38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

地産と、有機と。

2006年04月09日 | 農と暮らしの日記
蕗(ふき)が食卓に登場。
独特の苦み、春の風味と豚バラ薄切りが、よく合う。葉つきの1mくらいの数本組みが市街のJA直売所に100円で出ていたので買い求めた。

この直売所の名は「水都市」。
市内の農家が毎朝(あるいは前夜)持ち込み、残れば夕方引き取っていく。価格は生産者が決め、売上から手数料が引かれて振り込まれる仕組みのようだ。

野菜の自給を目指す我が家だが、畑はまだスカスカ。
いまは日々の食材はこの直売所利用で手に入れることが多い。今日の買い物(写真)は大根、人参、玉葱、太葱、葉葱、蓮根、ほうれん草、大根の抜き菜、小松菜の花、まん葉、蕗、青のり。いずれも1束の量は少な目で50円~100円くらい、今日はあわせて約1000円だった。

これらは「有機野菜」というわけではない。
無農薬、無化学肥料のものもあるようだが、全体的にはいわゆる慣行栽培と思われる。だけれど、日本中の有機野菜が気軽に手に入るということと同じように、地元の野菜を毎日これだけ頂けることも、ありがたいと思う。



明日からの雨予報を前に、終日の畑作業。
日の出を待ち、昨日耕した桃の木の畑の寸法を測る。朝食後、育苗用に田んぼの土をふるって持ち帰り、ブロッコリーの苗をハウスから出す。午前中は小学校近くの畑の耕耘のあと、直売所で買い物をして戻り、昼食は久しぶりのカレーライス。

トラクタを貸してくださっている方が自転車で来訪。
「ぼちぼち田芋(里芋)しょう思うけん、ちょっと貸してんよ」と言って乗っていかれる。「共用」ということになっているが、普段はよく使う僕の家に置かせてもらっているので、申し訳ない。留守の間に戻ってきたトラクタは、ロータリに巻き付いていた草(僕が巻き付けたのである)がきれいに掃除されていて、さらに恐縮。

午後は耕耘した畑の畝立て。
1畝に条間60cmの2条植えができるよう、140cm単位で管理機を入れて、台形の畝の上面が幅90cmくらいになるようにしてみた。頭で描いていたのは畑全体の条間が60cmで一定になる120cm単位だったが、高畝のため意外に上面が狭くなりそうなので、現場で変更。隣の畑の方が来ていたので、挨拶。今年僕が使わせていただく畑の一部を耕作されていた方で、土の様子などを教えて頂く。

箱播きしたトウモロコシが発芽。
その他、あれこれの種が温室内で動き始めている。
コメント (4)
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