38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

西条農高生、来訪。

2006年12月06日 | 農と暮らしの日記
あやしい風景である。
詰め襟の制服姿の高校生3人が白菜畑にたたずむ午後。変な写真になっちゃってごめんなさい。今日午後のお客さんは市内の西条農業高等学校から。生産科学科3年生のプロジェクト学習の一環とか。

同校では環境制御した温室内でサラダ菜を水耕栽培している。
そして、栽培だけでなく「うまいぞ菜」という商標で出荷し、スーパーなどでも売られていて、これがかなりの人気商品なのである。そんな生徒のみなさんが新米農家のうちにやってきて話を聞きたいといっても、僕のほうがいろいろ教わりたいくらいなのだが、引率の先生が小学校からの同級生なので、やむをえず、「なぜ農業を始めたのか」などを偉そうに語ってあげた。

ひとしきり話したあと、畑の見学。
質問のなかで「これだけは他の農家に負けないというものは?」というのがあったので、「草の多さと虫の多さ」とか冗談で答えたのでその現場を見てもらった。「でも、有機農業ってこんな感じと思わないでね。僕の技術が未熟だからこんなふうになっているので、ちゃんとやっている人は無農薬でもきれいにできているから」と強調しておいた。



今日は午前中にも畑の見学者あり。
いつもお世話になっている市役所のTさんで、そういえば畑をゆっくり見ていただいたことがなかったので、収穫作業と並行してあちこちを案内。Tさん、何を思ったか、間引いて畝間に放ってあったいつのだかわからない人参を拾い上げて、かじり始めた。そして、「これ、うまいすね」とおっしゃる。確かにうちの人参はなぜだかうまいと僕も思っていたので、「そうでしょう?」と答えてしまったが、うれしいことである。



夜は鍋。
うちの野菜をたっぷり入れて、14回目の結婚記念日を祝う。食後は今夜も野菜のこさえもの。丸い月がまぶしく冷え込み、外の作業はさすがに厳しくなってきた。これから冬に向けてどうすればいいのか。焚き火しながらというわけにもいかないし。

週末はまた雨の予報が出ている。
あす木曜は雨の前の畑しごとをしたいところだけど、さてどれだけ時間がとれるか。
コメント
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