などを考えつつ、セットのサイズにもより3~5品目が入っている。キャベツ、白菜もそろそろ仕上がってきているけれど、より収穫適期の短い上記のような葉ものの出荷を優先して、「玉もの」は温存。

今後の予定は、ピーマンが霜の降りる11月下旬で終了。
その頃か12月上旬あたりから秋植えの新じゃが芋が加わり、その頃になると葉ものの品数が落ち着いてくる見込み、その一方でレタス類が仕上がってくるのと、大根、人参、蕪などが「まびき」でなく完成品として収穫できるようになる予定。そんな感じで、2月初め頃までは緩やかに野菜の種類をリレーしながらセットづくりをしていくことになる。



水曜、セット出荷のない日。晴れ時々曇り。
朝:ごはんのあと、スーパー出荷、ついでに市街で用事。
午前:10時頃から蕪のまびき、春菊の除草。薫はここ数日ずっと葱の除草。市街に出て用事あれこれ。
午後:13時過ぎ、週末の石焼き芋関連で飯盛会倉庫、14時前から明朝出荷ぶんの一部収穫、15時過ぎにネクタイしめて市街へ。16時からJA青壮年部会「農協役職員との意見交換会」。引き続いて18時よりその懇親会。終了後、数人でコーヒータイム、21時半頃帰宅。



JAの意見交換会はとても勉強になった。
年に一度開かれている行事ということで、僕は今年から青壮年部の飯岡地区の連絡・とりまとめなどをする係になったことから今回初参加。役職員は組合長はじめ、常務理事さん、各部の部長さんらが出席。これに対して青壮年部は各地区の代表が出席し、あらかじめまとめておいた事項について質問し、意見交換するという内容。

今回の質問事項は主に6つ。
今年度の米の等級の低下や米価の下落について、水都市(直売所)の会員増強運動とその経営状況について、グリーンセンター(営農振興の拠点)の移転について、有害鳥獣対策について、耕作放棄地対策について、野菜の育苗について。僕自身はいずれについても直接深く関わりがあるという事項はなかったのだけれど、当地で農業をしている以上どれも全く関係ないわけでは当然なく、夜の懇親会も含めて意見交換の内容は非常に興味深いものだった。先日来、頭を悩ませている「TPP」についても新たな視点を得ることもできたし、出荷のない晴れた日の午後に畑に出られないマイナスを補って余りある収穫、まさに役得です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする