38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

採り切った畑は、すっきり。

2010年11月08日 | 農と暮らしの日記
今日でほぼ取り終えた9月下旬播きの小松菜
10月中旬から少し若めで取り始めて以降、生育が早い時期なので肥切れもせず、虫は少しついたけれど割合きれいにできて、おかげでほとんど無駄なく出荷することができた。こんなふうに気持ちよく終われるのはこの作型と春4月頃に播くものに限られる。うちの畑では。

9月中旬以前に播くものは発芽が揃わず虫害も多い。
一方、10月播きになると寒さのせいか途中で肥切れして黄色っぽくなったり、あるいはまた、大根や白菜など冬野菜の主役が躍り出てくることもあって出荷のペースが落ちるということもあるかもしれない、とにかくきれいに収穫し切るということが少ない。



月曜、文化祭明け。雨は昨日だけで朝から晴れ間が広がる。
朝:6時から近所のKさんと一緒に昨夜の反省会の片付け。戻って7時前からごはん。
午前:保育園の納品をしてきてから、セットの収穫、荷作り。
午後:昼ごはんのあと、市街配達、そのままMちゃんと合流し、お知り合いの方のお宅にうかがって古い建具と段ボール箱をいただく。ついでに足を延ばして「まんがら農園」野満さんちへ。畑もちょっと見せてもらい、あれこれ情報交換。16時半に帰宅、明朝出荷ぶんの一部を収穫、日没後にちょっと用事で出て戻り、19時頃から晩ごはん。

<本日の野菜セット>例
里芋・さつま芋のいずれかまたは両方、抜き大根、抜き人参、まびき小蕪、小松菜、ほうれん草、水菜、ピーマン。
※抜き大根はすでに2本にまびかれたものをいよいよ1本立ちさせるまびきで抜いたもの。
小さめの人参くらいの大根に、まだ柔らかめの葉がついている。単価は200円/kg。



TPP(環太平洋パートナーシップ)は知れば知るほど難しい。
農業への影響が盛んに論じられているけれど、自分自身は農業者としてというより一般市民、国民として関心を持っている気がする。農業者への補償等についてはうちなどもとよりその対象には入らないだろうけど、それはともかく、「農業への影響」は「農家」とか「農業界」への「配慮」ではなく、国民ひとりひとりの食・農・自然環境等に関わる享受の在り方への影響として論じられなければ拙速に陥るように思う。「TPP参加に反対」なら、その代わりに何をすべきなのかが問われる。
コメント
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