さうぽんの拳闘見物日記

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拳闘見聞の日々。

2位を追い越し1位に浮上 比嘉大吾、9月に武居由樹挑戦へ?

2024-05-22 05:53:14 | 関東ボクシング



WBOが世界ランキングを更新したということで、日本関連の階級でも変動があり、ニュースが出ています。
Sバンタムでは、1位サム・グッドマンで変動無し、しかし2位にTJドヘニーが浮上という話が。
これはまた、後に語ることもありましょうか。


それより少し意外だったのがバンタム級。
1位レイマート・ガバリョが健文トーレスに初回KO負けを喫するアップセットによりランクが落ちるのは当然として、3位だった比嘉大吾が、2位ダビ・クエジャールを追い越して1位に浮上したとのこと。
クエジャール、他団体ではSフライにランクしているところもあるので、そちらに行く可能性が出てきたのでしょうか。






今年に入って中谷潤人、西田凌佑、武居由樹が相次いで戴冠、バンタム級4大王座を日本人が独占。
石田匠は井上拓真に敗れ、残るチャレンジャー候補と言えるのが堤聖也、栗原慶太、そして比嘉大吾というところでしょうか。
増田陸や、那須川天心はまだ考慮するには及ばず。日本チャンピオン、富施郁弥は、増田との再戦が試金石ですね。


以前海外で出た情報では、IBFイリミネーションが堤聖也vsクリスチャン・メディナで闘われるという、ちょっと?な感じもする話がありました。
栗原慶太は昨年、西田凌佑との対戦が結局実現せず、フロイラン・サルダールに敗れ、そして雪辱という流れで現在に至ります。
比嘉大吾はタイ人世界ランカーに連勝していて、次は世界へと喧伝されているところでした。


昔のTV局による「分割統治」時代と同じように、配信の系列で判断すれば、比嘉と同じABEMAで試合が配信されているのはIBF王者西田ですから、西田挑戦を目指すのかと思うところ。
ただ、一度敗れた相手であり、ならば雪辱を、となるか、或いは勝算の有無を見て...となるのか。この辺はわからないところです。

元WBCフライ級王者の比嘉は、フジテレビ放送の世界戦で勝ち、知名度も上昇して、全国的なスターへの道を駆け上がっていたところで計量失格により挫折し、ジムを移籍して今に至ります。
そういう比嘉が、フジに成り代わって?世界戦を大々的に扱うAmazonPrimeの興行に、すんなり出してもらえるのか...移籍した先のジムがまた、独自路線というか独特というか、表現に困るような感じのところなので、よくわかりません。
が、この辺に何も問題が無いなら、比嘉の世界挑戦は現実的になってくるのでしょうね。
個人的には、堤、栗原、比嘉のうち、直接対決がひとつくらい組まれてから、という感じになったら良いなあ、と思います。そういう話ではなくなっている、のでしょうが。



あと、おそらく井上尚弥の次戦、そのセミに武居の防衛戦が入るんでしょうけど、日本人同士の世界戦やたら多いなあ、と海外で見ている人たちに思われるのもどうかなあ、と。
仮に、DAZNで、イタリア人同士の世界戦とかが組まれてても、あまり身を入れて見ない、というのが正直なところで...先日の東京ドーム、最初の二試合を見ながら、これ、海外でちゃんと見てる人、そんなに多くはないだろうなあ、と思ったりもしました。
そういう意味で、この試合順は妥当だったのだなあ、とも...。


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4 コメント

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Unknown (R45ファン)
2024-05-22 06:59:10
いっとき徳山さんや内藤さんが日本人対決多くて、世界チャンピオンじゃなくて東洋チャンピオンだ、と叩かれてましたが、あまり好ましくないですね。
先日の石田さんは一応ランク一位だからともかく、比嘉くん…まあ一位なんですね。せめて挑戦者決定戦はして欲しいところですが、おそらくそうはならず武居くんとやるでしょうか。まあ国内向けならそこそこ盛り上がるでしょうが、ちょっと昔日のご近所対戦感ありますね。

その意味では世界ランク取りながら日本タイトルやる増田くんは良いですね。この辺については帝拳の変わらぬところでしょうかね。
コメントありがとうございます。 (さうぽん)
2024-05-22 22:54:40
>R45ファンさん

共に事情はあって、徳山の場合はジム主催興行が苦しいので、先方任せの売り興行が増え、必然的に日本人挑戦者との試合になる、ということでしたね。内藤の場合は逆で、どんな相手とやっても興行は成功する。しかし大手ジムとも契約関係のある海外上位選手を、不利な条件で押しつけられるのを嫌って、ああいう感じになりました。まあ、それぞれに仕方ない面があるといえばそうですが、それはまあ内輪の都合であり、諍いでしかないですね。
あと思い出すのはアレクサンドル・ムニョスですかね。一時は「WBA日本チャンピオン」やなぁ、と呆れる声も聞きました。
昨今の話は全体的にレベルが上がってランカーが増えている、と素直に取れる話が多いですから、話のレベルは上がっている、と言えるでしょうね。
比嘉は今日の報道で、7月の井岡のセミで、井上拓真に負けたペッチと決まっていて、WBO1位浮上は予想外だったとかですね。タイの世界ランカーに勝ち続けるのは、噛ませ相手よりは良いですが、顔ぶれ見ると、タイの偉いさんが今から世界へ売り出すぞ、という上昇途上ではなく、ひと山越えた後の選手ばかりなので、あまり過大に見ることも出来ないですが。しかし長身サウスポーのペッチと、WBC挑戦者決定戦となれば、中谷潤人狙いかというとそうでもないとか...WBCに承認料払うんだろうに、それ自体は目指さない?何だかよくわかりません。まあ否応なしに時は過ぎるので、遠からず行く道決めんといかんでしょうが。
増田の路線は、どういう経緯で帝拳に入ったか、というところにも左右されるんでしょうが、名門ならではの良い面だ、と言って良いでしょうね。
Unknown (海の猫)
2024-05-23 14:32:45
志成ジムの話って、毎回すっきりしないのですよね。

「WBC の挑戦権は獲りに行くけど中谷には当分挑戦できないし、本当は武居に行きたいけど違約金が〜」って何をグチグチ言ってんのかと。この相手の違約金なんてたかが知れてるでしょうに。「本気で」武居とやりたいなら、キャンセルするか年末まで引っ張る交渉をすべきで。やるなら Lemino でしょうし、人気者の比嘉なら大橋ジムも歓迎するかと。結局、中谷とも武居ともやる気なく、挑戦権だけ獲っておいて、中谷返上後の決定戦狙いかなとも思ってしまいます。

そしてこの手の話って、選手の評判にも関わりますから、いろいろ決まっていない段階で記者(特に本郷氏)に半端な情報を流さない方がいいと思うのですよね。試合自体はどちらに転んでもおかしい話ではないですし、「本当は武居とやりたい」「中谷とはどうせやれない」とか変な記事書かせない方がいいかと。
コメントありがとうございます。 (さうぽん)
2024-05-23 15:43:09
>海の猫さん

仰るような状況を色々考えるに、結局勝負は先送りと考えているのかもしれません。自分のところ主導でないとやりたくない、WBC空位決定戦狙い、或いは「待ち」...。
実質このジムの主導的立場にある選手の立ち回りを見ていれば、そういう想像もあり得ますね。まあ、遠からず答えは出るでしょうが。
記者への情報提供、漏洩、どちらかは不明ですが、お互いに察している部分があると見るのが普通でしょうね。ただ、それにしてはこの記事が比嘉を利するものではないのも事実で、この辺もよくわからんですね。

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