さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

「ミライモンスター」松本圭佑、プロ入り発表

2020-02-21 10:22:14 | 関東ボクシング


松本好二の子息、松本圭佑プロ入り発表。昨日、会見があったとのこと。

「ミライモンスター」最多の9度出演、堤駿斗の壁に阻まれ続けるも、素質に恵まれたボクサータイプ。
一昨年は全日本選手権準優勝。昨年は五輪予選の有力選手のひとり...と思っていたら、関東予選で敗退していたんですね。
五輪を前にプロ入り表明、というのは、本人にしたら内心、無念な部分もあるのやも知れませんが、ファンの勝手を言えば、これはこれで楽しみだったりします。ホンマに勝手ですが。

「ミライモンスター」は9回全部見ました。これだけ数を見ると、情もわいてこようというものですが(笑)
しかし初めて見たのはミラモン番組ではなくて、G+か何かだったか、U15の試合映像だったように思います。

長身で、しっかり自分の距離を生かしていて、長短の切り替えが巧い。
一目見て、うわー、これはえらいこっちゃ、このまま伸びたら大変なことに...と驚いたのを覚えています。

プロになって、良いコンディションを作れて、身体が出来てきたら、という前提ではありますが、今後楽しみな選手です。
階級の選択に余裕を持って、じっくりと育ててほしいものだと思います。


で、その前には中垣龍汰朗もプロ入り表明。こちらも、名前は何度も目にしたアマチュアの有力選手。
国内のジュニア年代の大会のみならず、国際大会でも優勝しているので、実力はかなりのものなんでしょうね。



しかし、こうして見ていると、日本のボクシングは、関東の大手ジムと「それ以外」に人材の色分けがはっきり別れるようになりました。
以前からそうだと言えば返す言葉もありませんが、アマチュアの有力選手は帝拳、大橋、ワタナベ、角海老、三迫に集まる。
しかも、好選手の一部が、移籍して、これらの「5大ジム」に入る、というパターンも散見されます。
まあ、アマチュアの、或いは地方の好選手が、その国の、ないしは地域の有力マネージャーに「買われて」いく、というのは、ボクシングの強い国では普通に行われていることではありますが...。

そして、心情的にどうこう、というのを抜きにして言いますが「選手ファースト」で考えれば、ある一面において、これが一番、健全な形だと言わざるを得ない。それが現状だ、と理解もします。
どのような形であれ、出来るだけ多くの選手が、自身の可能性を最大限に生かした上で、そのキャリアを全うする様を見たい。
それがかなうのであれば...と。色々、残念に思いもしますけど。



======================



ということで、一曲。
Bird Bear Hare and Fish “Work” です。






コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする